アリッサムは植えてはいけないって本当?理由や解決方法を解説!
2024/4/5
アリッサムは、春に白や紫の小さな花を多数咲かせ、低く育つ品種が多いので、花壇の縁取りやグランドカバーとして人気があります。そんなアリッサムですが、植えてはいけないと言われることもあります。
今回は、アリッサムを植えてはいけないと言われる理由と、上手に育てるためのポイントを解説します。
アリッサムを植えてはいけないといわれる理由は?

Photo by あいあいさん@GreenSnap
1. 増えすぎてしまう
アリッサムは生育が旺盛で、こぼれ種でも増えていきます。そのため、生育環境がそろうと、雑草化し広がっていくといわれています。
2. 花の香りが人によって違う
一般的にはよい香りとされハーブとしても利用されるアリッサムですが、人によってはクサイと感じてしまうことがあるようです。アリッサムの香りに配慮が必要な場合は、花壇でも人が集まる場所には植えないようにし、また香りの少ない品種を選ぶとよいでしょう。
3. 夏の暑さや霜で枯れてしまう
アリッサムは、夏の強い日差しや霜に当たってしまうと枯れてしまうことがあります。夏は半日陰になるよう遮光ネットで日陰をつくったり、鉢植えであれば移動させましょう。また、冬はマルチング材を敷いて、株元を保護して霜避けしておきます。
そのほか、多湿の環境が続くとカビ系の病気が発生しやすいので、風通しのよい場所で育てるようにしましょう。
アリッサムの繁殖を抑えながら育てる方法
柵を立てる
生育旺盛なアリッサムが横にどんどん広がっていかないように、柵やブロックなどを立てて区画わけをしましょう。根際に壁をつくることで、地下茎や根の拡散を防ぎ、アリッサムの生育をコントロールできます。
花が終わったら切り戻す
アリッサムの花が終わったら、種をつける前に切り戻しをしましょう。切り戻しをすることで、種をつける体力を残しておけるほか、風通しがよくなり病害虫の予防になります。
アリッサムの栽培を楽しもう!
アリッサムは、たくさんの花とその香りで私たちを楽しませてくれる魅力的な植物ですが、増えすぎや香りの感じ方に注意が必要です。柵で区画を分けたり、切り戻しをするなど適切な管理を行えば、その魅力を存分に楽しむことができます。また、鉢植えにすれば、これらの問題をあまり気にせず育てることができますよ。