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ゴーヤの摘心はどこを何回切るの?忘れたらどうなる?

2023/6/2

独特の苦味がおいしい夏野菜のゴーヤ。緑のカーテンにもできるので、すでに育てている方や、これから育ててみたい方も多いのではないでしょうか。「摘心って何?どこを切るの?」「やらないとどうなるの?」など、疑問も多いと思います。

おいしいゴーヤの収穫率を上げるためにも、緑のカーテンとして葉を茂らせるためにも、摘心が大切です。

この記事では、ゴーヤの摘心の方法や、摘心を忘れたらどうなるのかなど、初心者さんにもわかりやすく解説していきます。ゴーヤの摘心をマスターし、今年の夏はおいしいゴーヤをたくさん食べましょう。

ゴーヤを摘心する目的

ゴーヤPhoto by mKさん@GreenSnap

ゴーヤを摘心する目的は、つるを枝分かれさせ、収穫量を増やすためです。

つる植物のゴーヤは、種から芽を出して最初に伸びるつるを「親づる」、親づるから枝分かれしたつるを「子づる」、さらに子づるから枝分かれしたつるを「孫づる」と呼ばれます。

摘心をして、子づると孫づるが増えることで、実の収穫量も多くなります。

ゴーヤの摘心時期はいつ?何回必要?

ゴーヤPhoto by qkinqさん@GreenSnap

ゴーヤの摘心は2回必要です。

摘心は苗を植えて1週間以あと、新しい葉が出てきてから行いましょう。苗を植えてすぐに摘心すると、苗が弱ってしまうことがあります。

ゴーヤを育てる目的がゴーヤを収穫することなのか、グリーンカーテンとして葉を茂らせることなのかによって、摘心の時期や回数がすこし違います。

1回目

ゴーヤの収穫量を増やしたい場合は、本葉が5枚くらいになったときに最初の摘心を行います。グリーンカーテンで葉を早く茂らせたい場合は、本葉が7枚以上になってから最初の摘心をしてください。

どちらの場合も、親づるの先端をハサミで切るだけです。1回目の摘心したあとは子づるが増えてきます。

2回目

2回目の摘心は、子づるが伸びて子づるの本葉が6~7枚になったときに行います。

このとき子づるが3本以上あったら、太くて元気な子づる3本をのこし、ほかの子づるを切り取ります。そのあとも太くて丈夫なつるを残し、それ以外の細いつるを切り取りながら育てます。

グリーンカーテンが目的の場合は、2回目の摘心を行わなくてもかまいません。

収穫量を増やしながらグリーンカーテンも楽しみたい方は、収穫量を増やす摘心で育てましょう。グリーンカーテンの完成はすこし遅れますが、日陰もしっかり確保できるようになります。

ゴーヤの摘心方法!どこを切る?

摘心では、つるの上から2番目の葉の少し上で、つるを切ります。

摘心の時期が遅れてつるが伸びすぎてしまったときは、つるの一番上でなく、もっと下で切っても大丈夫です。

例えば、収穫量を増やしたい株の1回目の摘心のタイミングをのがし、本葉が10枚になってしまったら、下から5枚目の葉の少し上を切ってください。

細いつるを切り取る場合は、そのつるが出ている枝分かれ部分で切りましょう。

ゴーヤの摘心を忘れたらどうなる?

ゴーヤは摘心をせずに育てるとあまり枝分かれせず、上にばかり伸びていきます。子づるや孫づるが出ないと実がならないばかりか、グリーンカーテンにもならない、さみしい株になってしまいます。

2回目の摘心はやらなくてもあまり問題はありませんが、1回目の摘心は忘れずに行いましょう。

摘心をしても実がならない場合は人工授粉を行い、肥料や日当たり、水、温度などが適切かをチェックしてみましょう。

ゴーヤの摘心は何回かやるとよし!

ゴーヤPhoto by barbyさん@GreenSnap

ゴーヤは摘心をするとどんどん枝分かれし、つるや葉が増えていきます。つるが増えると収穫量もあがり、葉の量も増えるので、収穫を楽しみたい方にもグリーンカーテンを楽しみたい方にもうれしい株に育ちますよ。

ゴーヤの摘心はそれほど大変な作業ではありません。切る場所を間違えても枯れることはないので、この記事を読んでチャレンジしてみてくださいね。