ブロッコリーの種類図鑑|家庭菜園で人気の品種はどれ?
2023/7/6
栄養豊富な野菜といえば、ブロッコリーですよね。そんなブロッコリーは品種改良により、さまざまな種類があるのをご存じでしょうか。
そこで今回は、ブロッコリーの種類について詳しく紹介します。定番の品種や「世界一美しい野菜」と呼ばれる品種まで紹介するので、ぜひお気に入りのブロッコリーを見つけてみてくださいね。
ブロッコリーの特徴!どんな野菜?
Photo by じゅん坊さん@GreenSnap
ブロッコリーは、アブラナ科アブラナ属の緑黄色野菜です。ブロッコリーは、キャベツの一種で、イタリアで品種改良され、現在の姿になったといわれています。そのため、ブロッコリーの花や葉はキャベツにとてもよく似ていますよ。
普段私たちが食べているのは、ブロッコリーの花蕾(からい)と呼ばれるつぼみの部分と茎で、野菜の王様とも呼ばれるほどブロッコリーは、栄養が豊富に含まれています。
ブロッコリーにはどんな種類がある?
ブロッコリーは、世界で90種類以上あるといわれています。「ブロッコリー」とだけ表記されてスーパーなどで販売されているため、品種が少ないと思っている方も多いですよね。
ですが、一般的なブロッコリーのほかに、スティック状の形をしたものや、ブロッコリーの変異種でもあるカリフラワーの仲間やさまざまな種類があります。
ここからは、ブロッコリーの種類ごとに詳しく紹介しますね。
ブロッコリーの種類
スティックセニョール(茎ブロッコリー)
Photo by わいわいさん@GreenSnap
スティックセニョールは、細長い茎が特徴のブロッコリーです。中国野菜の芥藍(かいらん)とブロッコリーをかけ合わせて誕生した野菜で、別名「茎ブロッコリー」とも呼ばれています。茎はアスパラのようなコリコリとした食感で、ほんのりと甘味があり、プランターでも栽培できるため、家庭菜園初心者でも挑戦しやすいですよ。
カリフラワー
Photo by とぅとぅさん@GreenSnap
ブロッコリーが突然変異により白くなったものが、カリフラワー。ブロッコリーよりもやや硬めのコリッとした食感で、キャベツのような甘味があります。畑のビタミンCと呼ばれるほど、ビタミンCを含んでおり、食物繊維も豊富なため、注目を集めていますよ。また、オレンジや紫色をしたカリフラワーもあります。
ロマネスコ
Photo by minamiさん@GreenSnap
ロマネスコは、きれいなサンゴのような形をした花蕾が特徴的なカリフラワーの仲間です。コリっとした食感は、ブロッコリーよりもカリフラワーによく似ており、ビタミンやミネラルが豊富で、栄養価が高いことでも有名な野菜です。ちなみに、そのきれいな姿から「世界一美しい野菜」ともいわれており、食卓を華やかにしてくれますよ。
ブロッコリースプラウト
Photo by グリーンフィールドプロジェクトさん@GreenSnap
ブロッコリースプラウトは、ブロッコリーの新芽です。見た目は、豆苗やカイワレと似ており、味や食感はもやしのような淡泊な味わいのため、ブロッコリーが苦手な方でも食べやすいですよ。また、一般的なブロッコリーよりも栄養素の含有量が多く、加熱せずに食べると栄養素を逃さずに吸収できるため、サラダにして食べるのがおすすめです。
スピガリエッロ(フリアリエッリ)
スピガリエッロは、イタリアの茎ブロッコリーの一種です。一般的な茎ブロッコリーよりも細めで、菜の花のような見た目をしており、細長い葉は縁が少し縮れているのが特徴です。イタリアのナポリ地方ではポピュラーな野菜で、パスタやピザなどによく使われています。
アレッタ
アレッタは、ブロッコリーとケールをかけ合わせて誕生したブロッコリーです。茎はやや細く、茹でるとほんのり甘味もあり、茎のコリコリとした食感が炒め物にするとよいアクセントになりますよ。また、一般的なブロッコリーに比べてビタミンが豊富で、βカロテンは約3倍あるといわれています。
ブロッコリーの種類はたくさん!お気に入りを見つけてみて
種類が少ないと思われがちなブロッコリーですが、いろいろな種類があり、食感や味わいもさまざま。最近では、スーパーでも見かけるようになった種類のブロッコリーもあるので、ぜひ見つけたら試してみてくださいね。