【アボカドの水耕栽培】種を発芽させるコツや幹を太くする方法を解説
2024/6/14
家庭で気軽に始められるアボカドの水耕栽培。見た目も爽やかで観葉植物としてもステキですよね。スーパーで購入したアボカドの種、いつも捨ててしまうかもしれませんが、発芽をさせて育ててみませんか?
この記事ではアボカドの水耕栽培を始める方法や、発芽させるコツなどをご紹介します。
アボカドの水耕栽培における"種を発芽させるコツ"
Photo by まろさん@GreenSnap
水耕栽培を始めるベストな時期は春か秋です。とはいえ、室温が20度くらいと安定していればどんな時期でも始めることができますよ。
ただし、アボカドの種は冷蔵庫や野菜室で保存すると発芽率が低下することがあります。スーパーで買ってきた後、食べるまでついつい冷蔵庫に入れがちですが、水耕栽培をあとで楽しみたいなら常温で保存しておきましょう。
アボカドの水耕栽培を始めるのに必要なものは
- 透明なコップやペットボトル
- 水
- 爪楊枝
だけなのでキッチンにあるものだけでできて、お手軽です。
アボカドの水耕栽培の始め方!
アボカドの水耕栽培の始め方はとっても簡単で、以下のように3ステップでできますよ。
①容器に水をいれる
②種を洗う
③容器に種をセットする
ただ、一つ一つの工程に発芽しやすくするコツが隠れているので詳しくご紹介します。
①容器に水をいれる
アボカドの水耕栽培に雑菌は大敵です。必ず容器は中性洗剤で洗ってから使うようにしましょう。瓶には清潔な水を入れますが、冬の時期は水温が低すぎて発芽しないこともあるもあるので、常温に戻しておきましょう。
②種を洗って発芽しやすくする
アボカドの種は果肉の残りがついていることが多いです。果肉がついているとカビやすくなったり根や芽の成長を妨げるので、水と食器洗剤でしっかりと洗い落としてください。
種のぬめりが無くなるまで洗いますが、種は傷つけないよう注意しましょう。洗い終わったら種の茶色い薄皮を優しく剥いてください。
③容器に種をセットする
種を容器にセットする際は、爪楊枝を使用します。種の丸いお尻部分を下にして、尖った方を上を向くようセットします。
もし口が広いコップなどを容器に使う場合は、種を支えるためにも爪楊枝を種の側面からお尻に向かってやや斜めになるよう3〜4本刺しましょう。
種のお尻部分が水にほんの少し触れる程度に水量を調整し、容器にセットしたら完了です。
アボカドの水耕栽培の管理方法
置き場所
アボカドの種を発芽させるためには、明るく暖かい窓際などの場所を選びましょう。ただし、真夏の直射日光は避け、エアコンの風が直接当たるような場所も避けてください。
水やり
水はできれば2〜3日に1回は交換してあげると清潔に保てて発芽率も上がります。夏場に育てる場合は雑菌が繁殖しやすいので毎日交換するのがおすすめです。
発芽するまでは種のお尻がほんの少し水に触れる程度を目安に。発根してきたら、根の全長3分の1くらいが水に浸かるよう、水位を調整していきましょう。
肥料
アボカドの水耕栽培では、発芽後、根が十分に伸びてから水耕栽培用の液体肥料を少量加えることで、ぐんぐん成長していきます。
一般的な液体肥料でも育ちますが、成分が強すぎるので規定量よりももっと薄めて使ってください。初心者は水耕栽培用の液体肥料が楽で失敗もないですよ。
アボカドの水耕栽培でよくある質問
アボカドの種が発芽しない原因はなに?もう復活しないの?
アボカドの種が発芽しない主な原因は、種に雑菌が入ってしまったり、日照不足が原因です。通常、発芽には2〜3週間かかりますが、それ以上たっても発芽しない場合はそれ以降も伸びていかないので新しい種で試してみましょう。
アボカドの幹を太くする方法は?
アボカドを種から育てていると、幹が細くて心配になる方もいるかもしれません。ただし、幹を太くするのには早くても数年かかります。そのため、多くの場合は時間の経過が必要であると思われます。
アボカドは、たっぷりの日光に当て、暖かい場所で管理できていればぐんぐん成長していきます。
アボカドは水耕栽培のまま実が収穫できるまで育つ?
アボカドの水耕栽培ではやはり成長に限界があります。ある程度伸びてくると成長が止まるので、そのまま観葉植物として育てるか、土に植え替えて大きくしていき、実を収穫を目指すかのどちらかになります。
水耕栽培のアボカドはいつ植え替えればいい?
水耕栽培しているアボカドは、5〜6月頃に植え替えるのがベストです。ただし、室内などで快適な気温を保てていれば、さほど時期は気にしなくても大丈夫です。
ただ、アボカドは土に植え替えたとしても、日本のような気候だと成長が進まず収穫できないか、できたとしても5〜6年はかかるので長い目でみながら育てましょう。
アボカドは水耕栽培で育てても発芽します!
アボカドの水耕栽培は初心者でも手軽に楽しめて、観葉植物としても成長過程を楽しめるのが魅力です。いつもは捨ててしまう種を利用して、ぜひ水耕栽培にチャレンジしてみてくださいね。