【サボテンの水耕栽培】始め方と根腐れさせない管理のコツ!
2024/1/16
乾燥した砂漠などで生きるイメージのあるサボテンですが、じつは水耕栽培でも育てられることをご存知ですか?サボテンの水耕栽培は見た目も爽やかでおしゃれな上に、どんどん大きく育つので初心者の方にもおすすめです。
今回はサボテンの水耕栽培の始め方や管理方法についてご紹介します。
サボテンは水耕栽培で育てられる?
Photo by haramin * tanikuさん@GreenSnap
サボテンは乾燥を好む植物ではありますが、じつは水耕栽培でも育てることができます。植物は意外と頭がよく、根は自身の成長に必要な分だけ水分を吸収していくので、ずっと水に浸かっているからといって枯れることはないんです!
むしろ土栽培でやみくもに水やりするよりは失敗が少ない方法です。根腐れしたサボテンの復活方法のひとつとしてもおすすめなので、気軽に挑戦してみましょう。
サボテンは水耕栽培をはじめてみよう!
始める時期
サボテンの水耕栽培を始めるのに適した時期は、春から夏の4〜8月です。この時期はサボテンが活発に成長し、しっかりと根を張るのに最適です。
ただし、暑さに強いサボテンといえども、気温30度を超える日が続く場合は避けましょう。成長が鈍ってうまく環境に適応できず、腐ってしまう可能性もあります。
準備するもの
- 元気なサボテンの苗
- 水耕栽培の容器
- 清潔なハサミ
- 発根促進剤(使用しなくても可)
- 水耕栽培用の液体肥料
- 軍手
水耕栽培の容器は胴体を支えられるようなくびれがあるものがおすすめです。ペットボトルの上部を切って反対に組み合わせたものでも代用できますよ。
サボテンを土から水耕栽培にする手順
- 数日前からサボテンの水やりを控え、土を乾燥させる。
- 鉢からサボテンを取り出し、土をできるだけ落とし、さらに水で洗い流す。
- 清潔なハサミで根を全長の半分くらいまで短く切り詰める。
- 1〜2日、風通しの良い日陰で根を乾燥させる。
- 水耕栽培の容器に水をいれ、あれば発根促進剤を規定量いれる。
- サボテンの根が3分の1ほど水に浸かるように水位を調整し、容器にセットする。
- 新たに発根するまでは、毎日水を変えて発根促進剤もいれる。
水耕栽培のサボテンの管理方法!根腐れさせないコツは?
置き場所
水耕栽培のサボテンは、真夏の直射日光を避けつつ、日当たりのいい場所に置くのがおすすめです。ただし真夏の日当たりが強すぎると、水温が上がりすぎて構音障害を起こしたり根腐れすることがあるので、真夏はレースカーテン越しの日光に当てましょう。
水換えの頻度・量
サボテンの水耕栽培では、2〜3日に1回の水換えが理想的です。とくに夏場は雑菌が発生しやすいため、毎日の水換えもおすすめ。冬場の水道水は冷たいことがあるため、15〜20度くらいの温水を使用すると安心です。
サボテンの水耕栽培ではとくに水の量が大切で、根がすべて水に浸かっていると根腐れしてしまいます。根の全長3分の1程度が水に浸かるくらいの水量で管理すると、根が酸素も吸収できるようになるので健康に育ちます。
肥料
水耕栽培のサボテンには、春から夏の間の2週間に1度程度、水耕栽培用の液体肥料を追加しましょう。基本的にサボテンは生命力が強いため、過剰な施肥は避けるようにしてください。
水耕栽培のサボテンのよくある質問
夏に水がぬめりやすくなってしまう、対策方法はある?
夏場は水が腐りやすいため、ゼオライトなどの根腐れ防止剤を使用しましょう。100均などにも売っています。ゼオライトは粒が小さく、水換えのときに流れ出たりして面倒なので、小さなネットなどにいれて容器に仕込む方法もおすすめです。 もちろん、夏場は定期的な水換えも重要なので、できれば毎朝換えてください。
根腐れしたサボテンは水耕栽培で復活できる?
根腐れしたサボテンでも、胴がぶにぶに変色していない限りは水耕栽培で復活することもあります。根腐れしたサボテンを植え替えるときは、根はすべて切ってしまいましょう。
切り口を数日乾燥させたら、サボテンの切り口に水がつくかどうかくらいの水量を目安にして管理すると次第に発根してきますよ。
サボテンを水耕栽培でおしゃれに飾りながら育てよう
水耕栽培のサボテンはむしろ土栽培よりも水やりのタイミングや量が明確なので、人によっては水耕栽培のほうが育てやすいという人もいるくらい簡単です。 虫もわかず清潔で爽やかに飾れるのも魅力なので、ぜひ水耕栽培でサボテンを育ててみてください!