ツツジの挿し木のやり方を解説!時期や成功のコツは?
2024/5/9
ツツジは、日本原産でとても育てやすく剪定にも強いため、庭木だけでなく、生垣や街路樹として植えられ、私たちにとってとても身近な花木です。今回の記事では、ツツジの挿し木での増やし方について、適した時期や失敗しないコツなど詳しくご紹介します。
ツツジの挿し木の時期

Photo by k-kantaroさん@GreenSnap
ツツジの挿し木は、花後の6〜7月が適期です。この時期は湿度が高く、挿し穂が乾燥しにくい環境なので根付きやすくなります。
ツツジの挿し木方法
準備するもの
- 切れ味のよい剪定ハサミまたはカッター
- 挿し木用の土、または鹿沼土
- 育苗ポットや鉢
- 割り箸などの棒
- 水を張ったコップ
このほか、市販の活力剤や発根促進剤を使用することで、挿し木の成功率が上がります。
挿し木の方法
- 花後に伸びた新枝を10〜15cmほどの長さで、切り口を斜めにして切りとる。
- 先端の葉を2〜3枚残して、ほかの葉は取り除く。
- 挿し穂の切り口を1時間ほど水につける。
- 育苗ポットに挿し木用の土を入れ、水で土を濡らす。
- 棒で土に深さ5cmほどの植え穴をつくり、挿し穂を挿す。
- 周りの土を軽く押さえて固定したら、たっぷり水やりする。
- たっぷりと水やりをして、日陰で管理します。
- 1ヶ月ほどで発根し、新芽が出てきたら徐々に日に当てていきます。
ツツジの挿し木をしたあとの管理方法
挿し木をした後は、明るい日陰で土が乾燥しないように管理します。新芽が出てきたら発根のサインです。発根後は徐々に日光に当ててならしていきましょう。
気温が高くすぐに土が乾燥してしまう場合は、鉢に空気穴を空けたビニール袋を被せて湿度を保つとよいです。
ツツジの挿し木に挑戦しよう
ツツジの挿し木は、時期と乾燥に注意すれば、比較的簡単にできます。お気に入りのツツジを挿し木で増やして、たくさんの美しい花を楽しんでみてはいかがでしょうか。この記事を参考に、ぜひツツジの挿し木にチャレンジしてみてください。