とうもろこしの収穫時期|タイミングはひげでわかる?早すぎると?
2024/7/25
とうもろこしは収穫適期が短く、おいしく収穫できるのは3日しかないといわれています。収穫適期を逃してしまうと、とうもろこしの水分が多すぎたり少なすぎたりして肉質に影響を与えるため注意が必要です。
この記事ではとうもろこしの収穫時期の見分け方や、タイミングについて詳しく解説をしていきますので参考にしてください。
とうもろこしの収穫時期はいつ?

Photo by miyuさん@GreenSnap
一般的にとうもろこしの収穫時期は6~9月であり、雌穂の錦糸が出てから20~25日ほどが収穫に適しています。タイミングを逃さないためにも、綿糸が出た日をメモしておくとよいでしょう。
とうもろこしの収穫のタイミングは「ひげ」を目安にする?
株数が多い場合では綿糸が出た日にばらつきがあるため、日数を把握できないこともあります。その場合は実の先端にある綿糸(ひげ)を目安にすることがポイント。
綿状のひげが茶色く変化し、外からさわって実がぎっしり詰まっているようであれば収穫するタイミングです。さわってもわからない場合は、外皮を少し剥いて先端まで実が膨らんでいるか確認してみましょう。まだ早いのであれば剥いた皮を戻しておいてください。
とうもろこしの収穫方法
収穫するときは、早朝の涼しい時間帯がおすすめです。とうもろこしは気温が下がる夜に糖度が高まるため、早朝に収穫すると1番甘いです。
収穫方法はとうもろこしの根元をきつくおさえて、手前に下げるように引っ張ってもぎとります。実の付け根を切る方法でも大丈夫です。
とうもろこしの収穫のタイミングが早すぎるとどうなる?
早めに収穫をしてしまってもそのまま食べることはできますが、糖分が十分に上がっていない状態です。実のしまりも悪くなり、やわらかいとうもろこしになってしまいます。白っぽくて水分が多いとうもろこしは、収穫が早い証拠なので覚えておきましょう。
とうもろこしの収穫についてよくある質問

Photo by みなさん@GreenSnap
とうもろこしは種まきから何日で収穫できますか?
とうもろこしは種まきをしてから、およそ90日後に収穫ができます。一般的に種まきは3月下旬〜5月上旬頃で、苗植えは4月下旬〜5月下旬頃が時期です。
気候別の目安として、寒冷地であれば5月下旬頃、中間地は5月上旬頃、暖地なら4月中旬頃に行います。
種まきの時期をずらすことで夏と秋の2度楽しむこともできるので、長いあいだ収穫することができます。育てる地域によって栽培時期が異なるため、種や苗を購入するときは栽培時期を確認するようにしましょう。
とうもろこし1株の収穫量はどれくらい?
とうもろこし1株には2~3本の雌穂ができますが、収穫するのは1番上にできた大きな雌穂1本にします。下にある雌穂は摘果することで、実入りのいい良質なとうもろこしが育ちます。また、下にある雌穂を小さいうちに摘果したものは、ヤングコーンとして食べられます。
とうもろこしの収穫後の保存方法は?
とうもろこしは収穫した瞬間から鮮度が落ちていくため、おいしさをキープしたいなら保存方法に気をつけましょう。
常温保存は傷みやすくなるので、そのまま保存するときは冷蔵庫に入れてください。皮つきのとうもろこしをキッチンタオルや新聞紙で1本づつ包み、ひげ部分を上にして立てて保存するようにしましょう。
すぐに食べない場合は、下処理をして冷蔵保存をしたほうがおいしく食べられます。鍋で茹でてもいいですが、電子レンジで調理すると手軽にできるのでおすすめです。
茹でたとうもろこしは粗熱が取れてから、水分を拭き取ってラップに包みましょう。ジッパー付きの保存袋に入れて、しっかりと空気を抜いて冷蔵庫で保管をして2~3日以内に食べきります。数日以内に食べないのであれば、冷凍庫に入れると1ヶ月ほど保存ができます。
とうもろこしの収穫時期は早すぎないよう注意!
とうもろこしの収穫時期の見分け方やタイミングについて解説しました。とうもろこしは収穫適期が短い野菜であり、1年間のうちに4ヶ月ほどしか旬の時期がありません。
みずみずしくて甘いとうもろこしは大人だけでなく、子供からも人気の高い野菜のひとつです。糖質が多いだけでなく、タンパク質、カリウム、亜鉛、鉄分などの栄養素がたっぷり入っているので、旬の時期にたくさん食べたいものですね。
この記事を参考にとうもろこしの収穫時期を見極めて、おいしいタイミングを逃さないようにしましょう。