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カモミールは植えてはいけないって本当?理由や解決方法を解説!

2024/4/11

カモミールは、可愛らしい花とその芳香が人気のハーブで、ハーブティーはもちろん、コンパニオンプランツとしても利用されます。そんなカモミールですが「植えてはいけない」と言われることがあります。

今回は、カモミールを植えてはいけないと言われる理由と、上手に育てるためのポイントを解説します。

カモミールを植えてはいけないといわれる理由は?

カモミール

Photo by Water lilyさん@GreenSnap

増えすぎる

カモミールは一般的に直立性のジャーマンカモミールとほふく性のローマンカモミールがありますが、ともに繁殖力が強く、こぼれ種で増えていきます。とくにローマンカモミールは横に広がりやすく、地面に着いた茎から根を張って、株が増える性質があります。

しかし、ほかの繁殖力が強いといわれるミントなどのハーブよりは穏やかです。引き抜くのも簡単なので、そこまで苦労せずに除草ができるでしょう。

害虫がつきやすい

カモミールはアブラムシやハダニなどの害虫がつきやすい植物です。害虫が発生すると生育や見た目が悪くなるだけでなく、ほかの植物にも移って悪影響を及ぼします。

見つけたらすぐに駆除するほか、園芸用の殺虫スプレーを散布して予防するとよいでしょう。

花が咲かない

カモミールの花を楽しみにして育てていても、花が思ったより咲かないことや全く咲かないことがあります。これには生育環境も影響しますが、品種が違うからかもしれません。

ジャーマンカモミールは花数が多いですが、ローマンカモミールは花数が比較的少ないという特徴があります。また、なかにはほとんど花を咲かせないノンフラワーカモミールという品種もあり、主にグランドカバーに利用されます。

それぞれの品種の特徴をおさえて、適した用途や場所を選びましょう。

アレルギー症状が出る

カモミールはキク科の植物なので、キク科の植物でアレルギー症状が出る方は注意が必要です。また、カモミールティーを飲むときも注意し、不安な方はやめておきましょう。

カモミールを上手に育てる方法

花がら摘みをする

カモミールの花が終わったら、こまめに花がらを摘み取りましょう。種をつけさせないことで、こぼれ種を防ぐことができ、花つきもよくなります。また、摘み取った花がらはハーブティーとして利用できます。

剪定をする

カモミールは放っておくと草丈が伸びすぎてしまうので、5〜6月ごろに剪定をしましょう。草丈を整えることで見た目が良くなるだけでなく、風通しが良くなり病害虫の発生を防ぐことにもつながります。

カモミールの性質を知って栽培を楽しもう!

カモミールは、その可憐な白い花と香りから人気のハーブですが、こぼれ種で増えることや害虫がつきやすい、アレルギー症状があるという理由から「植えてはいけない」といわれることもあるようです。

今回紹介したポイントを抑えて、カモミールの魅力を存分に楽しみましょう。