4月に植える野菜|プランターでもOK!初心者でも育てられる野菜10選
2024/6/24
4月は家庭菜園を本格的にスタートさせるのにぴったりの季節です。気温が上がり始め、土が温まってくる時期なので、畑にそのまま野菜の種まきができるようになります。
今回は、4月に植えるおすすめの野菜と、その栽培のポイントをご紹介します。
4月に植えるのは、どんな野菜がおすすめ?

Photo by ますださん@GreenSnap
4月は一年で最も植える野菜の種類が多い月です。寒さに強い葉物野菜から暑さに強い夏野菜まで、さまざまな種類の野菜を植えることができます。中でもおすすめの野菜を、いくつかご紹介しましょう。
トマト・ミニトマト
夏野菜の代表であるトマトは、4月下旬〜6月上旬にかけて苗の植え付けをします。日当たりと水はけの良い環境を好み、つる性のものは支柱が必要です。追肥や摘心、誘引などのお手入れをしながら育てていきましょう。4月に植えつけると、6月下旬から7月にかけて収穫が始まり、夏の食卓を彩る爽やかな味わいを楽しめます。
ナス
夏野菜の定番であるナスは、2月中旬〜3月上旬に種まきし、4月下旬〜5月上旬にかけて苗の植え付けを行います。霜の心配がなくなり、気温が安定してきたら苗を植えましょう。ナスは日当たりと水はけの良い場所を好みます。植え付け後は、支柱を立てて誘引し、水やりと追肥をしっかり行うことで、丈夫な株に育ちます。7月上旬から収穫が始まり、つやのある美しい実を楽しめます。
キュウリ
夏バテ防止に役立つキュウリは、4月中旬〜5月下旬に種まきし、5月中旬〜6月中旬に植えつけを行います。霜の心配がなくなり、気温が15度を超えるようになったら苗を植えましょう。キュウリは日当たりと水はけの良い場所を好みます。つる性なので、支柱やネットを用意して誘引することが大切です。6月上旬から収穫が始まり、みずみずしい実を楽しめます。大きくなると風味が落ちるので、収穫は小さめのうちに行うのがコツです。
レタス
サラダなどによく使われるレタスは、霜の心配がなくなる3月〜4月中旬にかけて植え付けができます。レタスは冷涼な気候を好むので、春まきは特におすすめです。5月下旬から6月上旬にかけて収穫が始まり、シャキシャキとした食感と甘みのある春レタスを楽しめます。レタスは暑いのが苦手なので、遮光資材を使うなどして太陽を避けるなどの対策が必要です。
ニンジン
さまざまな料理に使える万能野菜であるニンジンは、3月〜4月にかけて畑に直接種まきができます。日当たりと風通しの良い場所を選び、深さ20~25cmほど耕した柔らかい土に種をまきましょう。発芽には水分が重要なので、種まき後は土が乾かないよう注意が必要です。間引きしながら育て、本葉が5~6枚になったら追肥を行います。夏から秋にかけて収穫できる春まきニンジンは、甘みが強く食味が良いのが特徴です。
ピーマン
未熟な青い実を食べるピーマンは、3月上旬〜5月中旬に種まきし、5月中旬〜6月上旬にかけて苗の植え付けをします。苗は30cm間隔で植え、支柱を立てて育てましょう。初めての収穫は7月上旬頃。摘心をすると脇芽が伸び、収穫量アップにつながります。料理の彩りに欠かせない緑色は、炒め物や肉詰めなど、多彩な調理法で楽しめる万能野菜です。
オクラ
ネバネバ食感が人気のオクラは、4月中旬〜5月下旬に種まきをし、5月下旬〜7月上旬にかけて植え付けをします。オクラは背丈が1m以上になる野菜のため、支柱を立てて育てると管理が楽になります。7月初旬ごろから収穫できますが、若い実ほど柔らかく、5〜7cmの大きさが食べごろです。タイミングを逃すと硬くなってしまうので、こまめに収穫しましょう。オクラのねばり成分には、ムチンやペクチンが含まれており、夏バテ予防にも効果的です。
モロヘイヤ
ぬめりが特徴的なモロヘイヤは、4月下旬〜6月にかけて種まきができ、5月下旬〜7月上旬に苗の植え付けを行います。発芽適温が25〜30℃と高めなので、気温が安定してから栽培を始めましょう。種は一晩水に浸してから、4〜5粒ずつ浅く土に埋めます。本葉5〜6枚で間引きし、30cm間隔で植え付けていきます。7月ごろから収穫が始まり、20〜25cm程度生長したら収穫できます。モロヘイヤは暑さに強く、独特のネバネバ成分は夏バテ予防に効果的です。モロヘイヤは葉は食用になりますが、種やさやには毒があるので、絶対に食べないようにしましょう。
ズッキーニ
ずっしりとした実が特徴のズッキーニは、4月下旬〜5月になれば畑に直接種まきがでできます。1カ月半ほどで収穫が始まり、一株で10〜20本ほど収穫できます。収穫を続けることで、次々と新しい実がなります。ズッキーニの病気を予防するためには、葉に水がかからないように水やりするのが大切。ビタミンCやカリウムが豊富で、低カロリーなのでダイエット中の方にもおすすめの野菜です。
スイカ
夏の風物詩であるスイカは、4月上旬〜5月上旬に種まきし、5月上旬〜6月中旬に苗の植え付けを行います。暖かい気候を好むため、最低気温が15度を超えてから栽培を始めましょう。種は3cm程度の深さに2〜3粒ずつ植え、発芽後は1本立ちに間引きします。スイカのつるはよく伸びるので、栽培するには1株あたり1〜1.5平方メートルほどの面積が必要です。7月下旬から8月になり、つるが枯れ始めたら食べ頃のサインです。スイカは水分補給にぴったりで、夏バテ予防にも効果的なまさに夏を代表する野菜です。
4月の家庭菜園は寒暖の差と害虫に注意!
4月は植える野菜の種類が多いだけに、注意点もあります。寒暖の変化が激しいため、防寒対策と日除け対策の両方が必要です。また、害虫や病気の発生にも気をつける必要があります。しっかりと対策をして、楽しく家庭菜園を始めましょう。