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きゅうりが「うどんこ病」にかかったときの治し方!葉は取ったほうがいい?

2024/2/14

きゅうりが「うどんこ病」にかかったときの治し方!葉は取ったほうがいい? うどんこ病とはきゅうりがかかりやすい病気の代表例とも言える病気です。とはいえ、うどんこ病にかかったらといって必ずしも枯れてしまうわけではありません。

この記事では、きゅうりがうどんこ病にかかったときにやるべき治療方法や、かかる前にできる予防方法などをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

きゅうりに発生しやすい「うどんこ病」とは?

きゅうり うどんこ病

Photo by 銀河の雫さん@GreenSnap

きゅうりがうどんこ病にかかると、葉全体にまるで小麦粉を振りかけたような白い粉(菌糸と胞子)を帯びた症状が出ます。

うどんこ病にかかったきゅうりは、最終的には白→灰色→黒色と変色していき、光合成ができなくなって枯れてしまうので、もしうどんこ病と思わしき症状をみつけたら、早急に対応しましょう。

きゅうりがうどんこ病になる原因やかかりやす時期

うどんこ病は湿度が高く、気温が比較的低い環境で発生しやすい病気です。とくに、昼夜の温度差が大きい春から初夏にかけての時期や、風通しが悪く密集した環境で育てると、うどんこ病が広がりやすくなります。

うどんこ病にかかったきゅうりの治療方法

まずは葉を取る

うどんこ病に感染した葉は、他の健康な葉への感染源となるため、早期に取り除きましょう。病気になってしまった部分は元に戻ることはありません。

ただし、葉を取りすぎると植物の成長に影響を与えるため、うどんこ病にかかった初期のころであれば、症状がでている葉全て。株全体に広まっている場合は、できるだけ症状が軽い葉を半数ほど残してください。

殺菌スプレーをする

ある程度葉を取ったら、うどんこ病の拡散を防ぐために殺菌スプレーを散布しましょう。 市販の殺菌スプレーを買うときは、必ず以下のことは確認しておきましょう。

  • 対象植物にきゅうりや野菜が入っているか
  • 有効対象の病気にうどんこ病が入っているか

また、ほとんどの野菜用の殺菌スプレーは、散布回数の上限が決まっています。必ず製品表示を確認して、用法容量を守って使いましょう。

きゅうりがうどんこ病にかかる前にできる予防はある?

できればきゅうりがうどんこ病にかかるまでに予防したいものですよね。ここでは風通しをよくする以外にできる、うどんこ病予防スプレーの作り方についてご紹介します。 家庭菜園でのきゅうり栽培なら気軽に試せるので、ぜひ参考にしてみてください。

にんにくスプレー

にんにくには強力な抗菌・抗真菌作用があり、うどんこ病の予防に効果的です。2週間に1回の頻度で使用するのがおすすめです。

  1. にんにく数片を細かく刻み、水500mlに浸します。
  2. 24時間放置した後、液体をこしてスプレーボトルに移します。
  3. 植物の葉の表面に均等にスプレーします。

    重曹スプレー

    重曹(ベーキングソーダ)は、軽度の真菌感染症の予防に有効で、うどんこ病にも効果があります。1週間に1回の使用がおすすめです。

    1. 水1ℓに対して重曹小さじ1を溶かします。
    2. さらに液体石鹸少量を加えて混ぜ合わせ、スプレーボトルに入れます。
    3. きゅうりの葉全体にスプレーし、葉の裏側にも行き渡るようにします。

      牛乳スプレー

      牛乳には、うどんこ病の真菌に対する抑制効果が報告されています。とくに湿度が高くなりがちな時期に予防として週に1〜2回スプレーするのがおすすめです。

      1. 水と牛乳を1:9の割合で混ぜ合わせます。
      2. この混合液をスプレーボトルに入れ、植物の葉に均一に散布します。

        きゅうりのうどんこ病についてよくある質問

        うどんこ病にかかったきゅうりは人体に影響がある?

        うどんこ病にかかったきゅうりを食べても、人体に害はありません。ただし、病気によってきゅうりの成長が悪くなり、収穫量が減少する可能性があるので予防や早めの治療を心がけましょう。

        うどんこ病に似た病気はある?見分け方は?

        • 「べと病」:
          • 症状:葉に油性の斑点が現れ、やがて黄色く枯れていきます。
          • 見分け方:葉の裏側にも白いカビのようなものが見られることが特徴です。
          • 原因:高湿度と温暖な気候が原因で、とくに土壌や水を介して感染します。
        • 「褐斑病」:
          • 症状:葉に小さな褐色の斑点が現れ、徐々に大きくなり枯れていきます。
          • 見分け方:斑点の中心がやがて灰色に変わり、小さな黒い点(胞子)が見えるようになります。
          • 原因:過湿な環境や水やりのしすぎが原因で、土壌から感染することが多いです。

        きゅうりのうどんこ病対策をして収穫を目指そう!

        家庭菜園できゅうりを育てているとと、どうしてもスペースが限られるために風通しが悪くなったり、気温の変化でうどんこ病にはかかってしまうものです。早めに対処すれば復活することもできるので、諦めずに育ててみてくださいね。