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人気のクレマチスの種類一覧|初心者には四季咲き品種がおすすめ?

2023/2/15

クレマチスは、木立ち性または半つる性の植物で、花は初夏から初秋に今年伸びたつるに色鮮やかで色とりどりの花を咲かせる人気の草花です。

四季性があり、鉢植え、庭植え、切り花としても楽しめます。とても多くの品種がありますが、太根性や細根性のモンタナ系などは初心者にも育てやすい系統や種類として知られていますよ。

この記事では、初心者でも育てやすいクレマチスの種類や、人気品種についてご紹介します。

クレマチスはどんな植物?

クレマチスPhoto by spring has comeさん@GreenSnap

クレマチスはキンポウゲ科クレマチス属の植物で、日本、ヨーロッパ、アジアなど北半球の広い地域を原産とされている、つる性の多年草です。

クレマチスの特徴の一つに鮮やかな花を咲かせることがあげられますが、花びらに見える部分はじつは「ガク」と呼ばれる部分で、花びらのない一風変わった花です。

クレマチスは別名「鉄線(てっせん)」という名前がついていますが、ツルが細いわりにとても丈夫で、大きな花を咲かせてもしっかりと支えることができるのです。

クレマチスにはどれくらいの種類・品種があるの?

クレマチスPhoto by yokoさん@GreenSnap

クレマチスの原種は300種類以上は存在しているといわれ、日本原産の品種も多く見られます。

クレマチスの花の形は、ガクが大きく開くもののほかに、チューリップのようにベル型に咲くものもあり人気です。花色は白、ピンク、紫などがあり、同じように濃い色から薄い色までありますよ。

クレマチスの種類・品種は咲き方もたくさんある!

また、開花時期も品種によって異なり、多くは初夏から晩秋にかけて咲きますが、中には秋から冬にかけて花をつける種類もあります。

開花のタイミングも四季咲き、一季咲きのものなど、種類によって異なるので、品種選びの際にはよく確認しておくといいでしょう。

人気のクレマチスの種類・品種一覧

クレマチス・モンタナ

クレマチス・モンタナPhoto by sさん@GreenSnap

クレマチス・モンタナ(モンタナ系)は中国~ヒマラヤの高山地帯が原産で、花付きがとてもいいので初心者でも育てやすいクレマチスです。花は淡いピンク色をしており、花の直径は約2~11cmほど。開花期間は約1か月ほど続きます。

早咲きで一季咲きの種類なので、同開花期で早咲きのモッコウバラなどと一緒にトレリスやフェンスなどに絡ませながら育てることも可能です。この種類はとくに香りがすばらしく、甘い香りに虜になる方も多いといわれています。

クレマチス・ペトリエイ

クレマチス・ペトリエイPhoto by かなさん@GreenSnap

クレマチス・ペトリエイはニュージーランド原産の常緑性品種(フォステリー系)のクレマチスです。花は直径3〜5cmほどと、小輪の花を咲かせる種類です。旧枝咲き咲きで、4〜5月頃になると、株を覆うようにびっしりと花を咲かせます。

花の咲き始めは白っぽいグリーンカラーで、徐々に黄色へと変わっていくのも魅力です。花からは甘い香りがし、草姿も小型で1.5〜2mほどまでしかツルが伸びないので、剪定もしやすいですよ。また、鉢植えや寄せ植えなどで育てるのにもおすすめの種類です。

クレマチス・プリンセスダイアナ

クレマチス・プリンセスダイアナPhoto by あずさん@GreenSnap

クレマチス・プリンセスダイアナはイギリス原産のクレマチスで、不慮の事故でこの世を去った故ダイアナ元英皇太子妃の名前に由来しています。

四季咲き品種(テキセンシス系)で、花姿はチューリップに似ており、濃く鮮やかなピンク色の花を咲かせます。また開花期間が長く、花付きがよく強健な種類です。高さは約250cmと高く成長し、1年を通して新枝を伸ばしながら、次々と花を咲かせていきます。

クレマチス・カートマニージョー

クレマチス・カートマニージョーPhoto by ピオニーさん@GreenSnap

クレマチス・カートマニージョーは、ニュージーランド原産の常緑性品種(フォステリー系)の一季咲きクレマチスです。花の直径は3~5cmで、白い花をたくさん咲かせるのが特徴です。最盛期になると100輪近く花をつけ、株を覆うほどにたわわに花を咲かせる姿は見ごたえがあります。

ハンギングバスケットなど鉢からつるを垂らして楽しむのもおすすめです。またこの種類は「雌雄異花」といって、雄しべと雌しべが受粉して種を作らないため、挿し木で増やすことができますよ。

クレマチス・白万重

クレマチス・白万重Photo by れいコナンさん@GreenSnap

クレマチス・白万重(しろまんえ)は、フロリダ系品種で、繊細なグラデーションが美しい八重咲きの花をつけるクレマチスです。四季咲きで開花期間が長いだけでなく、花持ちもよく、切り花にも向いています。花の咲き始めは薄い黄緑色で、徐々に白色へと変化していきます。

