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サボテンの花が咲くのは珍しい?花を咲かせる種類と開花の時期

2023/7/26

多肉植物に属するサボテンは、種類や環境によってかわいらしい花を咲かせることをご存じですか?

"花を咲かせるサボテン"を知りたいと考える方へ、今回は花を咲かせるサボテンの種類と開花時期について解説します。この記事を参考に開花を楽しみにしながら育ててみてください。

サボテンの花が咲くのは珍しいこと?何年に一度見れる?

サボテンPhoto by CCCRさん@GreenSnap

2,000品種以上あるサボテンですが、花の有無は品種によって異なるため、花を咲かせる品種を知っておく必要があります。花を咲かせるサボテンであれば、成育環境がよく、体力が残っていれば1年の間に何度か咲くといわれています。花を咲かせるサボテンは育てがいのありますね。

花が咲くサボテンの種類

エキノプシス属

エキノプシス属 短毛丸Photo by ももたろうさん@GreenSnap

エキノプシス属は、花が咲く代表的なサボテンです。ロビビアに属していたサボテンや、ほかの属だったサボテンが統合して生まれた属になります。アンデス山脈周辺を原産とし、約130種類もあるサボテンの中でも大きなグループです。柱状はもちろん、ボールのようにコロコロとかわいい球状の株もあります。

花の特徴は夜咲きで、香りの良いものが多くあります。エキノプシス属で代表的な品種は「短毛丸」です。

オプンチア属

オプンチア属 金烏帽子Photo by ぽぽんさん@GreenSnap

オプンチア属はカナダやアメリカなど広範囲にわたって自生するサボテンです。約250種もあり、サボテンの中でも最大級を誇るグループになります。品種によって黄色やオレンジ、赤にピンクなどさまざまな色の花を咲かせます。高山性のサボテンであることから耐寒性に優れ、屋外でも育てやすい特徴があります。ウチワサボテン特有の平たい株をしています。

オプンチア属で代表的な品種は「金烏帽子」です。

コリファンタ属

コリファンタ属 象牙丸Photo by をはるーるーるーさん@GreenSnap

象牙のようなトゲが特徴的なサボテンです。ふっくらとしていてツヤがあり、真っ白な綿毛が印象的です。花は黄色が多いものの、近年ではピンク色の花を咲かせる品種も流通しています。

直射日光に弱い性質をもつため、屋外で育てるときは日陰に置いて管理します。耐寒性に優れているものの、-5度を下回るときは屋内で管理することをおすすめします。

コリファンタ属で代表的な品種は「象牙丸」です。

シュルンベルゲラ属

シュルンベルゲラ属 シャコバサボテンPhoto by アンズさん@GreenSnap

シュルンベルゲラ属は、平たくギザギザとした葉の先端に鮮やかな色の花を咲かせるサボテンです。クリスマスに向けて取り扱われることが多いので、「クリスマスカクタス」と呼ばれることがあります。赤い花をつける品種が多いものの、近年ではピンクや白、オレンジに緑などさまざまな花を咲かせる品種も流通しています。

シュルンベルゲラ属で代表的な品種は「シャコバサボテン」です。

ネオポルテリア属

ネオポルテリア属 白翁玉Photo by ぴーさん@GreenSnap

ネオポルテリア属は、ほかのサボテンに比べて成長が遅く、栽培方法も簡単とされるサボテンです。品種によって特徴が異なりますが、あごひげを連想させるトゲのあるものが多く流通しています。花の根元は黄色で、ピンクや赤など鮮やかな花を咲かせます。

ネオポルテリア属で代表的な品種は「白翁玉」です。

パロディア属

パロディア属 銀粧玉Photo by niceDay*さん@GreenSnap

タマサボテンの一つであるパロディア属は、灰色の細い針に覆われたサボテンです。株の中心から花が咲くため、まるで溶岩が吹き出るように見えます。花は何回かにわけて咲く特徴があり、元気な株であれば3番花まで楽しめるものもあります。 パロディア属で代表的な品種は「銀粧玉」です。

