ブルーベリーの剪定時期は夏と冬?それぞれどこを切るの?
2023/6/27
たくさんの実をつけるブルーベリーですが、正しく剪定できていますか?剪定せずに放置するとだらしない印象になるほか、実をつける場所の光合成を邪魔してしまうなど、成長に影響を及ぼす場合があります。
今回はブルーベリーの剪定についてご紹介します。正しい剪定方法を学び、たくさんの実を収穫できるようにしましょう。
ブルーベリーの剪定時期
Photo by エミアさん@GreenSnap
ブルーベリーの剪定時期は、冬の1~2月と夏の5~7月です。
1~2月はブルーベリーの休眠中にあたり、剪定によるダメージを最小限に抑えられます。秋から冬にかけて葉が落ちるため、不要な枝だけを切り落とす作業になるため、初心者でも始めやすい剪定といえるでしょう。
一方、5~7月の夏時期は7月の花芽がつく前に行うものです。夏時期の剪定は、春に伸びすぎた枝を切り落とすほか、光合成に邪魔な葉を落としたり、実の収穫を楽にしたりする意味があります。
ブルーベリーの剪定に必要なもの
ブルーベリーの剪定に必要なものは以下のとおりです。
ブルーベリーの剪定では、基本的に剪定ばさみと手袋があればできます。あまりに太く切りにくい枝があれば、剪定のこぎりが必要になります。剪定を検討する際は、剪定ばさみでも管理できる太さかを確認しておくとよいでしょう。
また、100円均一のガーデニングコーナーにも剪定ばさみを取り扱っていますが、切り口が潰れたりきれいに切り落とせなかったりするなど、植物を傷める恐れがあります。4,000~5,000円程度で売られているので、できればホームセンターや園芸店で売られている剪定ばさみを購入しましょう。
ブルーベリーの剪定方法
ブルーベリーの剪定は夏に行われる5~7月と1~2月の冬の2種類あります。ここでは夏、冬のそれぞれの剪定方法をご紹介します。
夏剪定の場合
夏剪定の方法は以下のとおりです。
1. 全体をチェックし、不要な枝や傷んだ枝を探す
2. 風通しがよく、光合成のしやすい状態になるよう間引きする(間引き剪定)
ブルーベリーは、7月頃に花芽をつけることから、花芽のある枝をいくつか残すことがポイントです。全体的に切り落としてしまうと、ブルーベリーの実を収穫できないので、不要な枝を切り落とすまでに留めましょう。
3つほど花芽のついた枝を残すよう剪定すると、ちょうどよい樹形を保ちながら収穫まで元気に育てられます。
冬剪定の場合
冬剪定の方法は以下のとおりです。
1. 全体をチェックし、不要な枝や傷んだ枝を探す
2. 細い枝もあれば切り落とす
冬剪定は、強剪定と呼ばれる強めの剪定をします。春にたくさんの実がつけられるように、太い枝を育てるつもりで、不要な枝や傷んだ枝、細い枝を切り落としてください。このとき、成長が悪くなった木があれば、切り戻しをしましょう。古い枝や傷ついた枝、細い枝から順に切り戻し、主軸となる枝が8~10本ほど残るように剪定します。
また、植え付け後の年数に応じた、剪定のポイントもおさえておくとよいでしょう。
1~2年目の若い木であれば、花芽がつきそうな元気な枝を残して、強剪定を行いましょう。
2~3年目のやや成長が進んだ木は、大きな実をつけられるように、風通しのよい樹形になるよう剪定します。根元から出た枝や混み合っている枝があれば、きれいに切り落としましょう。
3年以上育てた木は、そのまま放置すると2m以上に大きく育ってしまいます。景観にも影響を及ぼし、大きくおいしい実をつけにくくなるため、全体的に枝を短くするイメージで剪定しましょう。
ブルーベリーの剪定で失敗しないコツは?
