ブルーベリーの植え替え時期は？鉢苗を地植えにしても大丈夫？
2024/4/18
Photo by hotaruさん@GreenSnap
春に白い釣鐘型の可憐な花を咲かせ、初夏から晩夏にかけて美味しい実をつけるブルーベリー。樹形が比較的コンパクトであることから、鉢植えでの栽培も人気があります。そんなブルーベリーの植え替え時期や頻度、方法について詳しく説明していきます。
おいしいブルーベリーを育てるためにも植え替えは必要
鉢植えブルーベリーは、定期的な植え替えが欠かせません。
それは、数年で根が鉢の中でパンパンになり、根詰まりを起こしてしまうからです。根詰まりが進むと、水分や養分の吸収力が低下し、生育不良の原因となります。
生育不良は実の数や味にも影響しますので、定期的な植え替えを行いましょう。
ブルーベリーの植え替え時期はいつ？
ブルーベリーの植え替え時期は、休眠期にあたる10〜11月頃もしくは気温が上がってくる3月頃が適しています。
10〜11月頃はブルーベリーの落葉期にあたり、剪定や鉢の移動がしやすいというメリットがあります。気温の低い時期や猛暑の時期は避けましょう。
できれば、1〜2年に1度の頻度で植え替えてください。
ブルーベリーの植え替え方法
Photo by trgeさん@GreenSnap
- 古い鉢から株を取り出し、根鉢を軽くほぐす。
- 一回り大きな鉢に、ブルーベリー用の新しい培養土を入れる。
- 苗を植え穴の中央に、まっすぐにして植える。
- 植え穴の隙間に培養土を足し、株元を手で軽く押さえて土と苗を固定する。
- 最後にたっぷりと水やりをする。
植え替え時にブルーベリーの根はどうする？
植え替えの際、古い根や痛んだ根は切り落としましょう。細い新しい根はできるだけ残し、軽くほぐします。
鉢植えブルーベリーを地植えにしても大丈夫？
鉢植えで栽培していたブルーベリーが、ある程度大きく成長してくると地植えにしたいと思う方もいらっしゃるかと思います。
結論、鉢植えブルーベリーを途中から地植えにすることは可能です。
ただし、あまり大きな苗木になってからの地植えはブルーベリーに負荷を与えます。そのため鉢から地植えに変える場合は、できれば7号サイズまでに作業しましょう。
ブルーベリーの植え替え後の管理方法
植え替え後のブルーベリーは、しばらくは直射日光の当たらない明るい日陰に置き、徐々に日当たりのいい場所へ移しましょう。
また、植え替え直後はたっぷり水やりをしますが、その後は乾燥気味に管理します。肥料はしばらくは控えます。
ブルーベリーの植え替え時期は夏と冬以外！
ブルーベリーを植え替えることで、根詰まりの可能性がなくなり、新しい栄養豊富な培養土を与えることで、苗木がぐんぐん成長することでしょう。みずみずしくて甘酸っぱい実をたくさん収穫できるよう、定期的な植え替えを心掛けましょう。
なお、夏と冬の時期は植え替え厳禁ですので、そこは厳守するようにしてください。
ブルーベリーは、植え替えによって根詰まりを防ぎ、健康に育てることができる植物です。植え替え時期は11月か3月が最適で、一回り大きな鉢に植え替えます。根は古いものや痛んだものを取り除き、新しい細根を残すのがコツですね。植え替え後は、日当たりと風通しの良い場所で育て、水やりと肥料にも気を配りましょう。定期的な植え替えで、美味しいブルーベリーを育ててくださいね。
