トウモロコシの種まき|種まきの時期やポットでの育て方は?
2024/6/28
トウモロコシは甘くて美味しい夏の野菜として多くの人に愛されている野菜です。家庭菜園で育てれば、新鮮なトウモロコシを楽しむことができます。
しかし、美味しいトウモロコシを育てるには、適切な時期に種をまくことが重要です。本記事では、トウモロコシの種まき時期や方法、注意点などを詳しく解説します。
トウモロコシの種まきの時期はいつ?

Photo by aliceさん@GreenSnap
トウモロコシの種まき時期は、地域や品種によって異なりますが、一般的には以下のようになります。
ただし、地域の気候やその年の天候によって適切な時期が変わることがあるので、育てる品種によって種まきの時期をしっかり確認してくださいね。
- 寒冷地:4月下旬〜5月
- 中間地:4月中旬〜5月中旬
- 暖地:3月下旬〜5月上旬
トウモロコシの種まきで準備するもの
- トウモロコシの種子
- プランター、育苗ポット(畑に直接種まきする場合は不要)
- 苦土石灰、堆肥
- じょうろ
- 支柱(必要に応じて)
種まきの手順
トウモロコシの種まきの手順は以下の通りです。トウモロコシは風で花粉を運ぶ「風媒花」なので、一本で植えるよりも複数の株を植えることで受粉の確率が上がり、実りが良くなります。
畑に直接種まきをする場合は、種まきの2週間前から準備しましょう。まずは苦土石灰で土壌を中わし、種まきの1週間前には堆肥や腐葉土を混ぜ込みます。
- 畑、プランターに種まきする場合は、30cm間隔で深さ3〜5cmの穴を開ける
- 1つの穴に2〜3粒の種を入れる
- 種の上に1〜2cmの厚さで土をかける
- たっぷりと水やりをする
- 必要に応じてマルチシートを敷く
- 発芽するまでは、鳥害を避けるために、寒冷紗などで覆う
発芽日数はどのくらい?
トウモロコシの発芽日数は、気温や土壌の状態によって変わりますが、一般的に以下のようになります。
- 気温20〜25℃の場合:約5〜7日
- 気温15〜20℃の場合:約7〜10日
- 気温10〜15℃の場合:約10〜14日
発芽を促すためには、種まき後の土壌を適度に湿った状態に保つことが重要です。また、低温時には不織布などで覆い、地温を保つ工夫も効果的です。発芽後は、日光をしっかりと当てて健康な苗に育てましょう。トウモロコシは寒さに弱いので、霜の心配がある場合は、種まきを遅らせるか、保温対策を行うことが大切です。
種まき後の管理は?
トウモロコシの種まき後の管理は、以下のポイントに注意しましょう。
- 水やり:土が乾燥しないよう、定期的に水やりを行う。特に発芽前後と、雄穂、雌穂が出る時期は水を枯らさないように。
- 間引き:本葉が2〜3枚になったら、1箇所に1本だけ残すように間引きを行う。
- 追肥:草丈が30cm程度になったら、株元から15cm程度離れた場所に追肥を行う。
- 土寄せ:草丈が50cm程度になったら、株元に土を寄せて支柱の役割を果たす。
- 支柱立て:必要に応じて、風で倒れないように支柱を立てる。
トウモロコシを種まきから育ててみよう!
家庭菜園では、適切な時期に種をまき、丁寧に管理することで、甘くて新鮮なトウモロコシを楽しむことができます。初心者の方もぜひチャレンジしてみてください。自家製のトウモロコシは、市販のものとは比べものにならない美味しさです。