サボテンの寄せ植え入門!初心者でもセンスよく仕上がるコツとテクニックを解説!
2024/1/31
サボテンの寄せ植えは適当に植えるのではなく、少しのコツを押さえれば初心者でもセンス良く仕上げることができます。
この記事ではセンスよく見える配置のコツや、長く元気に育てるための管理方法、基本の作り方までご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
サボテンの寄せ植えは自分でつくれる!
Photo by なつ子さん@GreenSnap
サボテンの寄せ植えは市販の完成品もステキですが、じつは誰でも簡単につくることができます。
例えばすでに育てているサボテンの子吹き株を使ったり、胴切りしたミニサボテンを使うのもおすすめですよ。 ミニ苗を用意して、オリジナルのサボテン寄せ植えを作ってみましょう!
サボテンの寄せ植えをセンスよくつくるコツ
背丈が違うサボテンで三角形に見えるようレイアウト
サボテンの寄せ植えを作る際、背丈の異なるサボテンを利用して三角形のレイアウトを心がけると、魅力的な寄せ植えができますよ。
例えば一番背の高いサボテンを中心や背後に配置し、背の低いサボテンを前に置くことで、深みと立体感が生まれ、寄せ植え全体がバランスよく見えるようになります。
初心者はサボテンの寄せ植えをつくるなら、三角形をつくれる3種類の形や背丈が違うミニサボテンを用意するのがおすすめです。
余白も大切!詰めすぎずに植える
サボテンの寄せ植えでは、植物同士が互いに息をするための「余白」を大切にすることも大切です。距離を詰めすぎずに適度な間隔を空けて植えることで、サボテンが健康に成長するだけではなく、それぞれの美しさを際立たせることができます。
もともと砂漠にあるサボテンは、みっしりと群生しているというよりは、ポツポツと点在しているイメージがありませんか?そのようなイメージをもって余白を意識することで、寄せ植え全体のバランスが取れてセンスよくつくれますよ。
多肉植物も一緒に植えてみる
サボテンと多肉植物は生育環境が似ているので、同じ土・同じ管理方法で両方とも元気に育ちます。そのためサボテンだけでなく多肉植物を混ぜて寄せ植えしてみるのもおすすめです。
とくに相性がいいのはエケベリアや、硬質系ハオルチア、アガベなどです。
化粧石やオーナメントでアクセントをつける
サボテンの寄せ植えでは、とくに余白がある場合は土の表面を化粧石でおおうようにすると、より完成度が上がります。化粧石は、寄せ植えの自然な美しさを引き立てると同時に、水はけを良くする効果もありますよ。
もしくは動物や昆虫のフィギュア、貝殻など、小さなオーナメントを加えることで、一層センスの良い仕上がりにすることができます。寄せ植えに物語や遊び心がプラスされるので、よりオリジナリティある仕上がりになって愛着もわきますよ。
サボテンの寄せ植えをつくる時期は?
サボテンの寄せ植えをつくるのに最適な時期は、サボテンが生育期に入る直前やその初期である春先の3月から4月です。
この時期に寄せ植えを行うことで、サボテンも新しい環境に順応しやすく、健康的に成長することが期待できます。
サボテンの寄せ植えづくりで用意するもの
- 寄せ植えするサボテン苗
- 寄せ植え用の鉢またはコンテナ
- 鉢底ネット
- 底石または軽石
- 市販の多肉・サボテン用の土
- ピンセット(トゲを避けるため)
- 軍手(手を保護するため)
- 移植ゴテまたはスプーン(土を扱うため)
- 水やり用のじょうろまたはスプレーボトル
サボテンの寄せ植えの作り方
- サボテンの配置を決める: サボテンを鉢の中にそのまま仮置きし、まずは配置を決めましょう。このとき、サボテン同士が触れないように余白を考慮し、バランスを見ながら配置するといいです。
- 鉢の準備をする: 鉢に鉢底ネットを鉢の底に敷き、その上に底石または軽石を入れます。鉢が小さい場合は底石はなくてもいいですが、あったほうが水はけがよくなるのでその後も元気に成長しますよ。
- 土をいれる: サボテン用の土を鉢に入れます。あとで土で隙間を固定していくので、この段階では鉢の約2/3の高さまで土を入れるといいでしょう。
- サボテンを植える: 一番端に配置するサボテンから、一つずつ根鉢を崩さないように注意しながら決めた位置に植え付けます。グラグラするので土で固定させてから次のサボテンを植えていくといいです。ピンセットで持つときは根と胴体の中間くらいを優しくつまんでくださいね。
- 土を追加する: サボテンを植えた後、隙間に土を追加し、軽く押し固めます。化粧石をまく場合はこのタイミングです。これにより、サボテンがしっかりと支えられます。
- 水やり: 寄せ植えをした直後は水やりを控え、3〜4日後、完全に土が乾いたらたっぷりと水を与えます。サボテンは過湿を嫌うため、水はけの良い環境を保つことが重要です。
サボテンの寄せ植えの管理方法
置き場所
サボテンの寄せ植えは明るく日当たりの良い場所を好みますが、直射日光が強すぎると葉焼けの原因になることがあります。
とくに夏場は半日陰の場所に移動させるか、日差しを遮る工夫をしましょう。冬場はできるだけ日光が当たる室内に置いてください。。
水やり
サボテンは乾燥に強い植物ですが、寄せ植えの場合は土の乾き具合をよく確認し、土が完全に乾いたらたっぷりと水を与えます。
水やりのしすぎは根腐れの原因になるため、水はけの良い土を使用し、都度鉢底から水が流れ出ることを確認しましょう。夏は水やりの頻度を増やし、冬は控えめにします。
肥料
サボテンの寄せ植えには、生育期の春から夏にかけて月に1回程度、サボテン専用の肥料を与えると良いでしょう。
肥料は少なめにして、根を傷めないよう注意してください。秋から冬にかけてはサボテンが休眠期に入るので肥料を控えてください。
サボテンの寄せ植えづくりに挑戦してみよう!
サボテンの寄せ植えは初心者でも簡単にできるので、春か秋に挑戦してみませんか?この記事でご紹介したコツや作り方を参考に、ぜひオリジナルの寄せ植えを楽しんでくださいね。