夕顔の花の時期や実がなる時期はいつ?かんぴょうと同じもの?
2024/4/30
夕顔は、夏の夕方に一晩だけ花を咲かせる一年草のつる性植物です。朝顔やアサガオと名前が似ていますが、実は全く別の植物なのをご存知ですか?
この記事では、夕顔の花の特徴や開花時期、実の収穫時期、かんぴょうとの関係などを詳しく解説します。
夕顔とはどんな花?

Photo by ペコちゃんさん@GreenSnap
夕顔はウリ科ユウガオ属の植物で、ナス科のアサガオとは全く別の種類です。つる性の蔓を伸ばし、大きな白い花を夕方に一晩だけ咲かせる一年草です。
花径は10cm前後と大きく、夜になると閉じてしまいます。実は長さ30cmほどの細長い形をしており、収穫してかんぴょうの原料にされます。
夕顔はどんな花を咲かせる?
夕顔の花は白色で大きな漏斗(ろうと)のような形をしています。花径は10cm前後と大ぶりで、夕方になると一斉に開花します。しかし翌朝にはしおれてしまうため、一晩限りの命の短い花なのです。
花の形は朝顔に似ていますが、夕顔の方がさらに大きく存在感があります。また、夜になると花は閉じてしまいます。
夕顔の花の咲く時期はいつ?
夕顔の開花時期は7月から9月ごろです。暑い夏の時期に、夕方になると一斉に大きな白い花を咲かせる様子は非常に印象的です。しかし翌朝にはしおれてしまうため、開花時間が短いのが特徴的です。
開花時期が夏場に集中するのは、夕顔が暑さに強い植物だからだと考えられています。
夕顔の花とかんぴょうは同じ?
夕顔の花から実ができ、その実を加工したものがかんぴょうです。つまり、夕顔の花とかんぴょうは同じ植物から作られているのです。かんぴょうの原料となるのは、夕顔の細長い実の部分です。
収穫した実を乾燥させて加工することで、かんぴょうになります。
夕顔の収穫時期はいつ?
夕顔の実の収穫時期は9月から10月ごろです。花が咲く時期よりも少し遅れて、秋口に収穫が行われます。収穫された実は乾燥させてかんぴょうの原料にされますが、新鮮な間は野菜としても食べられます。煮物や天ぷらの素材に利用できる夏野菜なのです。
夕顔の花を知って観察しよう!
夕顔は一晩しか咲かない短命の花ですが、その大きさと白い色合いの美しさは圧巻です。夏の夕方に咲く様子を見ると、花の命の短さを実感できるでしょう。
また、かんぴょうの原料になる実もつけるため、食用としても楽しめる植物です。ぜひ夕顔の不思議な一面を知って、観察してみてはいかがでしょうか。