【青い花一覧】春夏秋冬でわけて名前と画像を見てみよう
2023/7/7
春に咲く青い花
ネモフィラ
Photo by 風花さん@GreenSnap
開花時期:4月中旬〜5月中旬頃
ネモフィラはムラサキ科ネモフィラ属の一年草です。北アメリカ原産で、小さな青い花を咲かせます。匍匐性といって(横方向に這うように広がる)性質があることから、花壇のグランドカバーやハンギングなどにもおすすめです。乾燥や寒さにも強く初心者の方にも育てやすい丈夫な花です。
ワスレナグサ
Photo by 栗 かのこさん@GreenSnap
開花時期:3〜6月
ムラサキ科ワスレナグサ属の耐寒性多年草です。草丈は一般的に10〜20cmほどですが、品種の中には40〜50cmほどまで成長する高性種もあります。花びらは5枚で、小さな花がまとまって一つの塊のようにして咲きます。一つ一つの花は小さいのですが、たくさんの花茎を立ち上げて咲くので、青色の存在が花壇に映えます。
ベロニカ
Photo by あずきさん@GreenSnap
開花時期:4~6月(春咲き)、9~11月(秋咲き)
ゴマノハグサ科ベロニカ属の多年草です。ベロニカは世界中で300種類もあり、立ち性と這い性に育つものがあります。尖った花穂を咲かせ、スマートな草姿と爽やかな花色が美しい植物です。ボーダーガーデンやグランドカバーなどによく用いられています。耐暑性耐寒性ともに優れており丈夫で育てやすい植物です。
ヤグルマギク
Photo by もんさん@GreenSnap
開花時期:4〜5月
キク科ヤグルマギク属の一年草です。花色がとても豊富な花で、花びらが集まって、放射状に広がる姿が矢車のように見えることからこの名前がつきました。花壇の花だけでなく、切り花としても利用されることも多いです。
ニゲラ
Photo by まゆぽよさん@GreenSnap
開花時期:4月下旬〜7月上旬
地中海沿岸や西アジア原産のキンポウゲ科ニゲラ属の一年草です。草丈が1mまで成長する品種もあります。春から秋にかけて花を咲かせます。地中海沿岸と西アジアの、秋蒔き一年草の草花です。葉は糸のように細く、よく見ると裂けて広がるような形をしています。花は独特なフォルムをしており、花びらに見える部分は「がく」と呼ばれる部分になります。花色は青、白、ピンクなどがあり、ふんわりと優しい雰囲気が魅力です。
ムスカリ
Photo by まーくんさん@GreenSnap
開花時期:3〜5月
ユリ科ムスカリ属の球根性多年草です。草丈15cmほどの色あざやかな青紫色でぶどうに似た花を咲かせます。チューリップとの寄せ植え花壇で、チューリップの引き立て役として最適です。1つの球根から花茎が2~3本伸び、長い間花を楽しめることができます。
ボリジ
Photo by 姥桜さん@GreenSnap
開花時期:5〜7月
ムラサキ科ボリジ属の一年草です。透明感のある青い星形の花が印象的で、葉や茎は白い毛に覆われており、キュウリのような香りがします。原産地や品種によっては、草丈が30㎝~60cmまで成長する植物です。
シノグロッサム
Photo by タラさん@GreenSnap
開花時期:4月中旬〜7月中旬
ムラサキ科オオルリソウ属の耐寒性のある1年草の草花です。株がやや大型で、茎は切花になるほどの長さがあります。ワスレナグサによく似た花を咲かせ、星形で美しい青色(単色)をしています。
ワスレナグサとの違いは、花の中心が白〜黄色か水色一色かどうかです。葉には毛が生えており、葉脈が目立つのが特徴です。
ブルンネラ
Photo by タラさん@GreenSnap
開花時期:4月中旬〜7月中旬
ムラサキ科ブルンネラ属の多年草です。こちらもワスレナグサとよく似た花を咲かせます。花色はブルーまたは白色の小花で、葉は見栄えや形がよくスペード型をしています。花の少ない季節でも、美しいリーフプランツとして花壇を彩ります。
丁字草
Photo by ジュリアーノさん@GreenSnap
開花時期:4〜5月
キョウチクトウ科チョウジソウ属の宿根草(山野草)です。初夏になると、淡いブルーの花を咲かせます。丁字草を横から見ると「丁」の字に見えることからこのような名前がついたといわれています。和風にも洋風にも合う草花です。
