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ブーゲンビリアの剪定時期はいつ?大きくしたいときはどこを切る?

2023/7/12

ピンクや白の花をつけるブーゲンビリアですが、剪定せずにいると花がつかなくなるどころか、樹形も乱れてしまいます。今回は、ブーゲンビリアの剪定時期と方法、必要なものについて解説します。正しい剪定時期や方法をおさえ、美しい花を咲かせましょう。

ブーゲンビリアの剪定時期

ブーゲンビリアPhoto by PenguinVillageさん@GreenSnap

ブーゲンビリアの剪定に適した時期は6月と12月です。6月に剪定すると、秋にもう一度花を咲かせます。もともとブーゲンビリアは、1年中花を咲かせる植物です。秋にもう一度花を咲かせたいときは、6月をめどに剪定しましょう。

夏や秋の花が完全に咲き終わった12月に剪定すると、翌春の花数が増えます。沖縄など比較的暖かい地域をのぞき、日本では12月ごろに休眠期に入ります。咲き終わった花や古い枝がついたまま休眠期を迎えると、栄養が分散することで体力を消耗し、新芽の成長が遅れます。翌春もきれいな花をつけたいときは、12月の休眠期に不要な枝や葉、花を取り除きましょう。

ブーゲンビリアの剪定に必要なもの

ブーゲンビリアの剪定に必要なものは、以下のとおりです。

  • 剪定ばさみ
  • 植木ばさみ
  • 園芸用手袋
  • 脚立
  • 剪定では、専用の道具が必要です。一般的なはさみやキッチンばさみでも代用は可能ですが、枝の断面がつぶれたことで枯れる可能性があります。剪定用の道具は切れ味がよく、切り口をつぶさないのが特徴です。自宅にないときはホームセンターや園芸店、ネットショップなどを活用して園芸に適した道具を使用するよう留意しましょう。

    また、ブーゲンビリアにはトゲが生えているので、必ず園芸用手袋を着用した上で剪定をしましょう。もし軍手しかない場合は、トゲが貫通しないよう2枚重ねて着用することをおすすめします。

    ブーゲンビリアの剪定方法

    ブーゲンビリアPhoto by ブーゲンビリアさん@GreenSnap

    ブーゲンビリアの剪定は、次のシーズンに花を咲かせるために行います。ここでは、秋に花を咲かせたいときの夏用の剪定方法と、来春に花数を増やす場合の冬用の剪定方法についてご紹介します。

    夏は「切り戻し剪定」

    秋にもう一度花を咲かせたいときは、初夏にあたる6月に切り戻し剪定をしましょう。手順は以下のとおりです。

    1. ブーゲンビリアをチェックする

    2. 花柄を取りのぞく

    3. 花が咲き終わった枝を途中から切り落とす

    4. 樹形が気になるときは、樹冠から飛び出る枝も切り落とす

    剪定中によくある失敗例としては、樹形を整えはじめると、切る必要のない枝さえも切り落とすケースが挙げられます。剪定時は、不要な枝を見極めながら丁寧に切り落とすようにしましょう。

    冬は「間引き剪定」

    来春に咲くブーゲンビリアの花数を増やしたいときは、11月をめどに間引き剪定をしましょう。手順は以下のとおりです。

    1. ブーゲンビリアをチェックする

    2. 内側にある混み合った枝を根元から切り落とす

    3. 樹冠から飛び出る枝や見た目の悪い枝を切り落とす

    4. 全体を整える

    5. 左右のバランスをチェック・調整する

    間引き剪定で注意することは、枝の途中から切らないことです。根元に枝が残っていると、見た目が悪いほか、冬の寒さによって切り口から枯れる恐れがあります。来春もきれいな花を咲かせたいときは不要な枝を見極め、根元から切り落としてください。

    ブーゲンビリアの剪定で失敗しないコツは?

    ブーゲンビリアの剪定で失敗しないコツは、枝を切りすぎないことです。春も冬も枝を必要以上に切りすぎると、秋、または来春にきれいな花をつけなくなってしまいます。

    切り方や管理を誤ると、そのまま枯れる恐れもあります。ブーゲンビリアをいつまでも大切に育てたい方は、6月の剪定では花がら摘みと切り戻し剪定を行うこと、冬の11月では間引き剪定を行い、不要な枝をよく見極めながら切り落とすことに留意しましょう。

    ブーゲンビリアの剪定後の管理

    ブーゲンビリアを剪定したあとは、切り口が完全に乾ききったころに適度な水やりと肥料を与えましょう。剪定してまもなくはブーゲンビリアもダメージを受けた直後です。水やりや肥料は、日数にして1週間ほど経過したころがよいでしょう。

    なお、地植えの場合は天候や湿度によって異なるため、ブーゲンビリアの様子をよく観察したうえで実施してください。

    ブーゲンビリアの剪定方法についてよくある質問

    剪定した枝で挿し木する方法は?

    剪定したブーゲンビリアの枝を挿し木するときの手順は以下のとおりです。

    1. 剪定時に切り落とした固めの枝を10cmほどの長さに切る

    2. 花や葉、分枝がついている場合はすべて取り除く

    3. 消毒した瓶に水を入れ、枝の切断面を1時間ほど浸ける

    4. 枝の切断面に発根促進剤をつける

    5. 鉢に培養土を入れたら、枝を土に5cmほどの深さまでさし込む

    6. 鉢の下からあふれるくらいの水を与える

    7. 日陰に置き、土が乾燥しないようこまめに水やりをする

    8. いくつもの葉がつき、大きくなったら枝を抜いて新しい鉢に植え替える

    なお、挿し木する枝は6~8月に剪定した枝を使用しましょう。この時期以外の枝を使うと、うまく成長せずに枯れる恐れがあります。元気な時期の枝を使って挿し木するのが、成功のポイントです。

    ブーゲンビリアの花が終わったらどうする?

    6~7月の間にブーゲンビリアの花が終わったら、太めの枝をいくつか残して間延びした枝を切り落としましょう。このとき花がら摘みも行うことで、秋にまた花を咲かせます。

    地植えのブーゲンビリアの剪定方法は?

    地植えで育てたブーゲンビリアは、放置すると3mほどに大きく育ちます。大きくなりすぎた場合は夏に強剪定をして、全体を短く切り落とすとよいでしょう。枝の葉が3枚程度になる位置まで切り落として問題ありません。

    ブーゲンビリアを剪定してきれいな樹形をつくろう!

    今回はブーゲンビリアの剪定時期と方法を中心にご紹介しました。ブーゲンビリアは病害虫に強い性質をもつため、ガーデニング初心者でも育てやすい植物です。しかし、育てやすいからといってそのまま放置すれば、どんどん大きく育ち、景観を損なってしまいます。

    シンボルツリーとして庭に植えるほか、鉢植えで育てる場合であっても、夏や冬など適切な時期には必ず剪定し、ブーゲンビリアにとってすこやかな環境を保ちましょう。