【キンセンカ(カレンデュラ)の花言葉】花の特徴や名前の由来、プレゼントにおすすめのシーンは？

2023/5/1

鮮やかな色で多くの人を楽しませるキンセンカ(カレンデュラ)には、ポジティブなものとネガティブなものの花言葉をもちあわせています。今回はプレゼントなどにも検討したい花言葉と特徴、プレゼントにおすすめのお祝いシーンを解説します。

キンセンカ(カレンデュラ)の花言葉

キンセンカ(カレンデュラ)の花言葉は「別れの悲しみ」「寂しさ」「悲嘆」「失望」です。これらはすべてギリシャ神話にある、アポロンとレウコトエ王女の悲恋がモチーフとなっています。ほかにも、キリスト教を迫害したとされるローマ教皇の象徴とされる黄色の花から、悲観的な花言葉がついたとされています。

キンセンカ(カレンデュラ)の色ごとの花言葉

カレンデュラは黄色とオレンジの花をつけます。それぞれに違う花言葉がついているので、合わせてチェックしておきましょう。

黄色のキンセンカ(カレンデュラ)

カレンデュラ　黄色　切り花 Photo by yuttariさん@GreenSnap

黄色のカレンデュラの花言葉は「献身」「慈愛」「乙女の姿」「変わらぬ愛」です。上述したように、キリスト教徒の間では悲観的なイメージの強い黄色ですが、ポジティブな花言葉がメインになっています。由来について詳しい記載はありませんが、ビタミンカラーの王道である色や、一目見ただけでぱっと心が華やぐことにちなんでいるのかもしれませんね。

オレンジのキンセンカ(カレンデュラ)

カレンデュラ　オレンジ Photo by 梛さん@GreenSnap

オレンジのカレンデュラの花言葉は「別れの悲しみ」「失望」「静かな思い」です。由来についてはギリシャ神話の説が濃厚ですが、詳しい理由についてはわかっていません。どれだけオレンジのカレンデュラが美しくても、オレンジだけをプレゼントに贈るのは控えた方が良いでしょう。

キンセンカ(カレンデュラ)に怖い花言葉はある？

カレンデュラに共通する花言葉は怖い意味が多くあります。ギリシャ神話がルーツとされていますが、ほかにもキリスト教にまつわる説も古くから言い伝えられています。カレンデュラをプレゼントに選ぶときは、ハーブやポジティブな花言葉をもつ花などを合わせることをおすすめします。

キンセンカ(カレンデュラ)とはどんな花？

カレンデュラはキク科キンセンカ属に属する一年草の植物です。ヨーロッパ南部を原産とし、中でもカナリア諸島にはおよそ20種類のカレンデュラが分布するといわれています。開花時期はまだまだ寒い1月～5月、11～12月で、日の出と共に花は開き、夜には閉じると言った特徴があります。

一重咲きのものから八重咲きタイプのものまでと異なる特徴のカレンデュラも多く、主に庭植えとして日本でもたくさんの人に親しまれています。

キンセンカ(カレンデュラ)の名前の由来は？

キンセンカは、別名カレンデュラという名前でも親しまれています。この名前は、学名であるCalendula officinalisから名付けられているものです。日本では、キンセンカという名前の方が親深いでしょう。

キンセンカ(カレンデュラ)はお祝いシーンのプレゼントにもおすすめ

美しく華やかなイメージのあるカレンデュラはお祝いシーンのプレゼントにもおすすめです。ここでは特におすすめのお祝いシーンを2つご紹介します。なお、オレンジのカレンデュラのみを贈るのは相手を傷つける可能性があります。ギフトにするときはポジティブな花言葉をもつ植物を合わせることをおすすめします。

誕生日

カレンデュラは誕生日プレゼントにおすすめです。1月12日はカレンデュラの誕生花なので、カレンデュラを取り入れたギフトを贈ると喜ばれるでしょう。カレンデュラのみだとネガティブな花言葉が強調されやすいため、バラやラン、カスミソウなどの花と合わせてブーケにすると、ネガティブなイメージを払拭しながらエレガントなギフトに仕上がりますよ。

母の日・父の日

母の日や父の日のプレゼントにもカレンデュラはおすすめです。黄色のカレンデュラには「慈愛」「変わらぬ愛」といった心温まる花言葉があるので、母の日であればカーネーションを、父の日であれば黄色いバラを合わせて花束にすると、いつまでも心に残るプレゼントになるでしょう。なお、黄色の花はネガティブなイメージが強いものの、イギリスでは「家族の幸せを願う」「父を尊敬する」など、父の日のシンボルとして親しまれてきました。母の日や父の日にカレンデュラを含めたギフトを贈るときは、「この花束にはこういった意味があるんだよ！いつもありがとう」などと一言添えたメッセージカードをつけることをおすすめします。