シクラメンがしおれる原因は?復活させる方法をご紹介!
2023/11/8
シクラメンは、赤やピンク、白などさまざまな花色と咲き方で冬のガーデニングを彩ってくれる人気の花ですが、「購入してしばらくしたら、元気がなくなってしおれてしまった」なんて経験がある方も多いのではないでしょうか?
今回はシクラメンがしおれる原因と、しおれてしまったときに復活させる方法をご紹介します。
シクラメンがしおれる原因は?
Photo by K Kenさん@GreenSnap
暑すぎる
シクラメンの生育に最適な気温は10〜15℃で、高くても20℃までとされており、気温が20℃以上になると葉が黄色くなったり、しおれて倒れてしまいます。暖房の入っている部屋や、直射日光の当たる窓辺では、シクラメンにとって暖かすぎる場合があるので注意しましょう。
寒すぎる
シクラメンは涼しいところが好きですが、0℃以下の環境では耐えきれずしおれてしまいます。霜の降る時期には、霜に当たらないように軒下や室内で管理するようにしましょう。
水不足
冬は植物の水やりを控えることが一般的ですが、シクラメンは冬にも生育する植物なので土が乾いたらしっかり水をやります。水やりを忘れて水切れを起こしてしまうと、茎も葉もしおれて倒れてしまいます。
水のやりすぎ
シクラメンは多湿の環境が苦手です。水をやりすぎた状態で日当たりの悪い場所に置くと、茎や葉がしおれてしまい、カビや根腐れの原因になります。根腐れを起こしている場合は、復活させることは難しいでしょう。
しおれたシクラメンの復活方法!
暑すぎた/寒すぎた場合
シクラメンの適した気温や日当たりの環境に移動させて様子をみましょう。強風や強い雨に当たったりしてもしおれることがあるので、軒下や玄関で育てるのが無難です。
水切れや直射日光に当たりすぎた場合
シクラメンが水切れや直射日光に当たりすぎてしおれた場合は、以下の手順を行ってみてください。
- シクラメンの花の茎を束ねて、紐で傷つけないように優しく固定する。
- 水を溜められるよう、大きな受け皿に鉢を置く。園芸用のものがなければ洗面器やバケツでもよい。
- 花茎の根元から20℃ほど温水でたっぷり水やりをする。溢れた水は受け皿に溜めておく。
- 日の当たらない冷暗所で数時間放置する。
- 数時間放置したのち、茎を固定している紐をほどく。
これで立ち上がらない花茎は枯れてしまっているので、その花は付け根から手で摘みとってください。また、この方法で解消されなければ、根腐れを起こしているなど、ほかの原因が考えられます。
水をやりすぎた場合
水をやりすぎてシクラメンがしおれてしまったと思ったら、花がらや変色や落ちた葉を取りのぞき、通気性をよくして、直射日光を避けた明るい日陰に置いてしばらく様子を見てみます。
もし球根を触ってみてブヨブヨに柔らかくなっている場合は、根腐れを起こしています。この場合は復活が難しいでしょう。
シクラメンを次のシーズンも楽しむために
Photo by お花が大好きさん@GreenSnap
シクラメンは、基本的に直射日光の当たらない明るい日陰に置きます。窓辺に置く場合はレースカーテン越しに日光浴させるとよいです。また気温が一年を通して変化の少ない場所におくことでシクラメンを長持ちさせることができるでしょう。
水やりは、頻度が少なすぎても多過ぎても枯れてしまうので、鉢の重さを目安にすることで最適の水やりの頻度を保つことができます。適切な置き場所で水やりのタイミングもうまくできれば4〜5月頃まで花を楽しむことができます。
4〜5月までシクラメンの花を楽しんだら、夏の間は球根を休眠させるために屋外の日陰に移動させて断水します。9月ごろから水やりを再開し、よく日光に当ててあげることで発芽するでしょう。
シクラメンのいい個体を見極めよう!
シクラメンのお手入れは少し繊細ですが、それだけ育てがいもあります。もしシクラメンがしおれてしまっても、原因からそれぞれ適切な対応をすれば復活するかもしれないので諦めずに試してみましょう。
またシクラメンは葉の数だけ花が咲くといわれています。苗を購入する際は、葉にハリがあって生育がよく、バランスのよい株を選ぶとよいでしょう。