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桜の剪定時期は落葉してから!不要枝や太い枝の切り方

2023/8/16

桜を育てているなら、翌年以降も美しい花が楽しめるよう、剪定することが大切です。剪定せずに放置すると、樹形が乱れてだらしなく見えるほか、十分に花をつけなくなる恐れがあります。また桜は繊細な特徴をもつことから、正しい枝の切り方を取り入れ、切ったあとも病害虫から守る管理が必要不可欠です。

桜の剪定は簡単ではありませんが、手順や切るべき枝について詳しく解説しているので、参考にしながら試してみましょう。

桜の剪定時期は花後ではなく落葉してから!

桜 剪定

Photo by 風の駅さん@GreenSnap

桜を剪定する時期は花後ではなく落葉してからです。月でいうと11月ごろが適期で、不要な枝を見分けながら丁寧に行うことが大切です。11月以外に剪定すると、花芽のついた枝を切り落とす可能性があるほか、剪定による負担によって木を枯らしてしまう恐れもあります。桜を剪定するときは、必ず落葉後の11月に行いましょう。

桜の剪定で切るべき枝とは?

桜の剪定で切るべき枝は以下の4つです。

  • 木の根元から生えた枝(ひこばえ)
  • ほかの枝に絡むように伸びた枝(絡み枝)
  • ほかの枝と逆の方向に伸びた枝(逆さ枝)
  • 弱って枯れた枝(枯れ枝)
  • 桜の剪定方法!樹齢によって切り方が違う?

    桜 剪定

    Photo by HIMIKOさん@GreenSnap

    桜の剪定方法は、樹齢によって大きく異なります。桜を育てる方は、おおよその樹齢を想定したうえで適切な方法を取り入れましょう。

    1〜5年目

    1〜5年目の樹齢であれば、細い枝のみを切り落としましょう。このとき、木のてっぺんから枝を切り落とすと、きれいな樹形に仕上がります。なお、枝を切るときは、枝に対して切り口が90度の直角になるように切ってください。太い枝は切らないよう注意し、枝を切り終えたら癒合剤を塗って雑菌の繁殖を防ぎましょう。

    6年目以降

    6年目以降の桜も、5年目までの剪定方法とさほど相違ありません。しかし、6年も経てば大きく成長しているので、不要な枝や混み合った枝などを探しながら透かし剪定するとよいでしょう。また、このとき「逆さ枝」や「立ち枝」「徒長枝」などがあれば、根元から10cmほどの位置で切り落としてください。桜の成長と開花には不要なので、枝を見分けながら剪定しましょう。

    桜の剪定後の管理方法

    剪定後はどれだけ細い枝を切り落とした場合であっても、必ず癒合剤を塗って切り口を保護してください。桜は病気にかかりやすく、また虫のわきやすい植物です。とても繊細な木なので、病害虫から守るためにも、癒合剤を塗って断面を保護しましょう。

    桜の剪定についてよくある質問

    桜の太い枝はどのように剪定すればいいの?

    桜の太い枝は、正しい剪定をしないと枯れる原因に繋がります。太い枝は消毒済みの剪定道具を使いながら、透かし剪定で切り落としましょう。なお、桜の樹形を小さくしたいときに太い枝を切るなら、強剪定か切り戻し剪定で調節します。

    日光が当たらない位置に太い枝が生えているときも、11月中に切り落としておくとよいでしょう。

    桜の剪定後、枝の切り口はそのままで大丈夫?

    桜の剪定後は、必ず切り口に癒合剤を塗って保護してください。桜は繊細で病害虫の影響を強く受けやすい特徴があります。どれだけ細い枝であっても、癒合剤を塗って切り口を保護し、病害虫を予防しましょう。

    桜盆栽の剪定方法も同じですか?

    桜盆栽の場合は、追い込み法と呼ばれる剪定方法を用いて、4~5月中に新梢を2~3節残して切り落としましょう。剪定後は新芽がつきはじめるので、徒長枝の剪定までに留め、枝を育てるのが効果的です。

    しだれ桜の剪定方法も同じですか?

    しだれ桜の剪定方法は、ひこばえや枝先が幹に向かって伸びる枝を切り落とします。内側に枝が混み合わないよう、全体的にボリュームのある樹形に仕上げるのがポイントです。

    桜は剪定時期に注意しましょう!

    今回は桜の剪定について解説しました。桜は剪定時期を誤ると翌年以降に花をつけないほか、大きな負担によって枯れる恐れがあります。また、桜は繊細な特徴をもつことから、消毒した剪定道具を使って90度の直角になるよう切り落とすことが大切です。

    どれだけ細い枝であっても、切り口には癒合剤を塗り、病害虫から守りながら剪定してください。

    GreenSnapオリジナル 剪定バサミ

    なお、GreenSnapでは、オフィシャルアンバサダーの三上真史さんと共同開発した剪定バサミ「ガーデンジャー」を販売しています。軽い切れ味ときれいな切り口が一番の特徴ですが、ハサミ自体もとても軽量でサビに強いという利点も◎。約直径8mmまで使用できるので、桜の小枝や枯れた葉を切り落とすこともできます。ぜひこの機会にご検討ください!