コーヒーの木の植え替え時期はいつ?しおれる失敗を防ぐコツは?
2023/11/10
コーヒーの木は生育がとても旺盛なので、鉢植えにしている木はすぐに根詰まりを起こしてしまいます。根詰まりを起こすと葉が茶色く枯れてくるので定期的に植え替えを行いましょう。
今回は、コーヒーの木の植え替えについてご紹介します。
コーヒーの木の植え替え時期
Photo by tamさん@GreenSnap
コーヒーの木の植え替え時期は、5~7月頃です。これまで植えていた鉢よりひとまわり大きな鉢に植え替えましょう。植え替えの際は、根の周りの土を落として根を十分にほぐしながら植え替えると、植え替え後も新しい根が育ちやすくなります。
コーヒーの木は生長が盛んなので、生長が早ければ毎年、少なくても2年に1回は植え替えを行うようにしましょう。また環境がそろうとどんどんと大きくなり、すぐに鉢の中に根がまわり詰まってしまいます。根詰まりを起こすと緑の葉の先が茶色く枯れてきますので、似た現象が起こり始めたら季節を問わず植え替えをして鉢を大きくしましょう。
コーヒーの木の植え替え方法
- 現在栽培している鉢より、ひと回り大きな鉢を用意し、鉢の7〜8分目まで土をいれます。
- 底部分の土を落とし、枯れた根を切ります。
- 鉢と株の隙間を埋めるように土をいれる。
- 鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをする
- 直射日光を避け、明るい場所において管理する
コーヒーの木は、水はけがよく腐植質な土壌を好みます。市販の土を活用する場合は、観葉植物用の土を使ってください。単用土を配合して土をつくる場合は、「硬めの鹿沼土2:バーミキュライト5:腐葉土3」または「赤玉土6:ピートモス2:バーミキュライト2」の割合で混ぜ合わせます。
コーヒーの木を植え替えたあとの管理方法
植え替え後のコーヒーの木の管理は、直射日光に当てず、水やりの頻度などに気を付けて、管理しましょう。
日当たりについて
コーヒーの木は直射日光を当ててしまうと、葉焼けを起こしてしまうので、遮光ネットなどを用いながら、屋外では30〜50%遮光するようにしましょう。とくに夏場は、午前中に日が当たり、午後はだんだん日が陰るような場所が適しています。
適正気温は20℃前後で、最低でも10℃以上になる場所に置いてください。コーヒーの木は耐陰性があるので屋内でも問題ありません。
水やりについて
水やりは、土の表面が乾いたことを確認してからおこないます。毎日水やりをする必要はありませんが、夏の場合は週に2〜3回程度、冬場は週に1回程度を目安に水やりをおこないます。
肥料について
コーヒーの木を元気に育てるためには、適切なタイミングで肥料を与えて育てることが重要です。コーヒーの木の生育期は4~10月頃で、この頃に肥料を与えることで木が健全に育ちます。真夏や真冬は根腐れや肥料焼けなどのトラブルを起こしやすいので施肥は控えましょう。
植え替え後は1か月経って肥料を与え始めます。また、植え替え直後は、コーヒーの木の根が弱っているので、通常より薄く希釈した活力剤を与えることで、根の張りがよくなります。
コーヒーの木の植え替えで失敗しないコツ
コーヒーの木の植え替えで失敗しないコツがいくつかあります。植え替え時期や土の入れ替え方、植え替え後の水のやり方などがポイントです。
適切な時期を必ず守る
植え替えによくある失敗として9月〜10月といった遅い時期に行うことが挙げられます。植え替え時期を誤ると、コーヒーの木に強いストレスが加わり、木を弱らせてしまうこともあります。初めて育てる方は、必ず5月~8月の間に植え替えをおこないましょう。
鉢中の土を強く硬め過ぎない
コーヒーの木の植え替え時に土を強く硬め過ぎないようにしましょう。初めての植え替えではコーヒーの木を鉢に固定するために、力いっぱい固めてしがいがちですが、やりすぎは根に負担がかかってしまいます。鉢に土を入れる際は、ふんわりと自然な感じで押さえるようにしましょう。
植え替え後は水を多めに与える
植え替え直後にコーヒーの木がしおれる場合は、普段の水やりよりも水を多めに与えましょう。植え替え後のコーヒーの木は水を吸収しにくくなり、しおれやすくなっています。コーヒーの木の場合は、水やりもそうですが、発根促進効果のある活力剤も与えておくと安心です。
コーヒーの木の植え替えは時期を守ろう!
コーヒーの木の植え替えは、定期的に行う手入れの一つです。植え替えを失敗しないためにも植え替え時期を守り、植え替え後の管理(水やりや日当たり)などにも注意しながら作業を行いましょう。