sp logo
カート

キーワードで商品を探す

カサブランカとユリの違いを解説!簡単な見分け方は?

2024/4/2

純白の花びらと優雅な姿が印象的なカサブランカ。ユリの代表的な品種として知られていますが、実はカサブランカとユリには違いがあるのをご存知でしょうか。

ここでは、カサブランカとユリの違いについて、わかりやすく解説していきます。

すぐ分かる!カサブランカとユリの違い

カサブランカ

 

Photo by がじゅまるさん@GreenSnap

カサブランカとユリは、どちらもユリ科ユリ属に属する植物ですが、厳密にはカサブランカはユリの一品種です。ユリは、スカシユリやオニユリ、テッポウユリなど、様々な種類が含まれる総称なのに対し、カサブランカは、オリエンタル・ハイブリッドという園芸品種群の中の1品種なのです。以下で、カサブランカとユリの違いを詳しく見ていきましょう。

花の形状を見る

カサブランカの花は、大輪で白く、花びらの内側にスポット(斑点)がほとんどないのが特徴です。また、花びらの内側には小さな突起があり、花が咲き進むと花びらが反り返ります。

一方、ユリの花は、品種によって大きさや形状が異なり、花びらにスポットがあるものも多くあります。また、花びらが反り返るのはカサブランカの特徴で、他のユリではあまり見られません。

また、カサブランカは下向きに花を咲かせますが、他のユリは上向きか垂直に花を咲かせます。

葉の形状を見る

カサブランカの葉は、長楕円形で互生し、光沢があります。葉の大きさは、長さ10~15cm、幅2~3cmほどです。

一方、ユリの葉は、種類によって形状が異なります。スカシユリのように細長い葉を持つものもあれば、オニユリのように広卵形の葉を持つものもあります。また、葉の大きさも様々で、カサブランカよりも大きな葉を持つ種類もあります。

香りの違いを見る

カサブランカは、甘く芳しい香りが特徴的です。花が咲き始めると、その香りが周囲に漂い、1輪でも十分に香りを楽しむことができます。

一方、ユリは、種類によって香りが異なります。テッポウユリのように、ほとんど香りのないものもあれば、オリエンタル・ハイブリッドの中には、カサブランカと同じように強い芳香を放つものもあります。

草丈を見る

カサブランカの草丈は、80~120cmほどになります。茎は太く、まっすぐと伸び、花は茎の先端に1~3輪ほど咲きます。

一方、ユリの草丈は、種類によって大きく異なります。スカシユリのように、20~30cmほどの低い種類もあれば、オニユリのように、150~200cmにもなる大型の種類もあります。また、茎の太さや花の咲き方も、種類によって様々です。

開花時期を見る

カサブランカの開花時期は、6月~8月頃です。夏の暑い時期に、次々と花を咲かせます。一方、ユリの開花時期は、種類によって異なります。

スカシユリは5月~6月、オニユリは6月~7月、テッポウユリは7月~8月など、春から夏にかけて、様々な時期に花を咲かせます。カサブランカは、ユリの中でも比較的遅い時期に花を咲かせる品種と言えます。

カサブランカとユリを簡単に見分けよう!

カサブランカとユリの違いは、花や葉の形状、香り、草丈、開花時期など、よく観察すると見分けることができます。

特に、カサブランカは白い大輪の花と甘い香りが特徴的なので、他のユリと区別しやすいでしょう。

ただし、園芸店では、カサブランカ以外のオリエンタル・ハイブリッドも、カサブランカの名前で販売されていることがあるので注意が必要です。純白の花を楽しみたい場合は、品種名をしっかりと確認してから購入するようにしましょう。