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桜の木には毛虫がよくつく?発生しやすい時期や毒性、対策方法を解説

2024/1/31

この記事では桜の木にわきやすい毛虫の種類一覧や、毒性の有無、発生しやすい時期などをご紹介しています。毛虫をわかせないための予防対策なども詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

桜の木には毛虫がつきやすい!

春といえば桜の季節ですが、じつは桜は樹木の中でも毛虫がわきやすい部類の植物です。お花見をしているときはあまり毛虫の気配を感じないかもしれませんが、庭で桜を育てたり、家の近くに桜の木が植えてあるという方は要注意。

桜の木にわく毛虫の中には、毒性を持つものも多いので注意しましょう。

桜の木に毛虫がわきやすくなる時期は?

桜 毛虫

Photo by かもいさん@GreenSnap

桜の木に毛虫がわく時期は、だいたい花が終わってからの初夏〜秋ごろが多いです。毛虫のほとんどは花ではなく葉を食害していくので、新芽がで出した時期からは注意しましょう。

桜の木にわく毛虫の種類!毒があるのもいるので要注意!

ここからは桜の木にわく毛虫の種類を一覧でご紹介します。 

虫の名前

特徴

発生しやすい時期

毒性の有無

モンクロシャチホコ

体長約5cm、黒と鮮やかな黄色の縞模様が特徴。背中には鋭い角状の突起があり、ゆっくりとした動きをする。

5月〜7月

無し

ドクガ

体長約3-4cm、灰色や茶色の長い毛に覆われ、体全体には毒針がある。触れるとかゆみや発疹を引き起こす可能性が高い。

4月〜9月

有り

モンシロドクガ

体長約4cm、全身が白い毛で覆われ、体の各所に黒い斑点がある。触れると皮膚に刺激を与える。

4月〜9月

有り

ヒメシロモンドクガ

体長約2-3cm、細かい白い毛で覆われ、ドクガより小型で細身。黒い斑点が際立つ。

4月〜9月

有り

オビカレハ

体長約3cm、茶色や灰色、時に緑色の毛に覆われる。動きは素早く、葉の裏に潜むことが多い。

5月〜9月

無し

アメリカシロヒトリ

体長約4-5cm、長く柔らかい白い毛で覆われ、体には細かい黒い点が散らばる。触れると皮膚に刺激を与える。

4月〜9月

有り

マイマイガ

体長約3-4cm、茶色の毛で覆われ、螺旋状に動くことが特徴。比較的動きは遅い。

5月〜9月

無し

イラガ

体長約3cm、灰色や茶色の短い毛に覆われ、体には毒針がある。皮膚に触れると炎症や激しいかゆみを引き起こすことがある。

5月〜7月

有り

エゾシロチョウ

体長約2cm、白い毛で覆われ、群れで活動することが多い。複数で葉を食べるため、被害が目立つことがある。

5月〜6月

無し

桜の木の毛虫を触ってしまったときの対処方法

桜の木にいる毛虫を見つけたら、直接触らずに捕殺するのが一番ですが、万が一触れてしまった場合、とくにドクガ類などの毒を持つ毛虫だと皮膚に刺激を感じたり、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。

もしドクガなどの毒をもつ毛虫に触れてしまった場合は、以下のように対処しましょう。

  1. できるだけ早く水と石鹸でこすらずに優しく洗う。
  2. 氷や保冷剤などで冷やして炎症を和らげる。
  3. かゆみが強い場合は、市販のかゆみ止めや抗ヒスタミン薬を塗る。
  4. 症状が重い場合は医師の診察を受ける

なお、呼吸困難、蕁麻疹、顔や喉の腫れなど、アナフィラキシーショックの兆候が見られた場合は、すぐに救急医療を受けてください。 また、数日経っても症状が改善しない、あるいは悪化する場合は医師の診察を受けましょう。

桜の木に毛虫をわからせないための対策方法:剪定

剪定は、桜の木に毛虫がわくのを予防する効果的な方法です。

そもそも桜の木に毛虫がわく原因の多くは、葉や枝が密集することによる湿度が問題です。そのため、剪定をすることで通気性を高、日の光も入りやすくすることで、カラッとした適切な湿度にすることができ、結果的に毛虫の予防対策につながるというわけです。

桜の木の剪定は、通常、花が咲いた後の春の終わりから初夏にかけてが理想的です。剪定の仕方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

桜の木に毛虫がつきやすい時期は要注意!

桜の木に毛虫がつきやすい時期は、花が終わってからです。大木に育っている場合は、対策が難しいかもしれませんが、鉢植えであればできるだけこまめに観察をしてあげましょう。