鉢植えでも育てられますが、枝を伸ばしながらその節々に花をつけるため、地植えにした場合には枝を誘引しながら、オベリスクやフェンスなどに絡ませながら育ててみましょう。

クレマチス・流星

クレマチス・流星は、インテグリフォルア系の半ツル性のクレマチスです。開花時期は5月~10月頃の四季咲きで、花持ち、花付きがよく、直径7~9cmの中輪の花が楽しめます。

花色は薄紫(淡い藤色)の花びらに、スプレーで吹きかけたような濃い紫色のグラデーション模様が入ります。日の当たり方によってはシルバーがかった色にも見える、珍しい色合いの種類です。

クレマチス・ロウグチ

クレマチス・ロウグチPhoto by ナルトさん@GreenSnap

クレマチス・ロウグチはインテグリフォリアとレティキュラータの交配種で、四季咲きタイプのクレマチスです。インテグリフォリア系の中で、国内外でとても人気があります。

花の直径は3~5cm。5~10月ごろの暖かい時期に、ツヤのある深い青紫色~紫褐色の美しい花を繰り返し咲かせます。耐寒性、耐暑性ともに強く、半ツル性で生育も旺盛なので、初心者でも扱いやすい品種です。

クレマチス・フロリダ

クレマチス・フロリダ(フロリダ系)は四季咲き性のクレマチスです。開花時期は5月~10月頃と、初夏から晩秋にかけて長く花を楽しめます。

花色は白、ピンク、紫など複数あり、5~10cmと大輪の花を咲かせます。花びらは水平に開き、華やかなさと迫力のある花姿が楽しめますよ。また草丈は2.5~3mと長く伸びるので、トレリスやオベリスクなど資材を用いて茎を絡めて固定するほか、バラなどの別の植物と絡めて育てるのもおすすめです。

クレマチス・ビチセラ

クレマチス・ビチセラ系は、南ヨーロッパからイタリア、アジア南西部原産のクレマチスです。別名イタリアンクレマチスとも呼ばれています。クレマチスの中でも比較的耐暑性があり、丈夫で育てやすい品種です。

花の直径は3~12cmほど、草丈は1〜2mほどにもなります。花は赤色・白・ピンク色・黄色・青色・茶色など色も豊富で、びっしりと花を咲かせるのが特徴です。またビチセラ系の種類は、新枝咲き、強剪定タイプのクレマチスです。

クレマチス・ピクシー

クレマチス・ピクシーPhoto by あーちゃんさん@GreenSnap

クレマチス・ピクシーは、ニュージーランドなどが原産のフォステリ系の種類で、旧枝咲き、常緑性のクレマチスです。

花はマーガレットの花にも少し似ているかわいらしい印象で、甘い香りも楽しめます。開花時期は3〜4月頃。咲き始めは黄緑色ですが、咲き進むとクリーム色に変わっていくので、花色の変化も楽しい魅力的な種類です。草丈は50cmぐらいまで成長します。

クレマチス・ アフロディーテ・エレガフミナ

クレマチス・アフロディーテ・エレガフミナは、日本で1993年に育種家の宇田川正健(氏によって作出された新枝咲きの品種で、中国・ヒマラヤの他、北半球の各地で栽培されています。

落葉性で多年草タイプ、インテグリフォリア系で初心者でも育てやすいです。花の直径6~9cmほどで、濃青紫の花びらが印象的です。気温が低く涼しいほど青みが強くなり、環境によって赤紫寄りの色合いになるなど花色が変化します。開花期は5~10月頃です。

クレマチス・ベルオブウォーキング

クレマチス・ベルオブウォーキングは「パテンス系」と呼ばれる系統の種類で、八重咲きの花姿が魅力的なクレマチスです。品種名の「ベル・オブ・ウォーキング」とはイングランド都市の名前に由来しています。

花の直径は10~15cmほど、薄紫色の花色と豪華な印象を与える八重咲きの花姿は繊細で上品な印象を与えます。花は四季咲きで、満開までに半月ほどかかる上、この系統品種は花びらが分厚く花もちが長いのも特徴です。ツル性で草丈は約150cm~350cmほどにも成長します。

初心者向けのクレマチスの種類!四季咲き品種がおすすめ?

初心者には、四季咲き・新旧枝咲きのクレマチスがおすすめです。「プリンセスダイアナ」は初心者からも人気のある品種となっています。

クレマチスの種類・品種はとにかくたくさん!

クレマチスは品種によっては鉢植えも可能ですし、長くツルを這わせるものは地植えにして、壁やフェンスなどにおおらかに誘引していくことで、花を多く咲かせ、美しい一面がお庭に広がります。GreenSnapSTOREでも多くの品種を取りそろえておりますので、ぜひご覧ください。