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金のなる木の剪定時期はいつ?切った枝を使った挿し木などの増やし方も解説

2023/6/15

金のなる木が大きく育ったときは、好みの形に剪定して問題ありません。ただし、剪定時は半分以下に切り落とさないよう注意することが大切です。

今回は金のなる木の剪定方法についてご紹介します。健やかな環境を維持するために本記事を参考にしながら剪定しましょう。

金のなる木の剪定時期

金のなる木Photo by CO 2さん@GreenSnap

金のなる木の剪定に適した時期は5〜10月です。ただし、梅雨時期に剪定すると切り口が腐る可能性があるため、7~8月は避けましょう

また、冬期間の剪定は金のなる木へのダメージが大きいことから、株を枯れさせないためにも5月あたりに済ませることをおすすめします。

もし、3~5年以上育てた金のなる木であれば、11~2月にかけて花を咲かせる場合があります。この花の新芽を切り落とさないよう、8月に剪定を済ませておくとよいでしょう。

金のなる木の剪定の仕方

正しい剪定方法をチェックし、ダメージを最小限に抑えられるようスピーディに済ませましょう。なお、剪定すると決めたときは、1週間程度水やりを控えることをおすすめします。

金のなる木の剪定の仕方は以下のとおりです。

1. 切れ味のよいカッターを用意し、気になる場所から切り落とす

2. 半分以下にならないよう、ボリュームに配慮する

3. 草丈の1/3は残すよう心がける

4. 切り口に出る水分や樹液をきれいにティッシュで拭き取る

5. 切り口が乾いたら癒合剤を塗る

金のなる木の剪定では、切る場所に指定はありません。好きなところをカットして問題ありませんが、草丈が1/3程度になるようボリュームに細心の注意を払いましょう。

金のなる木の剪定で失敗しないコツは「カットする量」

金のなる木を剪定するときに失敗しないコツは、切り落とす量に注意することです。金のなる木はほかの植物とちがい、どこを剪定しても差し支えのない植物です。

しかし、だからといって一度にたくさんの枝を切り落とすと、剪定のダメージによって枯れる恐れがあります。また、葉や枝が少なくなったために水を蒸発しにくく、根腐れする場合もあります。

全体のバランスや状態を細かくチェックし、混雑する枝や光合成の妨げになる葉があれば、切りたいポイントのやや上から切るとよいでしょう。

切りたいポイントのやや上を切ることで、万が一腐っても幹に到達する可能性を最小限に食い止めることができます。剪定する場所は決まっていないものの、幹に近い部分を切ったり、一度に多量の枝を切ったりするのは控えてください。

剪定した枝を使って、金のなる木を挿し木や葉挿しで増やそう

金のなる木Photo by たまさん@GreenSnap

挿し木による増やし方

金のなる木を挿し木するには、5~10月の成長期をめどに行います。挿し木に使う枝は葉がついた状態のもの、長さにして5~20cmほどのものを用意してください。

枝の切り口が濡れていたり、樹液があふれ出ていたりすると、腐敗が進み枯れる恐れがあります。剪定後の枝を挿し木にするときは、必ず日陰で数日乾かしたものを使用してください。

また、挿し木用の枝の下部にいくつか葉がついているときは、上の葉のみが残るよう取り除きましょう。切り口が乾いたら、観葉植物用培養土を入れた鉢にやさしく挿してください。

水を与えずに1ヵ月ほど様子を見て、根が出たようであれば好みの鉢に植え替えてたっぷりの水を与えましょう。

葉挿しによる増やし方

金のなる木の葉挿しに適した時期も、5~10月の成長期です。葉挿しの場合は、大きめの葉を根元から摘み取り、日陰で切り口を2〜3日ほど乾燥させておきます。しっかり乾燥したら、葉の切り口を土に挿して、1ヶ月ほど水を与えずに様子を見ます。手順はほとんど挿し木と同じです。

金のなる木の剪定方法についてよくある質問

金のなる木を剪定後、切り口はどうしたらいい?

金のなる木を剪定すると、切り口から樹液や水分があふれます。この水分を放置すると切り口部分に雑菌が侵入し、枯れる場合があります。

剪定後は、切り口の様子をこまめにチェックし、水分があふれるようであれば数回ティッシュで拭き取りましょう。数回ティッシュで拭き取り、水気がなくなったら、癒合剤を塗り、乾かしてください。

もし癒合剤がないまま剪定してしまったときは、木工用ボンドやアルミホイルでも癒合剤の代用が可能です。ただし、この方法はあくまで応急処置であり殺菌効果はないので、必ず癒合剤で切り口を保護するよう心がけましょう。

金のなる木の剪定時期は冬でも大丈夫?

金のなる木の剪定は、5~10月です。この時期は金のなる木にとって成長期にあたり、剪定によるダメージを最小限に抑えられます。

この時期以外(とくに冬期)に剪定すると大きなダメージを与えます。大きなダメージを受けた金のなる木は、新芽をつけなくなるほか、枯れてしまう恐れがあります。

春先や冬などに樹形や葉の様子が気になったとしても、翌年の5~10月を待ってから剪定するよう留意しましょう。

金のなる木がひょろひょろになる原因は?徒長した茎は剪定して大丈夫?

金のなる木は、日光不足や水やりのしすぎ、肥料が多すぎるなどといったさまざまな原因から、茎がひょろひょろになることがあります。

ひょろひょろな樹形が気になるときは、成長期である5~10月の間に剪定するとよいでしょう。いくつか枝数がある場合は、挿し木に使って改めて育て直してもよいでしょう。

金のなる木を剪定して樹形を整え、挿し木をしよう!

今回は金のなる木の剪定方法についてご紹介しました。金のなる木の剪定方法は、ほかの植物とちがいどこから切っても問題はありません。樹形をチェックし、気になる部分があれば切り落とすとよいでしょう。ただし、樹形にこだわりすぎるあまり、切りすぎには注意してください。

剪定後は、水分や樹液をきれいにふきとり、乾燥したタイミングで癒合剤を塗って経過を見ましょう。

GreenSnapオリジナル 剪定バサミ

なお、GreenSnapでは、オフィシャルアンバサダーの三上真史さんと共同開発した剪定バサミ「ガーデンジャー」を販売しています。軽い切れ味ときれいな切り口が一番の特徴ですが、ハサミ自体もとても軽量でサビに強いという利点も◎。約直径8mmまで使用できるので、金のなる木であればそれ以下の小枝なら問題なく切り落とすことができます。ぜひこの機会にご検討ください!