夏に咲く青い花
アジサイ
Photo by hiroさん@GreenSnap
開花時期:5〜7月
アジサイ科アジサイ属の落葉低木です。世界中には2000種以上の品種が存在し、色や形も多種多様です。アジサイの色は土壌の酸度が関係しています。紫陽花の品種の多くは初夏に咲きますが、秋にかけて変化を楽しめる品種も人気があります。
ルリマツリ(プルンバゴ)
Photo by みどりさん@GreenSnap
開花時期:5〜10月
イソマツ科ルリマツリ属の半耐寒性常緑低木です。初夏から秋にかけて長い開花期間が楽しめるのが特徴です。空色の小さな花を咲かせ、夏の暑さ、冬の寒さともに強く、都心部の戸外でも冬越しのできる植物です。
アサガオ
Photo by Misatoさん@GreenSnap
開花時期:7〜9月
ヒルガオ科サツマイモ属のつる性の一年草です。初夏から真夏にかけて円錐形でラッパ型の花を咲かせます。朝に花を咲かせ、昼にはしぼんでしまう姿からこのような名前がついたといわれています。
バタフライピー
Photo by shizukuさん@GreenSnap
開花時期:6〜9月
マメ科チョウマメ属の多年草または一年草です。バタフライピーには多くのポリフェノールが含まれており、あざやかな藍色からレモン果汁を入れると紫色に変化するティーとして用いられています。またそれ以外にもつる性植物で、1〜3mほどに成長することから、夏のグリーンカーテンとして楽しむこともできます。
アガパンサス
Photo by bukkieさん@GreenSnap
開花時期:5月下旬~8月上旬
南アフリカ原産のヒガンバナ科アガパンサス属の常緑多年草です。葉には光沢と厚みがあり、葉が繁った中から花首をすっと立ち上げて小さな花が集まって球状になった花火のような青色の花を咲かせます。性質は丈夫で育てやすいので、公園や花壇の植栽にもよく用いられています。
エリンジウム
Photo by パープルさん@GreenSnap
開花時期:6〜8月
セリ科のエリンジウム属の多年草です。爽やかな青色の花が魅力的で、小花が球状に集まった花です。その花のまわりを囲むようにとげのある苞が広がっています。金属質で光沢があり、円筒状の花が印象的です。
秋に咲く青い花
リンドウ
Photo by しろくまさん@GreenSnap
開花時期:6月頃〜11月頃
リンドウ科リンドウ属の多年生植物です。茎の先や上部の葉の脇に青紫色をした直径2cmほどのベル型の花をつけるのが特徴です。リンドウの花は光に反応して開花するので、開花時期は日当たりのよい場所で管理して育てましょう。曇りの日や夜間には花が閉じてしまう性質があります。
ブルースター(オキシペタラム)
Photo by ららりらさん@GreenSnap
開花時期:5月〜10月
キョウチクトウ科トゥイーディア属(ルリトウワタ属)の多年草です。3cmほどの花は、咲き始めは水色、花が咲き終わるにつれてピンクや薄い紫色に変化します。原産地は、南米諸国なので、暑さには強く寒さにはやや弱い性質です。
アメリカンブルー
Photo by のりぃぃさん@GreenSnap
開花時期:5月〜10月
ヒルガオ科エボルブルス属の半耐寒性多年草です。北アメリカ原産で、高温乾燥に強く、横に広がる性質があるので、グランドカバーにも向いています。太陽の光に合わせて開花する性質があります。葉腋に直径2〜3cmほどの濃い青色の花を咲かせます。
冬に咲く青い花
プリムラ・マラコイデス
Photo by まあみさん@GreenSnap
開花時期:1〜4月
プリムラマラコイデスは中国原産のサクラソウ科サクラソウ属の一年草です。小粒の花がたくさん開花し、段をなすように咲きます。耐寒性は強いですが、日本の暑さや湿気には弱い性質があります。一年草なので、翌年も花を咲かせたい場合は、種を採取して種まき適期になったら蒔きましょう。
春夏秋冬で青い花を楽しもう♪
自然界では神秘的ともいわれる「青い花」は、品種改良を重ねられた現在では、数多く見られます。
青い花は、私たちの心を落ち着かせてくれたり、安らぎを感じさせてくれる色でもあるので、花壇や寄せ植えに取り入れてみるといつもと違った印象を与えてくれますよ。