ペレキホラ属

ペレキホラ属 精巧丸Photo by kayonyaさん@GreenSnap

ペレキホラ属は、独特な見た目をもつサボテンです。成長が遅いため、ガーデニング上級者向けの品種です。ペレキホラ属は苗も種もあまり流通していないことから、希少種属ともいわれています。芋虫が這うように見える株からは想像できない、かわいらしい濃いピンクの花を咲かせます。

ペレキホラ属で代表的な品種は「精巧丸」です。

マミラリア属

マミラリア属 月影丸Photo by さりぃさん@GreenSnap

マミラリア属は、まるで山に雲がかかったような株が特徴的なサボテンです。トゲもやわらかみがあり、やさしい印象をもちます。春にピンクの花をいくつか咲かせ、環境によっては3~4つつけることもあります。ただし、高温多湿に弱い性質のため、夏場は湿度管理に注意し、風通しの良い場所に置くことをおすすめします。

マミラリア属で代表的な品種は「月影丸」です。

レブチア属

レブチア属 緋宝丸Photo by 8chiさん@GreenSnap

レブチア属は、ほかの品種に比べてこぶりのサボテンです。株を覆い隠すほど満開の花を咲かせる特徴があり、サボテンも花も楽しみたい方に人気があります。寒さに弱い性質のため、外気温が-3度を下回るときは温かい場所で管理します。花の色や花びらの形は品種によって違います。

レブチア属で代表的な品種は「緋宝丸」です。

サボテンの花を咲かせる方法

サボテンの花を咲かせる方法は以下の2つです。

  • 休眠期を取り入れること
  • サボテンが花を咲かせるのは子孫繁栄のためです。砂漠など暖かい地域を原産とするサボテンは、雨が降る時期を待ちながら休眠に入り、厳しい暑さを凌ぐ性質があります。雨が降る時期になると、眠りから覚め、種を作るために花を咲かせます。なお、品種によって休眠期は異なるので、育てたいサボテンの特徴をしっかりおさえておくことが重要です。休眠期は土が乾ききらない程度に水やりをして様子を見ましょう。

  • たっぷりの日光浴をさせること
  • サボテンは年中暖かい日の光を求めます。直射日光は枯れる原因になるので、窓辺や玄関などに置いて管理してください。

    サボテンの花の開花時期!いつ咲くの?

    サボテンは品種によって休眠期が異なるため、花を咲かせる時期も違います。ここではサボテンの開花時期をご紹介します。

    短毛丸 5〜8月頃
    金烏帽子 6~8月頃
    象牙 7~10月頃
    シャコバサボテン 11~3月頃
    白翁玉 3~4月頃
    銀粧玉 7~9月頃
    精巧丸 4~10月頃
    月影丸 2~5月頃
    緋宝丸 4~8月頃

    サボテンの花が咲いた後の管理方法

    サボテンの花が終わったら、枯れたものから順に摘み取りましょう。もし摘み取らずにいると、種が土に埋まり、鉢が窮屈になってしまいます。「サボテンが増えるならいいかも!」と考える方もいるかもしれませんが、一度種をつけると親株は種を育てることにエネルギーを注ぐようになり、弱る恐れがあります。

    サボテンの花が咲き、枯れてしまったあとは種をつけないよう摘み取り、エネルギーを分散させないよう管理しましょう。

    サボテンの花が咲いたらいいことがあるかも!

    今回は、花が咲くサボテンの品種と咲き終わったあとの管理を紹介しました。サボテンは品種によって休眠期も異なるので、上手に育てても花が咲かないといったことは珍しくありません。

    ぜひこの記事を参考にサボテンを育ててみてくださいね。もしきれいな花が咲いたら、いいことが起きる前触れかもしれませんよ。