ブルーベリーの種類|家庭菜園におすすめの品種はどれ?
2024/4/16
ブルーベリーは、初夏から夏にかけて楽しめる、ジューシーで甘酸っぱい人気のベリーフルーツです。丈夫で育てやすく、ベランダなどの狭いスペースでも栽培できるので、育ててみたい方も多いのではないでしょうか。
でも、ブルーベリーって品種がたくさんあって、どれを選んだらいいのかわからない...。そんなあなたのために、今回はブルーベリーの代表的な品種の特徴をご紹介します。
ブルーベリーにはどんな種類がある?
Photo by 毛布さん@GreenSnap
ブルーベリーには大きく分けて3つの系統があり、それぞれ特徴が異なります。ラビットアイ系、サザンハイブッシュ系、ノーザンハイブッシュ系の3系統に分かれ、合わせて200種類以上の品種が存在します。
系統によって果実の味や形、適した環境が異なるので、自分の住む地域に合った系統の品種を選ぶことが大切です。
1. ラビットアイ系
ラビットアイ系は、やや小粒ですが実つきが良く多収穫できる品種が多いのが特徴です。暑さに強く寒さに弱いため、温暖な西日本で栽培するのが適しています。ただし自家受粉できないので、受粉のため別の品種を併せて植える必要があります。
ラビットアイ系:ホームベル
ホームベルはラビットアイ系の中粒品種で、8月頃に収穫できます。酸味が少なく甘いので、生食用に最適です。収穫量も多く、一般的に家庭菜園で栽培されている人気品種です。
ラビットアイ系:ブライトブルー
ブライトブルーはラビットアイ系の大粒品種で、パリッとした食感と程よい酸味が特徴的です。収穫期間が長く約5週間収穫を楽しめます。ラビットアイ系の中でも育てやすい品種とされています。
2. サザンハイブッシュ系
サザンハイブッシュ系は、やや小粒で甘みが豊かな品種が多いのが特徴です。暑さに強い一方で寒さと乾燥に弱いため、温暖地から寒冷地の関東以西が適した栽培地域となります。土壌への適応性が低いので、土壌の酸度調整が必要です。
サザンハイブッシュ系:オニール
オニールはサザンハイブッシュ系の人気品種で、甘みが強く香り高い美味しい実をつけます。耐寒性に優れ育てやすいですが、雨に弱く裂果しやすいデメリットもあります。
サザンハイブッシュ系:シャープブルー
シャープブルーはサザンハイブッシュ系の柔らかい甘い実をつける品種で、丈夫で育てやすいのが特徴です。名前は、フロリダ大学のシャープ博士にちなんで名付けられました。
3. ノーザンハイブッシュ系
ノーザンハイブッシュ系は、大粒で酸味と甘みのバランスが良い品種が多いのが特徴です。耐寒性が高い一方で夏の暑さや乾燥に弱いため、寒冷地から寒地の東北や北海道が適した栽培地域となります。こちらも土壌への適応性が低く、酸度調整が必要です。
ノーザンハイブッシュ系:レイトブルー
レイトブルーはノーザンハイブッシュ系で、成熟期が7月頃と最も遅い品種です。酸味が強く果実が硬いので生食向きです。収穫量が多く、育てやすい品種とされています。
ノーザンハイブッシュ系:チャンドラー
チャンドラーはノーザンハイブッシュ系の最大級の大粒品種で、500円玉サイズにもなる実をつけます。爽やかな甘さと酸味のバランスが良く、人気の高い品種です。
ノーザンハイブッシュ系:ブルーレイ
ブルーレイはノーザンハイブッシュ系の代表的な品種で、大粒で香りと甘味に優れた人気品種です。耐寒性に優れ、6月中旬頃に収穫できます。シュートの発生が多いのが特徴です。
ブルーベリーの種類は奥深い!お気に入りを見つけてみて!
ブルーベリーには系統や品種によって様々な特徴があり、自分の住む地域や好みに合わせて品種を選ぶことが大切です。ぜひ気になる品種を見つけて、おいしいブルーベリー作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。