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サボテンが好む育つ土とは?100均のでもいいの?観葉の土は転用できる?

2024/1/31

サボテンは丈夫だからといって、どんな土でも育つわけではありません。家で育てる際も、サボテンが本来好む環境を再現することが肝心です。

この記事では、サボテンが元気に育つための理想的な土の条件と、自宅で簡単に用土を作る方法を紹介します。

サボテンが好む育つ土とは?

サボテン 土

Photo by くうのしんさん@GreenSnap

サボテンが元気に育つための土は、通気性と水はけの良さがとくに大切です。

例えばサボテンが自生するような砂漠や荒野をイメージしてみましょう。なんとなく雨が少なくて空気もカラッと乾燥しているイメージを持つのではないでしょうか。日本でサボテンを育てるときも、砂漠や荒野のような環境を土の状態で再現してあげるというのが大切なのです。

また、意外と見落としがちですが、土の粒がそろっていることと、崩れていないことも大切です。長年植え替えないままでいると、水やりのときに土が崩れてしまうので、水はけ低下に繋がってしまいます。そのため、定期的にサボテンが好む土に植え替えることも大切なのです。

初心者はサボテン用に配合された市販培養土がおすすめ!

基本的に植物を栽培する土は何種類かの用土が配合されていますが、初心者は最初からサボテン用の配合でつくられた市販の培養土を使うのがおすすめです。

園芸店はもちろん、ホームセンターや100均にも「サボテン・多肉植物用の土」といった名称で販売されているのでチェックしてみましょう。

ただし、製品によっては元肥となる肥料が配合されていなかったり、排水性を高める用土の配合比率が低かったりと違いがあるので、製品表示を確認してみてくださいね。

サボテンの土によく使われる用土とその効果

市販のサボテン用培養土を使うとしても、サボテンの土に使われる用土の種類とその効果を知っておくと、自己流にアレンジできたり、排水性が足りないなというときにちょっと足すこともできますよ。

以下はサボテンの土によく使われる用土と効果をまとめたものです。ぜひ参考にしてみてください。

用土の名前

効果

赤玉土

火山灰土の赤土をふるいにかけたもの。無菌で清潔、カビが発生しにくい。排水性と通気性が良い。

鹿沼土

通気性と保水性が高い。水の乾き具合によって土色が変わり、水やりのタイミングがわかりやすい。酸性なので使いすぎに注意。

軽石

多孔質で軽い砂礫。排水性と保水性のバランスを整える。

腐葉土

広葉樹の葉を腐熟させたもの。通気性、保水性、保肥性に富み、微生物の活性化を促す。

バーミキュライト

鉱石の蛭石を焼成したもの。無菌で清潔、保水性と保肥性を向上させる。

ゼオライト

水分と栄養素を保持し、後から植物に供給する能力がある。土壌の改良剤として排水性を高め、栄養の保持力を向上させる。

サボテンの土を配合してつくってみよう!

一から配合する場合の比率

  • 基本配合・・・赤玉土(小粒)6:鹿沼土2:軽石1:腐葉土1
  • 排水性重視・・・赤玉土(小粒)5:鹿沼土2:軽石2:バーミキュライト1

観葉植物の土を転用する場合

市販の観葉植物用培養土を使用してサボテンを育てる場合、そのままだと根腐れしやすくなるため、サボテンの好む排水性と通気性を高めるために、以下のような用土を足して使いましょう。

  • 軽石またはパーライト: 全体の20%〜30%
  • バーミキュライト: 全体の10%

サボテンの土についてよくある質問

ダイソーなどの100均のサボテンの土でも育つ?

100均で販売されているサボテン用の土は、もちろんサボテンの基本的な育成に必要な排水性と通気性を考慮してつくられているので、十分に育ちます。

ただし、商品によっては用土の品質が低いために、土が崩れやすくなっていたり、最初から土崩れが起きていることもあります。植え替えるときにはフルイにかけて崩れた土を取り除いたり、1年ごとに植え替えるなどの手入れをしたほうがいいでしょう。

おしゃれな化粧砂、サボテンの生育に影響ない?

化粧砂はサボテンの鉢植えの見た目を美しくするために使われるものですが、サボテンの成長にとってほぼ悪い影響はありません。 例えば表土を鹿沼土で覆うと、水切れが土の色で判断できるので、育てる上では便利になりますよ。化粧砂には100均などにも売っているカラーゼオライトもおすすめです。

ただし、市販のサボテンで稀に見る接着剤で固めたような化粧砂は、通気性を下げる可能性もあるのでできれば取り除いたほうがいいでしょう。

サボテンが好む土を使って育てよう!

この記事でご紹介したようなサボテンが好む通気性と水はけのいい土を使うことで、根腐れも起きにくくなり、ぐんぐんと大きく成長していくことができますよ。

用土の種類や効果を知っておくとアレンジもきくので、ぜひサボテンの土という住環境を見直しながら育ててみてください。