カーネーションのドライフラワーでお部屋を彩ろう!作り方と長持ちのコツを伝授
2024/4/25
カーネーションは、母の日に贈るお花の定番花として知られるお花です。花束にもよく用いられる花材ですので、プレゼントされたカーネーションをドライフラワーにして、長く楽しみたいと思う方も多いのではないでしょうか。
今回は、カーネーションのドライフラワーのつくり方や飾り方、長持ちさせるメンテナンス方法を詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
カーネーションのドライフラワーの魅力とは?

Photo by ミコノスさん@GreenSnap
カーネーションは5月から7月の初春ごろに開花し、春ごろから切り花としても出回る花です。茎先に小さな花がいくつもつくこんもりとした花姿が美しく、生花の状態でも比較的カラカラしているほど水分量が少ない花なので、ドライフラワー向きの植物です。
花色は白・ピンク・青紫・黄色などさまざまで、他の花とも組み合わせしやすく、ドライフラワーとして他の花材とも合わせやすいのがカーネーションの魅力です。
カーネーションのドライフラワーのつくり方
カーネーションのドライフラワーのつくり方は主に3通りあり、どれも簡単です。手軽につくりたいならハンギングかドライインウォーターの方法がおすすめです。
①ハンギング法
ハンギング法は、カーネーションを逆さに吊るして乾燥させる方法です。準備するものは、麻ひも、輪ゴム、ハサミだけ。
自然な方法で乾燥させるので、時間の経過とともに自然に朽ちていくようなアンティークな花色を楽しみたいときにおすすめの方法です。
ハンギング法の手順
- カーネーションを数本束、茎の根元を輪ゴムで留める
- その上から麻ひもを巻いてしばる
- 直射日光が当たらず風通しのよい場所で1~2週間程度乾かす
- 花びらがカラカラの状態になれば完成!
②グリセリン法
グリセリン法は、グリセリンを用いて半生状態のドライフラワーを作る方法です。ふんわりした花の形を残したいときにおすすめの方法で、お湯に溶かしたグリセリン液を花に吸わせてつくります。
グリセリン法は、自力で水分を吸い上げる元気が残っている状態で作るのがおすすめ。鮮度のいい状態のお花に用いるのがおすすめです。
グリセリン法の手順
- グリセリン1:お湯3の割合で混ぜ、グリセリン溶液をつくる
- お湯が冷めたら、花瓶に入れて花を挿す
- 冷暗所で1週間〜10日ほど管理する
- 葉の表面からグリセリン溶液が染み出てきたら完成!
③シリカゲル法
シリカゲル法は、シリカゲルを用いて乾燥させる方法です。鮮やかな花色や花の形をしっかりと残したいときにおすすめの方法で、100円ショップやホームセンターなどで入手できるシリカゲルを用いてつくります。
シリカゲル法では、茎を切り落として花だけを用います。
シリカゲル法の手順
- シリカゲルを蓋つきの容器に敷き詰める
- その上にカーネーションを置き、さらに上からしっかりとシリカゲルをかけて花を埋める
- 蓋をして密閉する
- 湿気が少なく、直射日光の当たらない場所で2週間ほど保管する
- 乾燥が終わったら容器から取り出し、シリカゲルを取り除いて完成!
カーネーションのドライフラワーを長持ちさせるメンテナンス方法
カーネーションのドライフラワーは、完成した後も適切なメンテナンスをすることで長持ちさせることができます。ドライフラワーは意外とホコリが溜まりやすいもの。ホコリを払うために時々ドライフラワーを振ったり、軽くハタキをかけたりしましょう。
また、ドライフラワーは湿気が大敵なため、水気や湿気には十分注意が必要です。雨の日に窓を開けっ放しにしない、水回りには置かないなどの配慮が大切です。さらに、直射日光も色あせの原因となるので、日当たりの良い場所で放置するのは避けましょう。
カーネーションのドライフラワーを作って飾って楽しもう!
カーネーションのドライフラワーは、そのまま飾っても、ブーケやフラワーボックス、ハーバリウムなどにしても素敵です。大切な思い出を、ドライフラワーにして残してみませんか。いずれも簡単な方法でドライフラワーができるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。