【ドクダミの花言葉】怖い意味もある?名前の由来は?
2023/12/27
ドクダミは、日が届かない日陰にひっそりと咲くハート型の葉を持つ白い花です。日本では民家の庭の片隅や、道端、空き地などのじめじめした場所で生い茂ることから、身近でよく見られる薬草の一つとして知られています。
強い匂いを持つドクダミは、どのような花言葉を持つのでしょうか。今回は、ドクダミの花言葉についてご紹介します。
ドクダミの花言葉とは?怖い意味がある?
Photo by ニオさん@GreenSnap
ドクダミの花言葉は、「白い追憶」「野生」「自己犠牲」です。
「白い追憶」という花言葉は、古くからドクダミが薬草として擦り傷の手当てに使われたことから、清らかな思い出を思い起こさせることに由来したとされています。
「野生」という花言葉には、日が届かない場所でも力強く繁殖するその生命力の強さに由来したとされています。
「自己犠牲」という花言葉は、一見怖いように思いますが、ドクダミが古くから身を挺して解毒してくれる薬草として使われたことが由来しているそうです。
また、ドクダミには、一重咲きの品種と八重咲きの品種がありますが、どちらも同じ花言葉を持っています。
ドクダミはどんな花?
ドクダミは、日本や東アジアを原産とするドクダミ科ドクダミ属の植物です。ドクダミという名前は、独特の強い香りを持つ薬草であり、毒を抑えるという意味の「毒矯め(ドクダメ)」が転じて「ドクダミ」になったという説があるほど、古くから薬草として使われてきた植物です。
「十薬」とも呼ばれ、十の毒を解毒するほどさまざまな病気や怪我に用いられてきました。ドクダミの強烈な匂いの成分は「デカノイルアセトアルデヒド」と呼ばれる精油成分のひとつです。とても強い殺菌効果を持っており、擦り傷などの傷の手当てをはじめとして、葉を煎じて高血圧や動脈硬化を抑制する薬草としても用いられてきました。
ドクダミの花の時期は?
ドクダミは、ジメジメとした梅雨の時期に、日の当たらない日陰の場所を一面覆い尽くすように白い花を咲かせます。ドクダミは、非常に強力な繁殖能力を持ち、草全体からは特有の悪臭が放たれます。このため、観賞用としてはあまり好まれない植物とされています。
ドクダミの種類と品種
いくつかの種類が存在する中、代表的なものには八重咲きの「ヤエドクダミ」や、斑入りの葉を持つ「ゴシキドクダミ」があります。これらの品種は観賞用途で栽培され、個々に特有の特徴を持っています。
ドクダミの花言葉を楽しもう!
繁殖力が強く、日本では身近な場所でよく見られる薬草であるドクダミの花言葉は、古くから薬草として重宝されてきたことがわかる由来がありました。匂いが強く、放っておくとあたり一面を覆い尽くすほど生い茂ってしまいますが、ドクダミ茶や天ぷらとしても楽しめる植物です。
身近にあるドクダミと花言葉をぜひ楽しんでみてくださいね。