【人参の収穫時期の見極め方】目安にすべきサインや保存方法を解説
2024/9/26
人参はセリ科の根菜野菜で、現在では太くて短い西洋ニンジンがプランターなどでも育てやすく、家庭菜園で一般的です。今回は人参の収穫時期や収穫の目安などを解説します。
人参の収穫時期はいつ?
Photo by 由美子さん@GreenSnap
人参の収穫適期は、春まきなら7〜8月頃、秋まきなら11〜12月頃です。
ただし、近年は異常気象が続くことが多く、種まきや収穫のタイミングにズレが生じることも珍しくありません。そのため、収穫は時期よりも株の状態を見て判断する方がいいでしょう。
人参の収穫のサインは?
品種や栽培条件によって多少前後しますが、種まきから約110〜130日で収穫ができ、根の直径が4〜5cmほどになったら収穫の目安です。
人参の収穫方法
根の直径を確認して十分なサイズに育っていたら、葉の付け根をつかんでまっすぐ上に引き抜きます。土が硬く抜けずらい場合は、スコップで株の周囲を掘り起こしてから引き抜くとよいでしょう。
人参は収穫したら葉を根元から切り落とすようにしましょう。葉がついたままだと、根が柔らかくなってしまいます。また、側根が均等に並んでいるものがおいしいといわれています。
人参の収穫が遅れるとどうなる?
人参の収穫が遅れると、根が硬くなったり、味が落ちたり、実が割れやすくなったりするので注意が必要です。葉が黄色くなってしまう前に収穫してください。
収穫した人参の保存方法
土のなかに埋めて保存する
秋まきで、秋〜冬の涼しい期間に収穫したのであれば、そのまま土に埋めて約2ヶ月ほど保存することができます。庭に穴を掘って埋めるか、プランターに土を入れてそのなかに埋めましょう。
冷蔵庫・冷凍庫で保存する
春まきで夏に収穫した場合は、土に埋めてもそれほど長く保存することができないので、冷蔵庫または冷蔵庫で保管しましょう。
冷蔵庫での保存
冷蔵庫での保存方法は、葉を切った人参を水でよく洗って、水気を拭き取ったら、一本ずつキッチンペーパーや新聞紙に包んでポリ袋に入れます。冷蔵庫の野菜室に人参を立てて入れ、2〜3週間ほど保存ができます。
冷蔵庫での保存
冷蔵庫での保存方法は、葉を切った人参を水でよく洗って、水気を拭き取ったら、料理で使いやすいサイズにカットします。カットした人参をジッパー付きの袋に平たくなるように入れて、冷凍室で保存します。
冷蔵庫で保存すれば約2ヶ月と長期保存できますが、カットしておく必要があります。冷凍した人参は凍ったまま料理に使用しますが、大きめにカットすると硬く味が落ちるので、乱切りなどはおすすめしません。