クリスマスローズの種類図鑑|原種や希少品種は?珍しい花色とは?
2023/3/13
クリスマスローズは可憐な花姿がなんとも魅力的な植物。冬のお庭をカラフルに彩る貴重な存在で、種類によって花色や花の形などもさまざまなことをご存じでしょうか?
今回はそんな可憐で美しいクリスマスローズの種類について、人気品種から希少種まで詳しくご紹介します。
クリスマスローズはどんな花?
クリスマスローズは、ヨーロッパや西アジアを中心に生息するキンポウゲ科の植物です。日本ではヘレボルス属の花をクリスマスローズと呼ぶことが多いですが、原産地では「ヘレボルス・ニゲル」をクリスマスローズと呼びます。
クリスマスローズの開花時期は種類によって異なり、12~4月頃に花を咲かせますよ。草丈は10~50cmと低めが特徴ですが、殺風景な冬のお庭を鮮やかに彩ってくれます。
暑さには弱いですが寒さは強く、寒い冬でも屋外で育てられます。ただし、鉢植えの場合は鉢中の土を凍らせないようにすることが大切です。
クリスマスローズにはどんな種類がある?
クリスマスローズの種類は22品種ほどあるとされ、種類によって雰囲気や特徴なども違います。クリスマスローズには有茎種と無茎種の2種類があり、有茎種は茎が立ち上がりながら葉を展開して、花を咲かせますよ。一方、無茎種は花がらと葉柄が根茎から、それぞれ直接出ていることが特徴です。
ここからは、クリスマスローズの種類の分け方について紹介します。クリスマスローズの特徴は種類によって大きく変わるので、お気に入りの種類を見つけてみてみましょう。
クリスマスローズの種類の分け方
花の色
ピンク系 |
白系 |
オーレア系(黄色) |
黒系 |
赤紫系 |
緑系 |
灰色系 |
アプリコット系(淡い黄赤色) |
バイカラー |
花の形
シングル(一重)咲き | 花びらが重ならずに咲く形 |
ダブル(八重)咲き | 花びらが幾重にも重なる咲き方 |
セミダブル(アネモネ)咲き | 一重の外側の花びらに花の中心がアネモネのように盛り上がる咲き方で、「半八重咲き」とも呼ばれる。 |
剣弁咲き | 花びらの先が尖っている咲き方 |
丸弁咲き | 花びらの先が丸い咲き方 |
平咲き | 花びらが平らに咲く形 |
カップ咲き | 外側の花びらがカーブしてティーカップを連想するような咲き方 |
小輪 | 直径2~3cm程度の小さな花 |
大輪 | 直径7cm以上の大きな花 |
アップライト | 花が上向きに咲く形 |
クリスマスローズの種類
クリスマスローズ・ニゲル(原種)
クリスマスローズ・ニゲルは、白色の花を横向きに咲かせる原種のクリスマスローズです。葉は肉厚で、可憐な花姿がなんとも美しいですね。クリスマスローズ・ニゲルを冬のお庭に植えれば、存在感を放ちます。
クリスマスローズ・オリエンタリス(原種)
クリスマスローズ・オリエンタリスは、ピンク色や赤褐色の花を咲かせる原種のクリスマスローズです。他の種類よりも遅く、2月下旬以降に花を咲かせますよ。
クリスマスローズ・ピンクフロスト
クリスマスローズ・ピンクフロストは、横向きや上向きに花が咲く種類のクリスマスローズです。6~8cmほどの大輪の花を咲かせるので、インパクトがありますよ。
クリスマス・ローズ クレオパトラ
Photo by 819sakuranboさん@GreenSnap
クリスマス・ローズ クレオパトラは、赤褐色で八重咲きのクリスマスローズです。シックな雰囲気なので、鉢植えなどにもぴったりですね。
クリスマスローズ・氷の薔薇
クリスマスローズ・氷の薔薇は、ワインレッドのような珍しい色の花を咲かせるクリスマスローズです。名前の通り氷や雪が降る環境でも咲き続け、ニゲル種×ガーデンハイブリッドを交配して誕生しました。
クリスマスローズ・リビダス(希少品種)
クリスマスローズ・リビダスは、希少品種のクリスマスローズです。スモークピンク色をした珍しい色の花と斑入りの葉が特徴で、カラーリーフとしても楽しめますよ。
クリスマスローズの種類はたくさん!お気に入りを見つけてみて
クリスマスローズは、横向きに咲かせる花姿がかわいらしいですね。花色や咲き方などは種類ごとに違い、大輪の花を咲かせるクリスマスローズはインパクトがあります。クリスマスローズは丈夫で育てやすく、初心者の方にはメリクロンなどの種類がおすすめです。
GreenSnapSTOREでは、今回ご紹介したクリスマスローズの他に、メジャーな種類や珍しい種類なども多く販売しています。
初心者の方でも安心できるような無料の育て方相談サービスも充実しているので、ぜひともお気に入りのクリスマスローズを見つけてみてくださいね。