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椿の実がなる時期はいつ?収穫して食べられるの?

2024/5/29

椿は光沢のある葉と紅色の花が美しく、日本を代表する花木です。また、楽しめるのは花だけでなく、椿の実からは美容効果の高い椿油が採れることが知られています。今回は、そんな椿の実について収穫時期や活用方法を紹介します。

椿の実がなる時期

椿 実

Photo by flower floor17さん@GreenSnap

椿の実がなる時期は、品種によって多少差はありますが、花が咲き終わった2〜3月に緑色の実をつけます。成熟度や品種によって見た目が異なり、緑色から次第に色が濃くなり、オレンジや赤、茶色などになって、半年ほどかけて成熟します。 実が熟すと、3〜4つに割れ、なかから硬く艶のある黒い種子が顔を出します。

椿の実は食べられる?

椿の実は食べることができますが、渋すぎて生での食用には向きません。一般的には、椿の実を砕いて粉末にしたものをお茶や料理に加えて、風味を楽しむほか、実のエキスを抽出してソースや調味料として利用されます。

椿の実の収穫時期

椿 実

Photo by n i eさん@GreenSnap

椿の実は、9月頃に外皮が自然と割れて黒い種子が見えたら収穫ができ、9月下旬〜10月中旬頃が最盛期です。収穫後にお茶や椿油などに利用するためには、実が完全に熟した状態で収穫するのが重要です。

椿の実の利用方法

椿油にする

椿の種子から抽出された椿油は、その保湿効果や艶などからスキンケアやヘアケアに利用されます。また、抗酸化作用や抗炎症作用も期待できます。

椿油を抽出するためには、まず集めた種の殻をハンマーで割って中身を取り出します。次に、虫に食われているものや傷んでいるものは取り除き、ミキサーで細かく砕いたあと、蒸し器を使って5〜10分ほど蒸します。最後に、蒸した種を布巾やガーゼなどに包んで絞ることで椿油を抽出できます。

抽出には、力が必要なので、棒を使ってねじっていくなど工夫するとよいです。

装飾にする

椿の実は、その美しい形状と色合いから、装飾材料としても人気があります。割れた実の殻をそのまま使ったり、種子をアクセサリーのパーツにしたりと、さまざまな装飾に活用されています。このほか、椿の実をドライフラワーのアレンジメントやリースに組み込んだりするとよいでしょう。

椿の実を収穫して活用しよう!

椿の実は、秋に収穫を迎え、古くから私たちの生活に活かされてきた自然の恵みです。花を楽しんだあとも、椿の実を上手に利用することで、椿をより楽しむことができます。椿の実の魅力を感じながら、創意工夫して活用してみてくださいね。