白菜の種まき時期はいつ?ポットやセルトレイでの育苗期間や管理方法
2024/8/1
白菜は冬の鍋料理や漬物に欠かせない野菜です。家庭菜園で育てれば、新鮮で美味しい白菜を楽しむことができます。しかし、美味しい白菜を育てるには、適切な時期に種をまくことが大切です。
この記事では、白菜の種まき時期や方法、注意点などを詳しく解説していきます。
白菜の種まきの時期はいつ?
Photo by 週末だけ野良人ISOさん@GreenSnap
白菜の種まき時期に適した時期は、春と夏秋の年2回ほどあります(※地域による)。
ただし、家庭菜園で白菜を育てる場合は、夏秋まきが一般的です。以下に、地域別の白菜の種まき時期をまとめました。
- 寒冷地:7月〜8月初旬
- 中間地:8月下旬〜9月中旬
- 暖地:8月中旬〜9月上旬
また、早生種、中生種、晩生種といった品種によっても種まき時期が異なるので、購入した種子のパッケージに記載されている情報を参考にしましょう。
白菜の種まきの時期は「気温」を目安にすると◎
ただし、この種まき時期はあくまで目安です。地域の気候や、その年の天候によって適切な時期が変わることがあるため、気温を指標にするのがおすすめです。
白菜の種の発芽適温は20〜25℃です。つまり、地温が20〜25℃である時期がベストとなります。
一般的に地温は気温よりも低くなるため、気温25〜30℃の頃が白菜の種まき時期に適しているといえます。
白菜の種まき方法
準備するもの
- 白菜の種子
- 育苗ポット、 セルトレイ、プランター(畑に直接種まきする場合は不要)
- 腐葉土や堆肥
- じょうろ
種まきの手順
白菜の種まきは、育苗ポットに行うか、畑に直接種まきします。家庭菜園初心者の方は、まずは育苗ポットで種まきして苗を育ててから定植するのが育てやすいでしょう。畑に直接種まきする場合は、種まきの2週間前に苦土石灰を、1週間前に化成肥料と堆肥を混ぜて畝立てしてから始めます。
プランター栽培の場合は直接プランターに種をまきましょう。
- 直径5cm程度の穴をつくり、1箇所に5粒ほど種をまく
- 種の上に5mm程度の土をかける
- 優しく水やりをする
白菜の種の発芽日数はどのくらい?
白菜の発芽適温は15〜25度で、午前の時間帯に種まきを行うと発芽しやすくなります。発芽日数は、気温や土壌の状態によって変わりますが、一般的に以下のようになります。
しっかり発芽させるためには、種まき後の土壌を適度に湿った状態に保つことがポイントです。また、高温時には日よけを設置し、低温時にはビニール袋などで覆い、適温を保つ工夫も効果的です。発芽後は、日光をしっかりと当てて健康な苗に育てましょう。
- 気温20〜25℃の場合:約3〜5日
- 気温15〜20℃の場合:約5〜7日
- 気温10〜15℃の場合:約7〜10日
白菜の種まき後の管理方法
白菜の種まき後の管理は、以下のポイントに注意しましょう。
- 水やり:土が乾燥しないように水やりを行う。特に発芽前後は重要。
- 間引き:本葉が2〜3枚になったら、株間15〜20cmになるよう間引きを行う。
- 追肥:本葉が4〜5枚になったら、化成肥料や薄めの液体肥料を与える。
- 病害虫対策:アブラムシやヨトウムシなどの害虫に注意し、早期発見・早期対策を心がける。
これらの管理を適切に行うことで、健康で美味しい白菜を育てることができます。また、生育期間中は土が乾燥しすぎないよう注意し、特に結球期には十分な水分を与えることが重要です。
白菜の種の育苗期間はどれくらい?
白菜の種の育苗期間は、約3〜5週間ほどです。ただし、期間についてはあくまで目安です。
本葉が6〜7枚ほどになったら、ポットやセルトレイから苗を取り出し、定植しましょう。
白菜は種まき時期の厳守が基本!
白菜は冷涼な気候を好むため、決められた時期に種まきするのが基本です。種まきさえ成功すれば、栽培自体の難易度はそこまで高くありません。家庭菜園に慣れてきた方は、白菜を種から栽培するのにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
種まきから収穫まで一貫して育てる過程は、家庭菜園の醍醐味を存分に味わえる体験です。白菜栽培を通じて、自然の恵みと季節の移ろいを感じてくださいね。