ツルニチニチソウは植えてはいけないって本当?理由や解決方法を解説!
2024/4/5
ツルニチニチソウはヒルガオ科の多年草で、3月下旬〜5月上旬頃にかけて鮮やかな青紫や白色の花を咲かせます。つる性で強健で育てやすく、フェンスや壁面に絡ませて育てると美しいカーテンのようになります。そんなツルニチニチソウですが、植えてはいけないと言われることもあります。
今回は、ツルニチニチソウを植えてはいけないと言われる理由と、上手に育てるためのポイントを解説します。
ツルニチニチソウを植えてはいけないといわれる理由は?
Photo by ぷくぷく多肉さん@GreenSnap
繁殖力が強い
ツルニチニチソウは暑さと寒さに強くとても生育旺盛で、つるの節々から根を張り、あっという間に周囲を覆い尽くしてしまいます。狭いエリアでの栽培は、すぐに増えて溢れ出してしまうので注意が必要です。
また、除草も大変で、土から出ている葉や茎だけを取り除いても、根が残っていれば新しい芽を出し枯れることがありません。
毒がある
ツルニチニチソウにはアルカロイドという毒性の成分が含まれています。毒性も微量で、口に入れなければ問題はないですが、子どもやペットの誤飲に注意してください。また、肌が弱い方は樹液に触れるとかぶれを起こすこともあるので、手袋や長袖を着て作業をしましょう。。
ツルニチニチソウの繁殖を抑えながら育てる方法
剪定をする
ツルニチニチソウを上手に育てるには、こまめな剪定が欠かせません。ツルニチニチソウの剪定は、古いつるは株元で切り詰め、新しいつるは半分ほどの長さで切り落とします。つるが外に伸びていたら、根を張る前に切り戻しましょう。また、切ったつるからも根が伸びるので、地面に放置せずに袋に入れて処分しましょう。
鉢植えにする
地植えでの管理が心配な方は、鉢植えやハンギングバスケットでの栽培がおすすめです。ただし、鉢植えでも伸びたつるから新しい株ができないよう、つるが隣の鉢や地面に触れる前に切り戻してください。
ツルニチニチソウの栽培を楽しもう!
ツルニチニチソウは、美しい花と斑入り葉がとても魅力的ですが、繁殖力が非常に強いため、植えてはいけないといわれることもあるようです。しかし、こまめに剪定をすれば安心して楽しむことができます。
生育旺盛なツルニチニチソウを剪定でコントロールしながら、フェンスや壁に絡ませて仕立てて、美しさを身近に感じてみてはいかがでしょうか。