【エニシダの花言葉】花の特徴や香り、和名の由来は?
2023/6/28
蝶のような花をたくさんつけ、遠くから見ても美しさを感じさせるエニシダには、その特徴にぴったりの花言葉がついています。
今回はエニシダの花言葉に合わせて、由来や花の特徴についてご紹介します。 植物にはそれぞれ花言葉がついています。見かけたときに花言葉も合わせて楽しめるよう、ぜひこの機会に覚えてみてくださいね。
エニシダの花言葉
Photo by ひろんさん@GreenSnap
エニシダの花言葉は「博愛」「謙虚」「謙遜」「清楚」「清潔」「豊穣」「卑下」です。
「謙遜」「博愛」「謙虚」「卑下」は、国王だった兄を殺してしまった弟が、良心から贖罪の旅に出る間、兄への懺悔として毎日エニシダの枝に話しかけていたという物語にちなみます。「清楚」「清潔」は、エニシダをホウキとして使うことに由来します。
エニシダに怖い花言葉はある?
エニシダには複数の花言葉がついていますが、よくよく見るとポジティブなものとネガティブなもののどちらもついていることがわかります。ポジティブな花言葉の由来は、エニシダの枝がホウキとして用いられていたことや、庭にエニシダのある家は、母親が強くなるといった言い伝えによるものとされています。
一方ネガティブな花言葉は、上述したある兄弟の話や、聖母マリアが追っ手から逃げる最中、エニシダの揺れる音によって居場所が発覚しそうになったといったものが由来です。
いずれも真偽について定かではないものの、古くから各地で植えられており、人々にとって身近な木であったからこそ、さまざまな物語に登場するのでしょう。
エニシダとはどんな花?
Photo by しんちゃんさん@GreenSnap
エニシダは、マメ科エニシダ属に属する常緑樹の植物です。樹高は2~3mほどに成長し、3~5月にかけて開花します。地中海沿岸を原産とし、各国では公園や家々の庭などで見かけられます。
緑色の枝が分かれて垂れ下がるような姿が印象的なエニシダは、常緑樹であるものの大きく育たない傾向にあります。日本では、「金雀枝」「金雀花」と書いてエニシダと呼ぶことが多く、ホームセンターなどでも気軽に手に入れられます。
エニシダの花言葉を贈ろう♪
日本でも見かけることの多いエニシダには、ポジティブなものとネガティブなものの両方の花言葉がついています。それぞれ古くから伝わる物語や伝説にちなんでいることから、エニシダを楽しむときはちょっとした豆知識として披露できるでしょう。
なお、エニシダには「シダ」と名前がつきますが、スペイン語の「hiniesta」がなまってついたといわれています。シダ植物とは全く異なる植物なので、見頃を迎える時期は、ぜひ近くによって花や葉を楽しんでみてください。