モッコウバラの挿し木時期はいつ?失敗しないコツは?
2024/1/31
モッコウバラは生命力が強く丈夫なため、初心者でも育てやすいバラの原種のひとつで、挿し木で増やすことができます。
この記事では、モッコウバラを挿し木で増やす方法をご紹介します。挿し木は、親株の性質をそのまま受け継ぎ増やすことができますよ。
モッコウバラの挿し木に適した時期
Photo by やすたろうさん@GreenSnap
モッコウバラの挿し木に適した時期は、花の咲き終わった6月です。この時期は剪定をして、切った枝を使って挿し木ができるのでおすすめです。
モッコウバラを挿し木で増やす方法
準備するもの
- 育苗ポット、または鉢
- 剪定ばさみ
- カッター
- 水を入れた容器
- 挿し穂用の土、湿らせた赤玉土、またはバーミキュライト
- ルートン(発根促進剤)
挿し木のやり方
- 成長が止まって硬くなった枝を10〜15cmほど切って、挿し穂にする。
- カッターで挿し穂の根元をななめに切り落とす。
- 挿し穂を水に1時間ほど浸し、ルートンをつける
- 水の蒸発を防ぐため、葉を半分切り落とす。
- 用意した土を入れた育苗ポットや鉢に、挿し穂を挿す。
- 水切れに注意して、明るい日陰で管理する。
- 30〜50日後に発根し、根が十分に育ったら植え替える。
モッコウバラを挿し木したあとの管理方法
挿し木をして新芽が出てきたら、発根しているサインです。根が十分に育ったら、バラ専用培養土や花草専用培養土を入れた5号サイズの育苗ポットや鉢に、一株ずつ植え替えます。
鉢上げのあともまだ発育が十分でないため、乾燥に注意して、1週間ほど明るい日陰や半日陰で管理してください。地植えにしたい場合は、この苗を育てて翌年の春に植え付けましょう。
モッコウバラの挿し木についてよくある質問
モッコウバラの挿し木は難しい?
モッコウバラの挿し木は、時期と挿し穂にする枝を見極めれば、比較的簡単にできます。花後の6月頃に、成長が止まって硬くなった枝を選んで挿し穂にするようにしましょう。
また、ルートンのような発根促進剤を使うと挿し木の成功率があがります。
水やりをしているのに、葉が萎れた!どうして?
挿し木をしてしばらくは根がないため、あまり水分を吸収することができません。そこで蒸散を防ぐために、必ず葉を半分に切っておくようにしましょう。また、葉の枚数が多くてもよくないので、挿し穂ひとつにつき葉が2〜3枚ほどがよいです。
それでも萎れてしまう場合は、ビニール袋で鉢を覆って育てる「密閉挿し」を試してみましょう。
モッコウバラを挿し木して増やそう!
Photo by みささん@GreenSnap
モッコウバラはとても丈夫な花木なので、時期や手順に従えば初心者の方でも挿し木を成功させることができます。モッコウバラにはトゲがなくて誘引がしやすく、アーチやフェンスで仕立てて楽しめますよ。
ぜひこの記事を参考にモッコウバラの挿し木をしてみてくださいね。