ブルーベリーの剪定で失敗しないコツは以下のとおりです。
ブルーベリーの花芽は5月頃に、20cm弱の長すぎない枝の先につきます。枝の根元やバランスだけを見て切り落としてしまうと、花芽のついた枝先もすべて切り落としてしまうことになるため、枝先に花芽がないかを確認しながら進めることが大切です。
また、芽の向きに注意しながら剪定することもコツのひとつです。芽の上から5mmほどの位置から枝を切り落とすようにしましょう。このとき、内側を向いた芽や上向きについた芽で切ってしまうと、風通しを悪くする枝や不要な枝に育ってしまいます。ブルーベリーの芽は木の外側を向く芽、または下に向いた芽の上で切るよう注意しましょう。
地植えのブルーベリーの場合は、枝数を増やすために摘心と呼ばれる作業が必要です。摘心は5月~6月頃に、新梢の枝先を1/3くらいの位置で切りつめます。
剪定は、ブルーベリーなど果樹にとって大切な作業です。冬剪定だけでも取り入れ、実付きのよい木に育てましょう。
ブルーベリーの剪定方法についてよくある失敗例は?
Photo by まめさん@GreenSnap
ここではブルーベリーの剪定方法について、よくある失敗例をご紹介します。花芽を切り落としてしまったり、芽の向きを見極められなかったりなど、ブルーベリーの剪定においてよくある失敗例をまとめています。これから剪定を検討する方は、失敗を防ぐためにもしっかりと目を通しておきましょう。
花芽を切り落としてしまう
ブルーベリーの剪定で失敗をまねくケースとして、1つ目は花芽を切り落としてしまうことが挙げられます。花芽とは成長後に実をつける部分であり、すべて切り落とすと、実の収穫ができなくなってしまいます。
「花芽に実をつけるのなら、全部残しておいた方がよいのでは?」と思われがちですが、花芽のついた枝を全部残してしまうと、必要な栄養が行き渡らなくなってしまいます。そのため、花芽のついた枝を残すときは、枝に3つほど花芽のついたもののみを残すようにしましょう。
ブルーベリーの木をチェックし、混み合った枝や傷んだ枝、細い枝などがあればそれらも切り落とし、大きくおいしい実がつくよう剪定してください。
芽の向きを見極められなかった
ブルーベリーの剪定で失敗をまねくケース2つ目は、芽の向きを見極められなかったことです。花芽がついていたとしても、上向きや内向きについた芽は切り落として問題ありません。
これらの芽を残してしまうと、枝が混み合ったり光合成の邪魔をしたりするなど、成長に影響を及ぼす枝に育ってしまいます。
ブルーベリーの花芽でも、残すべき芽は外向きや下向きになったもののみです。剪定時は芽の向きに気を配りながら行うよう留意しましょう。
なお、ブルーベリーの花芽は20cm以下の枝先につける傾向にあります。20cm以上伸びた枝や傷んだ枝、細い枝は思い切って切り落として、実付きをよくさせるのがポイントです。
枝を減らしすぎた
ブルーベリーの剪定で失敗を招くケース3つ目は、枝を減らしすぎてしまうことです。成長に影響を及ぼしそうな枝や傷んだ枝、細い枝を切り落とすのは問題ありません。
しかし、3つほど花芽をつけた枝や成長を待ってもよい枝さえも切り落としてしまうと、実をつけないどころか、光合成のために必要な葉がなく、枯れる場合もあります。
ブルーベリーの木を全体的にチェックし、成長の妨げになるような枝だけを見極めながら、間引きするイメージで剪定するよう注意しましょう。
ブルーベリーの剪定時期を見極めて行おう!
今回はブルーベリーの剪定方法と時期、剪定における失敗例についてご紹介しました。ブルーベリーは果実をつけることから、収穫時期が待ち遠しくなる植物ですよね。
ブルーベリーの剪定では花芽の向きや数、残すべき枝の見極めが重要になります。 とはいえ、花芽の向きや数、残すべき枝の見極めポイントさえ押さえておけば、初心者にも育てやすい植物なので、この記事でご紹介したポイントやコツを押さえてチャレンジしてみてくださいね。