モッコウバラの剪定やワイヤー誘引方法を解説!バッサリ切っていい?
2023/8/16
ガーデニング初心者でも育てやすいとされるモッコウバラ。しかし、きれいな花を咲かせるなら、詳しい育て方について押さえておくことが大切です。
今回は、モッコウバラの剪定について解説します。剪定方法や適した時期にあわせて、ワイヤーを使った誘引方法もご紹介します。それらを押さえて、きれいなモッコウバラを楽しみましょう。
モッコウバラは剪定→誘引の順に作業が必要!
モッコウバラは成長が早いことから、剪定が必要不可欠です。放置すると枝が伸び放題になり、花つきに影響を及ぼします。モッコウバラの剪定を終えたら、適した場所に花が咲くよう枝を誘引します。モッコウバラはと覚えておきましょう。
花が終わったらモッコウバラを剪定しよう

Photo by Hirochan* flowersさん@GreenSnap
モッコウバラの花が咲き終わったら、剪定のタイミングです。ここでは剪定時期と剪定方法、切るべき枝について解説します。正しい時期と剪定方法、切るべき枝を押さえ、たくさんの花が咲くように整えてあげましょう。
剪定時期
モッコウバラの剪定に適した時期は5~6月です。モッコウバラはほかのバラに比べて成長が早く、4~5月に開花します。バラは花がらを取りのぞくことでたくさんの花をつけるので、最初の花が咲き終わったあと、5~6月中に剪定を済ませましょう。なお、冬時期は剪定の必要はありません。
もし花つきが悪いと感じたり、古い枝が伸び放題になっていたりするときは、12~2月を目安に剪定しましょう。ただし、冬時期はすでに花芽が育っているため、切り落とす枝には注意してください。
剪定方法
モッコウバラの剪定方法は以下のとおりです。なお、モッコウバラの剪定で切るべき枝は以下4つです。
1. モッコウバラの株をチェックし、上述した枝があれば根元から切り落とす
2. 樹形からはみ出した枝や不要な枝も根元から切り落とす
3. 翌年以降に花を咲かせたい枝の中間で切り落とす
4. 太い枝(シュート)の大きさを保ちたいときは根元から、大きくしたいときは中間点から切り落とし、株に元気がないときは誘引する
剪定後はモッコウバラをワイヤーで誘引しよう

Photo by おはぎさん@GreenSnap
モッコウバラの剪定が終わったら、美しい樹形を保ちながら花つきをよくするため、誘引作業も済ませましょう。
誘引時期
モッコウバラの誘引時期は、剪定時期とあわせた5~6月です。この時期を過ぎた8~9月は、翌年に花がつく新芽を伸ばす時期に入ることから、その前に剪定・誘引する必要があります。もし枯れ枝や花芽のない枝が多くあるときは、翌年の花つきを考えて12~2月中に剪定するとよいでしょう。
誘引方法
モッコウバラは枝葉が伸びるたびに誘引します。誘引方法は、主幹から分岐する枝やシュートを取りだしたら、フェンスや支柱などに絡めて麻紐で固定します。残った細い枝や短い枝は、太い枝の隙間をぬうように絡めましょう。なお、枝を絡めるときは横に広がるように誘引すると枝葉が茂り花つきがよくなります。
モッコウバラの剪定・誘引についてよくある質問
モッコウバラの太い枝をバッサリ切っても大丈夫?
3年以上経過したモッコウバラの枝は太く育ってしまいます。もし花をつけずただ太くなっているようであれば、春剪定である5~6月のうちに剪定して整えてあげましょう。また、誘引しにくい太い枝も同時期に剪定して問題ありません。
モッコウバラのシュートは剪定すべき?
モッコウバラのシュートは、株の状態を確かめてから剪定することをおすすめします。もし株のネモトから若い枝のシュートが生えて勢いよく伸びていれば、樹形を意識しながら剪定しましょう。
なお、長年育てたモッコウバラであれば、シュートは剪定せずに残しておくのが効果的です。シュートを残しておくとまた新しいシュートが育ちます。新しいシュートが育ったら適宜誘引すると、花つきのよい株になります。
モッコウバラはワイヤー以外で誘引しても大丈夫?
モッコウバラの誘引は、ワイヤー以外のものを使っても問題ありません。100円均一のガーデニングコーナーでは麻縄も取り扱っています。モッコウバラの株が家のフェンスに近ければ、そのまま枝を縫うように絡めて誘引してもよいでしょう。
モッコウバラにおすすめの仕立て方は?
モッコウバラにおすすめの仕立て方は、壁やアーチに誘引する方法です。玄関先にアーチを立てて、モッコウバラを誘引すれば、エレガントな庭先に仕上がります。壁に誘引すれば、洋風の庭先が楽しめますよ。
モッコウバラの剪定と誘引はかんたん!
モッコウバラの剪定は、春の5~6月に済ませましょう。なお、誘引作業もあわせて済ませることで、美しい株に整えながら多くの花を楽しめるでしょう。この記事を参考にしながら、ぜひモッコウバラを楽しんでみてください。