シクラメンの種の取り方!取るタイミングと種まきの仕方を徹底解説
2024/7/3
シクラメンの美しい花を楽しんだら、次は種取りに挑戦してみませんか?自分で育てたシクラメンから種を取れば、翌年新しい株を育てられますよ。
本記事では、シクラメンの種取りの方法や時期、注意点などを詳しくご紹介します。初心者の方でも簡単に取り組める内容ですので、ぜひ最後までお読みください。
シクラメンは種まきから育てることもできる?
Photo by セントポーリア★418さん@GreenSnap
シクラメンは鉢植えのものが多いですが、実は種から育てられます。シクラメンの種まきは5〜6月、または9〜11月頃が適期です。適度に間隔を空けて種をまきますが、寒すぎたり20℃以上だと発芽しません。そのため、種まきは室内で行い育てるとよいでしょう。
種を採取する場合は、花が終わってから種が完全に熟すまでそのままにしておいてくださいね。シクラメンの種を採取したら乾燥させて、冷暗所に保管しておきましょう。
シクラメンの種とりの時期はいつ?
シクラメンの種取りの時期は、花が咲き終わってから約1〜2ヶ月後です。通常、シクラメンは秋から冬にかけて開花するため、種取りの時期は春頃になります。花が枯れた後、茎の先端に丸いサヤができ、それが茶色く乾燥して割れ始めたら種取りの時期です。
シクラメンの種取りで準備するもの
- 清潔な小皿やトレイ
- ピンセット
- 小さな紙袋や封筒
- ラベル(種の情報を記録するため)
- シリカゲル(種の保存用)
シクラメンの種とりの方法
- サヤが茶色く乾燥し始めたら、慎重に摘み取ります。
- 摘み取ったサヤを小皿やトレイの上で軽く押しつぶし、中の種を取り出します。
- ピンセットを使って、種子を丁寧に拾い集めます。
- 集めた種子は、小さな紙袋や封筒に入れます。
- ラベルに種の情報(品種名、採取日など)を記入し、袋に貼り付けます。
種の保管方法
シクラメンの種子は適切に保管することで、長期間保存することができます。保管の際は、以下の点に注意しましょう。まず、種子を完全に乾燥させることが大切です。湿気は種子の腐敗や発芽力の低下を招くので注意しましょう。
乾燥させた種子は、紙袋や封筒に入れ、さらにそれを密閉容器に入れます。容器にシリカゲルを同封すると、湿気を防ぐことができます。保管場所は、直射日光を避け、涼しく乾燥した場所を選びましょう。冷蔵庫での保管も効果的ですが、結露に注意が必要です。
また、野菜室では保管しないように注意しましょう。
シクラメンの種取りで注意すること
シクラメンの種取りには、いくつか注意点があります。まず、サヤが完全に乾燥すると割れて種が散ってしまうので、完全に乾かないうちに採取するのが大切です。種子はとても小さいので、風のある場所で作業するのは避けましょう。
さらに、健康な種子だけ選別することも大切です。良い種子は丸みを帯びており、色も均一です。扁平や変色した種子は発芽率が低いので取り除きましょう。最後に、交雑を避けたい場合は、異なる品種のシクラメンを近くで育てないようにしてください。
シクラメンの種をとって来年も育ててみよう!
シクラメンは種取りをして、大切に保管することで、翌年また美しいシクラメンを育てる喜びを味わえます。初めは少し難しく感じるかもしれませんが、コツをつかめば簡単ですよ。ぜひ挑戦して、シクラメン栽培の新たな楽しみを見つけてくださいね。