sp logo
カート

キーワードで商品を探す

写真で見るツツジの種類一覧|花の色や大きさなどの見分け方は?

2025/5/13

ツツジとは、アジアを中心に生息するツツジ科ツツジ属の植物の総称です。4月中旬~5月中旬頃になると見頃を迎え、赤色やピンク色など鮮やかな花色の花を咲かせます。種類によって花色や雰囲気なども違いますが、今回は日本でよく見られる主要な種類品種を写真つきでご紹介します。

ツツジにはどんな種類・品種がある?

ツツジ科の植物は4,000種類以上もあるとされ、国内では数十種類の原種ツツジが生息しているようです。花色は赤色やピンク色、オレンジ色や白色など豊富で、種類によって花の大きさも変わります

ツツジは一重咲きが多いですが、種類によっては八重咲きの種類もありますよ。また、生垣などの地植えだけではなく、鉢植えでコンパクトに育てられる種類もあるんです。

ここからは、ツツジについて種類ごとに詳しく紹介します。ツツジの特徴などは種類によって違うので、お気に入りの種類を見つけてみてくださいね。

ツツジの種類・品種一覧!それぞれの見分け方はある?

ヒラドツツジ

リュウキュウツツジPhoto by おひさ30さん@GreenSnap

ヒラドツツジは開花時期の4月下旬〜5月中旬頃になると、白や淡いピンク、紫などの大輪の花を咲かせます。

江戸時代に長崎県の平戸地方で、リュウキュウツツジやキリシマツツジなどを交配してつくられた園芸品種群で、「西洋風な雰囲気」と「丈夫さ」を兼ね備えていることから、現在でも公園や街路樹、庭木として広く利用されています。花つきが良くて育てやすいため、初心者にもおすすめです。

久留米ツツジ(キリシマツツジ)

久留米ツツジ(キリシマツツジ)Photo by m*88さん@GreenSnap

久留米ツツジは大きさ2~3cmほどの花を咲かせるかわいいツツジです。その名のとおり福岡県の久留米市で誕生し、地植えはもちろん鉢植えでも楽しめますよ。久留米ツツジの名所は、福岡県の久留米森林つつじ公園などがよく知られています。

オオムラサキツツジ

オオムラサキツツジPhoto by ひかりさん@GreenSnap

オオムラサキツツジは紫色の花を咲かせるツツジです。ヒラドツツジ系に分類され、大輪の花を咲かせることから存在感も抜群ですね。オオムラサキツツジは、アレンジ次第で洋風と和風どちらの雰囲気も楽しめますよ。

ヤマツツジ

ヤマツツジ

ヤマツツジは鮮やかな赤い花を咲かせるツツジです。そのまま育てると草丈2mほどまで成長し、定期的に剪定すれば生垣にもぴったり。ヤマツツジの名所として知られているのは、奈良県の大和葛城山自然ツツジ園です。

セイヨウツツジ(アザレア)

セイヨウツツジ(アザレア)Photo by モリさん@GreenSnap

セイヨウツツジは大輪の花を咲かせる美しいツツジです。「アザレア」と呼ばれ、日本に生息していたツツジをオランダで品種改良して誕生しました。ピンク色やオレンジ色など花色も豊富で、華やかな雰囲気がなんとも魅力的ですね。

見た目が似ている「ツツジとサツキ」の違いは?

ツツジPhoto by むーたんさん@GreenSnap

ツツジと見た目がよく似た植物として、サツキが知られていますよね。サツキの正式名称はサツキツツジといい、旧暦で5月を示す「皐月」に咲くことにちなんで名付けられました。

サツキツツジは同じツツジ科ツツジ属に属する植物であり、つまりツツジの種類のうちの一つであることになります。

花姿は似ていますが、ツツジの花びらは大きいことが特徴で、枝先には2~4つほどの花が咲きます。一方、サツキは花びらが小さく、1つの蕾から2~3つほどの花を咲かせます。また、開花時期もサツキツツジの方が少し遅めです。

そんなサツキツツジの名所は、東京都にある六義園や皇居東御苑などです。

名前が似ている「ツツジとドウダンツツジ」の種類は違う?

ドウダンツツジPhoto by スイートさん@GreenSnap

また、ツツジと名前がよく似た植物としてドウダンツツジが有名ですよね。

ドウダンツツジはツツジと同じツツジ科に属しますが、ツツジ属ではなくドウダンツツジ属に分類されるため、厳密にいうと別の植物となります。上の写真の通り、ドウダンツツジの花は釣り鐘状で、そのほかのツツジとは全く異なる花の姿をしているので、違いはわかりやすいでしょう。

ドウダンツツジは、春になるとすずらんに似たかわいい白い花を咲かせます。寒さに強い傾向があり、鉢植えでコンパクトにも育てられるので、ガーデニングにもおすすめです。

【早見表】ツツジの種類・品種の見分け方

種類 見分け方

ヒラドツツジ

花が大きく(5〜7cm)洋風な雰囲気。花色は白・ピンク・紫など多彩。街路樹や施設に多い。

久留米ツツジ

花は小ぶり(2〜3cm)で密に咲く。葉も小さく、コンパクト。種類が非常に多い。

オオムラサキツツジ

紫がかった大輪の花が特徴。ヒラドツツジに似るが、より濃い紫色で花が平たく開く。

ヤマツツジ

野山に自生。朱赤〜オレンジ系の花で、葉が細く自然な印象。枝ぶりも素朴。

セイヨウツツジ

鉢植え向きの大輪品種。花色豊富で八重咲きも多い。花が丸みを帯びて華やか。

サツキツツジ

開花が遅め(5月下旬〜)。葉が小さくて光沢があり、花も小ぶり。盆栽に多く使われる。

ツツジの種類はたくさん!お気に入りを見つけてみて

ツツジは色とりどりの花色が美しく、私たちにとって身近な植物ですね。大輪の花を咲かせる種類もあり、その見た目から存在感も抜群。

日当たりのよい環境で元気よく育ち、日陰では花つきが悪くなります。耐暑性や耐寒性に優れ、丈夫な植物なので初心者の方でも育てやすいですよ。

GreenSnapSTOREでは、今回ご紹介したツツジの他に、人気のある種類や珍しい種なども多く取り扱っています。初心者の方でも安心できる無料の育て方相談サービスも充実しているので、お気に入りのツツジを見つけてみてくださいね。

関連記事