sp logo
カート

キーワードで商品を探す

【ヤブコウジの育て方】剪定して増やせる?植え替え時期はいつ?

2024/3/14

ヤブコウジの基本情報

科・属 サクラソウ科ヤブコウジ属
分類 低木
植え付け時期 2月〜4月、9月〜11月
開花時期 7〜8月
置き場所 半日陰のやや湿った場所
肥料 実をつけたい場合は2月と7月に緩効性肥料を施す

ヤブコウジとは?

ヤブコウジ

Photo by こぶたさん@GreenSnap

ヤブコウジは、艶やかな緑の葉と冬につける美しい赤い実で知られる、日本原産の低木です。別名「十両 」とも呼ばれ、日本ではお正月飾りにも用いられるなど、古くから親しまれてきた植物です。

日本原産のため、初心者でも簡単に育てることができ、一年を通して楽しむことができます。

置き場所・日当たり

ヤブコウジは、直射日光を避けた半日陰の場所を好みます。過度に日が当たると葉焼けを起こす可能性があるため、特に夏場は注意が必要です。しかし、たくさん実をつけるためには、ある程度の日光も必要です。

植え付け

ヤブコウジの植え付けは、春(2〜4月)か秋(9〜11月)が適しています。根が広がりやすいように、植え穴は根鉢の2倍の大きさにします。植え付け後は、たっぷりと水をやってください。

用土

ヤブコウジは水はけの良い肥沃な土を好みます。市販の園芸用土で問題ありませんが、腐葉土を混ぜると生長がよくなります。

肥料

ヤブコウジは肥料を与えなくても育ちますが、実つきをよくしたい場合は春と秋に緩効性肥料を施してください。肥料は株の周りに軽く散布し、その後水やりを行います。鉢植えで育てている場合は、液体肥料を与えても問題ありません。

水やり

ヤブコウジは少し湿った場所を好みます。地植えの場合は基本的に自然の降雨に任せてよいですが、夏場に日照りが続く場合は乾燥に注意し、朝夕の涼しい時間帯に水やりを行いましょう。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。冬場も実をつけるため、多湿に気を配りながら、夏場よりもやや控えめに水をやりましょう。

切り戻し・剪定

ヤブコウジは基本的に切り戻しや剪定の作業は必要ありません。ただし、枝が乱れてきたら、春に軽く切り戻しを行いましょう。これにより、コンパクトな樹形を維持できます。

病気・害虫

ヤブコウジは比較的病害虫に強いですが、アブラムシやカイガラムシがつくことがあります。害虫を見つけたら、発見次第、薬剤などを用いて駆除してください。カイガラムシは薬剤が効きづらいので、歯ブラシなどを用いて擦り落としましょう。

植え替え

ヤブコウジの植え替えは、根が鉢いっぱいになったら、または生長が鈍ってきたら行います。頻度は数年に一度で問題ありません。大株に育てたい場合はひと回り大きな鉢へ、コンパクトなサイズで育てたい場合は、葉が出ていない古い株を切り落として樹形を整え、新しい土で同じ鉢に植え替えましょう。

増やし方

ヤブコウジは、株分けや挿し木で増やすことができます。挿し木は、春に剪定した枝を用います。まだ若い枝を5〜10cm程度の長さでカットし、挿し木用の培養土に挿して日当たりと風通しのいい場所で育てていきましょう。

ヤブコウジは地下茎を大きく伸ばして増える性質があるため、株分けは、地下茎を用いて行います。植え替えの際などに株を掘り上げ、根をほぐして土を落としたら、適切なサイズに切り分けましょう。切り分けた株は別の場所や鉢に植え付けて育てていきます。

ヤブコウジの育て方まとめ

ヤブコウジは、四季を通して変化を楽しむことができる美しい植物です。赤い実がついた姿はとても可愛らしく、盆栽やお正月飾りとして楽しむこともできます。この記事を参考に、ヤブコウジの育て方に挑戦してみてください。