伸びすぎたオリヅルランはどうすればいい?原因や対処方法、増やし方もご紹介!
2024/1/10
ふんわりと細長い葉っぱが広がる姿が魅力のオリヅルランですが、生命力繁殖力が強い分、放っておくとすぐに伸び放題になってしまいこともあります。この記事では伸びすぎたオリヅルランの対処方法や今後大きくしすぎないための管理方法などもご紹介するので参考にしてみてください。
オリヅルランが伸びすぎてしまう…その原因は?
Photo by ひめかさん@GreenSnap
オリヅルランが伸びすぎてしまうのは、ずばり生命力と繁殖力の高さが原因です。そもそもオリヅルランは品種によっては葉が30〜80cmに伸びていきますが、それ以外にも「ランナー」と呼ばれる匍匐茎を伸ばし、その先に子株をつけて繁殖していきます。
そのため、春に買って秋ごろにはぴょんぴょんとランナーが伸び放題になっていたり、鉢いっぱいに株が詰まっているなんてこともあります。
伸びすぎたオリヅルランの対処方法
伸びすぎたオリヅルランの対処法は2つあります。
①ランナーを切ってしまう(子株を増やす)
②葉を剪定する
どちらの方法も、オリヅルランの生育期である5〜9月の間に作業しましょう。
対処法①ランナーを切ってしまう
オリヅルランの株下から葉以外の細長い茎が伸びていたら、それがランナーです。ランナーを切るときは清潔なハサミを使い、できるだけ株の根本=ランナーの付け根から切るようして整理していきましょう。
ランナーはそのままでもいい?
ランナーはそのまま伸ばしっぱなしでもいいですが、オリヅルランはランナーの先に子株をつけることで繁殖していくので、どんどんと子株が増えて伸び放題になっていきます。花がついたり子株がたくさんつく見た目もかわいらしいので、ハンギングなどで楽しむのもおすすめです。
ただし、5号くらいのオリヅルランに対し10本以上のランナーがついている場合は、親株が弱ってしまうこともあるので、ランナーの本数に注意しましょう。
子株を使ったオリヅルランの増やし方
切り離したランナーの先に子株がある場合は、それを使ってオリヅルランを増やすこともできます。子株から伸びたランナーは根本で切り取り、子株からすでに根が出ている場合は3号ほどの鉢に植えましょう。
根が出ていない場合は、コップなどに水をいれ株下だけが水に浸かるようにしておけば、1週間ほどすると発根してきます。発根したら鉢に植え替えたり、そのまま水耕栽培としても楽しめますよ。
対処法②葉を剪定する
そもそもオリヅルランの葉が長く伸びてしまったという場合は、葉を剪定していきましょう。清潔なハサミを用意して好みの長さに切り揃えていきます。剪定するときは葉に対して垂直に切るのではなく、少し角度をつけて斜めになるように葉を切ったほうが目立ちません。
オリヅルランを大きくしたくない場合の管理方法
オリヅルランを大きくしたくない場合は、肥料を控えめにするのがおすすめです。オリヅルランはもともと生命力が強いのでほとんど肥料を必要としません。
通常であれば春から秋にかけて2ヶ月に1回緩効性肥料を与えますが、4月と9月だけ与えるようにする、もしくは1年間効果が続くタイプの肥料を4月に与えるだけにするなど、頻度を下げて育ててみましょう。
オリヅルランは伸びすぎに注意しながら育てよう!
オリヅルランは生命力や繁殖力が強く、放っておくと伸び放題になりがちですが、そこから増やしたり、伸び放題の株姿をいかしてハンギングで垂れ下げて飾るなどの楽しみ方もできるので、手入れをしながら楽しんでみてください。