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椿の剪定時期と方法を徹底図解!低くしたいときはどこを切る?

2024/9/2

日陰でも鉢花としても育てやすい椿は、適切な時期に剪定することで毎年きれいな花を楽しむことができます。今回は、椿の剪定時期にあわせて、低くしたいときに切るべき場所や剪定でよくある失敗例をご紹介します。

椿の剪定時期はいつですか?

椿の剪定時期は4〜5月です。

この時期に剪定する理由は、花が咲き終わった時期にあたることから、不要な枝が見分けやすいためです。もし、花芽がついている時期に剪定したいのであれば、これから紹介する切る位置に注意しながら剪定しましょう。

【図解】椿の剪定はどこを切るの?

椿の剪定 図解 不要枝

椿の剪定で切るべき枝は以下の7種です。このとき、切る位置は根元から切り落としてください。花芽を落としすぎないように注意しましょう。

  • 徒長枝
  • 内側に伸びてしまった枝
  • 混み合った枝
  • 古い枝
  • 枯れた枝
  • いくつかに分かれた枝
  • 虫の卵がついた枝
  • 椿の剪定 図解

    剪定手順は以下のとおりです。なお、ここでは透かし剪定についてご紹介します。

    1.椿の樹形をチェックし、理想的な形をイメージする(理想の樹形をした椿の画像をみつけておくとよい)

    2.円錐になるよう上から下へ、上述した枝を切り落とす(地植え、鉢植えいずれも上から円錐を意識して切る)

    3.内側から椿を確認し、混み合った枝などがあればあわせて切る

    椿の剪定は秋でもできるというのは本当?

    椿の剪定は秋でも可能です。ただし、秋の剪定では頂点を整理することを意識し、円錐状になるよう伸びた芽を中心に切り落としましょう。また、徒長枝もあわせて切り落とすと、すっきりとした樹形に仕上がります。

    椿の剪定についてよくある質問

    丸くなった芽は花芽?それとも葉芽?それぞれの見分け方は?

    椿の剪定では花芽を落とさないように注意が必要です。椿の花芽と葉芽はよく似ていますが、花芽は丸く膨らんだ形を、葉芽は細く尖った形をしています

    椿を低くしたい場合はどう剪定すればいい?

    椿を低くしたいときは、透かし剪定がおすすめです。透かし剪定とは不要な枝を切り落とす剪定のことで、木全体の枝葉を一定に整えることが可能です。また、透かし剪定することで風通しがよくなり、病害虫の予防にも役立ちます。

    透かし剪定するときは、木の内側をチェックし、混み合った枝や枯れた枝、細い枝などを中心に切るのがポイントです。

    椿の剪定でよくある失敗例は?

    椿の剪定でよくある失敗例は、花が咲かなくなることです。これは二つの原因が理由と考えられます。

    一つめは剪定ミスです。剪定のときに誤って花芽のついた枝を切り落とした可能性があります。椿の花芽は前年の5~6月につけるため、この時期に誤って剪定した恐れがあります。はじめて椿を剪定するときは、花芽のついていない3~4月の春前にすませるとよいでしょう。

    二つめは肥料をあげていない可能性です。どの植物も成長には十分な栄養が必要不可欠です。とくに椿のようにたくさんの花をつける植物には、適切な時期に十分な栄養を与えることが大切です。椿の花を思い切り楽しみたいなら、冬の1~2月ごろに有機物を豊富に含んだ肥料を与えるとよいでしょう。

    椿の剪定時期は花が終わったあとの春がおすすめ!

    今回は椿の剪定時期と手順について解説しました。椿の剪定は、花が終わったあとの春に済ませるのがおすすめです。なお、剪定方法は透かし剪定で行うのがベターです。

    円錐を意識し、クリスマスツリーのような樹形に仕上げることで、美しい樹形とともにきれいな花を楽しめるでしょう。