クリスマスローズの剪定時期はいつ?葉切りで古い葉を全て切るの?
2023/12/26
俯きがちに美しい花を咲かせるクリスマスローズですが、美しい花を咲かせるためには、定期的なお手入れが必要です。お手入れを欠かさないことで、開花時期にはきれいに咲くクリスマスローズを楽しめますよ。
今回は、クリスマスローズの剪定(葉切り)のお手入れについて解説します。
クリスマスローズの剪定(葉切り)はなぜ必要?
Photo by るんるんさん@GreenSnap
クリスマスローズの葉切りは、「古葉取り」とも呼ばれる作業です。葉切りの目的は、クリスマスローズの古い葉を切り取ることで、新しい葉や花に十分な日光が当たるように調整し、花芽が立ち上がりやすくすることです。
葉切りをしなくても、古い葉は自然に枯れて落葉していきますが、害虫の温床になったり、湿気が溜まるなどの害があるため、お手入れは欠かさないようにしましょう。
クリスマスローズの葉切りは、花を咲かせる開花株の無茎種のみに必要です。ただし、無茎種のなかにも、秋になって寒くなると勝手に落葉する品種には必要ありません。また、茎を立ち上がらせて頂点に花を咲かせる有茎種には葉切りの作業は必要ありません。
クリスマスローズの剪定(葉切り)の時期はいつ?
クリスマスローズの剪定(葉切り)の時期は、花が咲く前の11〜12月頃です。
クリスマスローズは、名前の通りクリスマスの頃に花を咲かせる植物です。花が咲く前に葉切りの作業を行って、地面に太陽があたり、地温が上がって花芽が立ち上がりやすくしてやりましょう。
クリスマスローズの剪定(葉切り)方法!古い葉を全て切るの?
クリスマスローズの葉切りは、とても簡単です。
晴れた日に、古い葉を一部だけ切り落としていきます。古い葉をすべて切り取らないように注意してください。
地面からギリギリの部分で切ると雑菌が入るおそれがあるため、地面から5cmほど離れた部分で切り落としていきましょう。
クリスマスローズの花後の手入れと管理
花が終わったら花がらを摘む
クリスマスローズの花の期間は、大体1〜3月です。春にクリスマスローズの花が終わったら、花後のお手入れをしましょう。この一手間で、翌年の花つきが変わります。
花色が褐色してきたら、結実する前に花をとってしまいます。種をつくると株の体力を消耗してしまうので、早めに花をつんでしまうのがいいでしょう。花茎の根本から、3〜4cmくらいのところでカットすればOKです。
つんだ花は切り花としてお楽しみください。 このときも、雑菌が入らないように雨の日は避けて、晴れの日に行いましょう。
病気にならない環境をつくる
クリスマスローズの花後のお手入れが終わったら、病気予防のためにダニコールなどの殺菌剤を規定量に希釈して散布しましょう。 夏に近づき古い茎葉が枯れたら、きれいに取り除いてくださいね。
クリスマスローズの剪定(葉切り)は、古い葉を全て切るわけではない!
今回は、クリスマスローズの葉切りについてご紹介しました。開花までに長い年月がかかるクリスマスローズですから、できるだけ長く楽しみたいもの。翌年も花を咲かせるために、葉切りや花後の手入れは欠かさないようにしてくださいね。