シクラメンの花が終わったらどうする?種をつけてはいけないワケ
2023/11/10
冬を代表する花であるシクラメンは、八重咲きやロココ咲きなど品種の豊富さも魅力の球根植物です。そんなシクラメンは、春になり花が終わったあともうまく育てることで、翌シーズンも楽しむことができます。
今回はシクラメンの花が終わったあとのお手入れ方法をご紹介します。
シクラメンの花はいつ終わる?
Photo by *chico*さん@GreenSnap
シクラメンは、10〜3月頃の秋〜春にかけて花を咲かせ、夏には休眠するという性質があります。そして4〜5月頃には花が咲かなくなって、花期が終わります。
花が枯れ始めて、新しいつぼみができなくなれば、シクラメンの花が終わったと判断していいでしょう。翌シーズンもシクラメンの花をたくさん楽しむためには、まずはこの花が終わったあとのお手入れが大切です。
シクラメンの花が終わったら
シクラメンの花が終わったら、種をつける前に花がらを摘みとりましょう。シーズン中と同様に、花が傷んだり枯れたあとそのまま放っておくと種をつけ、余分な栄養を使ってしまうほか、傷んだ部分から細菌が入り病気にかかる原因にもなります。
また、この頃に球根をさわって硬さを確認してください。柔らかくブヨブヨとしていると、細菌が入って球根がダメになってしまっている可能性が高いです。翌シーズンの花はあまり期待できないでしょう。
花がら摘みのポイント
シクラメンの花が終わったら、種ができる前になるべく早く花がら摘みをします。また、一緒に枯れた葉も摘み取りましょう。シクラメンの花がら摘みは、花茎を手でつまみ、ひねるようにして取り除きます。
ハサミで切ってしまうと断面から雑菌が入りやすくなってしまうので、必ず手で摘み取るようにしてください。
シーズン後のシクラメンの管理
Photo by みっふぃーさん@GreenSnap
シクラメンの花がらと枯れた葉を摘み終わったら、夏越しの準備に入りましょう。夏越しの方法には、「休眠法(ドライタイプ)」と「非休眠法(ウェットタイプ)」の2つあります。
休眠法(ドライタイプ)では、徐々に水やりを減らしていき、梅雨時期までには完全に土が乾くようにします。
非休眠法(ウェットタイプ)では、鉢を日陰や半日陰へ移動させて、水やりを継続していきます。そして7月頃にはそれぞれの夏越しの方法でお手入れをしてください。
翌シーズンもシクラメンの花を咲かせよう
冬のガーデンを華やかにしてくれ、寄せ植えの主役としても人気のシクラメンは、こまめにお手入れしてあげることで何年も同じ株で花を楽しむことができます。
花が終わったからといって捨ててしまわずに、お手入れを続けて翌シーズンもたくさんの花を楽しんであげてくださいね。