【桔梗の花言葉】ピンクには怖い意味がある?紫は裏切りを意味する?
2025/6/17
キキョウは万葉集にも詠まれたことのある花で、古くから多くの人に親しまれています。今回はキキョウの花言葉についてご紹介します。紫が一般的ですが、白や青など色が異なる場合、どのような花言葉がついているのでしょうか。早速見ていきましょう。
桔梗の花言葉
Photo by こいさん@GreenSnap
キキョウの花言葉は「変わらぬ愛」「清楚」「誠実」「気品」です。これらの花言葉からわかるように、すべてキキョウの佇まいにちなんでいます。凜とした姿であるものの、どこか控えめな様子が感じられることから、「清楚」や「気品」などがついています。なお、「桔梗」のつくりが「更に吉」と書くことから、縁起の良い花といわれています。
桔梗の色別の花言葉
キキョウは一般的な紫のほか、青や白などの花をつけます。ここでは紫・青、白、ピンクの花言葉をご紹介します。
紫・青い桔梗
紫・青のキキョウの花言葉は「変わらぬ愛」「清楚」「誠実」「気品」です。キキョウの中でも最もポピュラーな色であることから、共通する花言葉がついています。
白い桔梗
白のキキョウの花言葉は「清楚」「従順」です。白は何色にも染まらない色であることから、純粋さがイメージできる花言葉がついています。
ピンクの桔梗
ピンクのキキョウの花言葉は「薄幸」です。これはある物語によってつけられたと考えられています。ネガティブな花言葉に該当するので、ピンクのキキョウだけをプレゼントするのは避けた方が良いでしょう。
桔梗の花言葉に「裏切り」という怖い意味もある?
キキョウの花言葉自体には、怖い意味はありません。
しかしその昔、桔梗姫が平将門の秘密を敵に漏らしたことで将門が戦に敗れ、桔梗姫自身もも悲劇的な死を遂げたという説があります。そのことから、桔梗には裏切りのイメージがついたようです。
また、この出来事があとをひいてか、水色の桔梗は裏切りの紋といわれるようになり、武士の間でも避けられていたという説もあります。そのため、花言葉にも怖い意味があると思われているのかもしれません。
花言葉でいうと、ピンクのキキョウには「薄幸」といったネガティブな意味がついています。
これは戦争に向かった夫と、夫の帰りを待ち続けた妻の悲恋が由来です。戦争から帰ってくる夫を心待ちにしながら宴の準備をしていると、その宴が別の男性との結婚と夫に勘違いされ、自分の誠実さを伝えようと妻は自ら命を絶ちます。
妻の本当の思いを知った夫もまた、自害してしまうといった話です。ピンクの桔梗の花言葉は人に贈るのは避けた方がいいかもしれませんね。
桔梗とはどんな花?
Photo by toto.kamaさん@GreenSnap
キキョウはキキョウ科キキョウ属に属する多年草の植物です。草丈は0.5~1mほどに成長し、6~9月に開花時期を迎えます。キキョウの姿は古くから多くの人に愛されていて、さまざまな家紋のモチーフに使われています。
キキョウの根には「サポニン」と呼ばれる成分があり、咳や痰の鎮静をはかる生薬として用いられた過去があります。
今では園芸品種も多く、一重咲きや八重咲きなどさまざまなキキョウを楽しめます。
桔梗の花言葉はこんなシーンのプレゼントにおすすめ
淡い紫をはじめ、青や白、ピンクなどかわいらしい花をつけるキキョウは、告白シーンやお祝いのプレゼントにおすすめです。ここでは特におすすめのシーンを2つご紹介します。
プロポーズ
キキョウはプロポーズのギフトにおすすめです。キキョウには「変わらぬ愛」といった共通した花言葉がついているため、「あなたのことをずっと変わらず愛し続けるよ」といった思いをキキョウにのせて伝えられるでしょう。
なお、ピンクのキキョウはネガティブな花言葉をもつので、さまざまな色のキキョウを花束にして渡すのがおすすめです。
結婚記念日
結婚記念日のプレゼントにもキキョウはおすすめです。「変わらぬ愛」「誠実」といった共通する花言葉がついているので、パートナーを変わらず愛し続ける自分の気持ちをキキョウと一緒に伝えられるでしょう。
なお、キキョウは3~5日しか花持ちしません。いつまでも大切にしてもらえるようなプレゼントにしたいなら、プリザーブドフラワーや鉢花などをプレゼントするのがおすすめですよ。
桔梗の花言葉には一部怖い意味があるので注意!
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キキョウにはその特徴から誠実や気品、変わらぬ愛などポジティブな花言葉がたくさんついています。大切な方へのプレゼントにはぴったりの花といえるでしょう。
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