もみじ(楓)の種類図鑑|特徴や違いを写真と合わせて見てみよう!
2024/9/25
もみじは秋を美しく彩る植物としても有名ですね。春や初夏には若葉や花などが楽しめるので、季節ごとに観賞できるのも魅力の一つ。庭木はもちろん、種類によっては盆栽でも楽しめるので、室内でも観賞できますよ。今回は美しいもみじの種類について、メジャーな品種から希少種まで詳しくご紹介します。
もみじ(カエデ)とはどんな樹木?
もみじはアジアや欧米など北半球に生息するムクロジ科カエデ属の落葉高木です。秋になると葉が赤色や黄色に変化し、美しい紅葉が楽しめます。
もみじの開花時期は種類によって違いますが、春〜初夏が多いです。紅葉ほどは目立ちませんが、赤やピンク色のかわいらしい花を咲かせます。
もみじは一般的に樹高が高くなるため、庭木として植えられることが多いですが、じつは盆栽でも楽しむことができ、室内で育てたい方にはおすすめです。もみじ(楓)には何種類ある?
もみじの品種は、世界中に約160種、国内には35種ほどあるといわれています。また、日本では江戸時代にたくさんの園芸品種が登場し、現在では120種以上の園芸品種が存在しているそうです。
もみじと楓はどう違うの?
もみじと楓は、どちらもムクロジ科カエデ科と植物学上は同じ植物とされています。
しかし、日本では一般的に葉の見た目で呼び方を見分けていて、葉の切れ込みが浅い種類をもみじ、深い種類はカエデと呼ばれています。 ただし、名前の由来はそれぞれ違い、もみじは秋に葉が紅葉することを表す「もみず」という動詞に由来しています。
一方、カエデは葉の形がカエルの手のように見えることが語源のようです。 イロハモミジやサトウカエデなどのように、名前を聞けばどちらなのかが分かりますね。
もみじ(カエデ)の種類
イロハモミジ
イロハモミジは、モミジの代表的な品種で知られています。
大きくなると樹高15mほどまで成長し、ゆっくりと成長することから庭木としても人気です。イロハモミジは春になるとかわいらしい花を咲かせ、一年を通して観賞が楽しめますよ。
ヤマモミジ
ヤマモミジは、名前の通り山を中心に生息する種類のもみじです。
葉はイロハモミジよりも大きく、葉の縁がギザギザしています。ヤマモミジは、初夏になると赤い小花を咲かせますよ。
オオモミジ
オオモミジは、大きな葉が魅力的なもみじです。葉の縁には均等にギザギザが入り、他の種類とも見分けがつきやすいですよ。
オオモミジは黄色に紅葉する葉もあるようで、1本の木で色とりどりの紅葉が楽しめることもあります。
サトウカエデ
サトウカエデは、カナダの国花でも知られているもみじです。
樹液はメープルシロップの原材料として利用され、アミノ酸などの栄養価も抜群。直径約7~15cmの大きな葉はインパクトがあり、秋になると美しい紅葉が観賞できます。
イタヤカエデ
イタヤカエデは、分厚くて大きな葉をつけるもみじです。
葉の切れ込みが浅いので、かわいらしい印象ですね。イタヤカエデは紅葉の時期になると、葉が黄色く変化しますよ。
トウカエデ
トウカエデは、葉に大きな3つの切れ込みが入る種類のもみじです。
葉の表面にはやや光沢があり、春には黄色い花を咲かせますよ。トウカエデは環境の変化にも強く、初心者の方でも育てやすい種類です。
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もみじといえば、秋の紅葉を代表する植物。春や初夏にはかわいらしい花を咲かせるため、実は季節ごとに観賞が楽しめるんです。
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