アロエの種類図鑑|かっこいい希少種は?花が咲く品種もある?
2022/12/27
日本でもよく知られているアロエはユニークな見た目の種類が多く、おしゃれな印象がありますね。アロエは食用としても馴染み深いですが、意外とかっこいい見た目からインテリアとしても注目を集めています。種類ごとに雰囲気も変わるので、ぜひともお好みのアロエを育ててみたいですね。
今回はそんなおしゃれな雰囲気が感じられるアロエの種類について、メジャーな品種から希少種まで詳しくご紹介します。
アロエはどんな多肉植物?
アロエは南アフリカや地中海沿岸を中心に生息するユリ科アロエ属の多肉植物です。葉は多肉質なのでサボテンのような見た目が特徴。開花時期になると種類によって赤色や黄色い花を咲かせますよ。
多くのアロエは暑さに強い傾向がありますが、夏場は直射日光を避けて半日陰で育てましょう。アロエはスタイリッシュな見た目が多く、インテリアとしても人気があることから室内で育てられることも多いです。
アロエの大きさは種類によって違い、数十cmほどの低木から数十メートルの高木まであります。育て方が難しくない植物なので、初心者の方でも育てやすい多肉植物ですよ。
アロエにはどんな種類がある?
アロエの種類は世界中で約500品種以上あり、主に食用と観賞用にわけられます。
代表的な種類といえば、「アロエベラ」と「キダチアロエ」ですが、「アロエベラ」は食用で、「キダチアロエ」は観賞用と食用両方楽しむことができますよ。
そして奥深いのは観賞用のアロエ。メジャーではありませんがかっこいい樹形が楽しめる品種がたくさんあり、マニアもたくさんいます。
ここからは、アロエについて種類ごとに詳しく紹介します。アロエの特徴などは種類によって違うことが多いので、ぜひともお気に入りの種類を見つけてみてくださいね。
アロエの種類
キダチアロエ
キダチアロエは、名前の通り株が立ち上がり成長する種類のアロエです。日本で昔から親しまれているアロエの一種で、日本の環境にも順応して寒さに強い傾向があります。
キダチアロエの葉は多肉質で細長く、葉の縁にはトゲがあることが特徴です。12~3月頃にかけて鮮やかな赤い花を咲かせ、花の観賞も楽しめますよ。一般的なイメージのアロエを育ててみたいという方には、キダチアロエをおすすめします。
アロエ・ラモシシマ
ラモシシマは「ディコトマ」のような細長い葉が特徴の希少種のアロエで、別名「羅紋錦」とも呼ばれています。株は全体的にコンパクトで枝分かれしやすく、そのユニークな見た目からインテリアとしてもぴったりですよ。
ラモシシマは暑さや寒さはもちろん、乾燥にも強い丈夫な植物なので、初心者の方でも育てられます。上品な株姿が素敵ですが、春になると花が咲くので一年を通して観賞が楽しめそうですね。
アロエ・不夜城
不夜城は肉厚の葉がロゼット状に展開する美しい種類のアロエです。食用ではなく観賞用として楽しむことができ、5~6月頃にはオレンジ色の花を咲かせるので葉とのコントラストが楽しめます。
不夜城はキダチアロエほどではありませんが葉の縁に小さなトゲがあり、葉によってはトゲが少ないものもあるようです。また、株分けで簡単に増やせるので、不夜城を育ててみたい方はぜひ挑戦してみてくださいね。
アロエ・ハオルチオイデス
ハオルチオイデスは、グリーンの葉の周りに細く白いトゲが無数に生えているアロエです。「ハオルチオイデス」という名前は、同じ多肉植物のハオルチアに見た目が似ていることから名付けられました。
ハオルチオイデスの直径は約10cm以下で、アロエの中でも小型種です。開花時期にはオレンジ色またはピンク色の花が咲くので、葉はもちろん花の観賞も楽しめますよ。
アロエ・ディスコイングシー
ディスコイングシーは、濃いグリーンの葉に鋭いトゲが生えている希少種のアロエです。不夜城と同じようにロゼット状に成長し、スタイリッシュな雰囲気なので室内のインテリアとしても重宝されます。
ディスコイングシーは直径4~5cmほどの種類で、世界で一番小さなアロエと言われているようです。小型のアロエをお探しの方は、ディスコイングシーをおすすめします。
アロエ・千代姫
Photo by 多肉図鑑 PUKUBOOKさん@GreenSnap
千代姫は「ディスコイングシー」と「千代田錦」の交配種で、濃いグリーンの葉に白い斑入りのアロエです。肉厚の葉が特徴で、一年を通して日光に当てることで全体的にバランスのよい見た目に成長します。
千代姫は春になると花芽を伸ばして花が咲くので、花も楽しめますよ。千代姫はコンパクトな見た目なので、さりげないインテリアとしても活躍しそうですね。
アロエ・鬼ヒトデ
鬼ヒトデは葉が肉厚で太いことが特徴で、葉の縁にはトゲがたくさんついているアロエです。グリーンの葉に細かな白い斑が入り、おしゃれな印象がありますね。
鬼ヒトデは小型のアロエですが、葉が成長するにつれて徐々のヒトデのような見た目になります。ユニークな特徴を持つアロエなので、珍しいアロエをお探しの方には鬼ヒトデがおすすめです。
アロエ・プリカ ティリス
プリカティリスは細長い葉でトゲがない種類のアロエです。別名「乙姫の舞扇」とも呼ばれ、グリーンの葉は白い粉で覆われていて上品な雰囲気を醸し出しています。プリカティリスは大きくなると30cmほどまで成長し、夏〜秋にかけてオレンジ色の鮮やかな花を咲かせることもあるようです。
プリカティリスは暑さに強い傾向があり育てやすいため、インテリアとしても重宝されますよ。
アロエ・ディコトマ
ディコトマは、最大10mほどまで成長する大型のアロエです。肉厚で細長いグリーンの葉は、上に向かってぐんぐん成長します。幹は真っすぐ成長することもあれば、S字を描いたように曲がることもあり、曲線美も楽しめますね。
ディコトマは冬になると黄色い花を咲かせるので、花の観賞も楽しめます。存在感のあるアロエを育ててみたいという方には、ディコトマがぴったりです。
アロエベラ
アロエベラは世界的にも有名なアロエの種類で、一度は聞いたことがある方も多いと思います。食用のアロエなので、ヨーグルトなどと一緒に食べられることが多いですね。葉の内側のゼリー状の部分が食用され、葉は肉厚があり苦みが少ないことが特徴です。
アロエベラは寒さに弱いため、日本では関東より西の地域で育てられますよ。食用のアロエをお探しなら、ぜひともアロエベラを育ててみましょう。
アロエ・ペグレラエ
ペグレラエは南アフリカのみに生息する希少種のアロエです。ぷっくりとした葉に鋭いトゲがたくさんあり、ロゼット状に成長します。
ペグレラエはコンパクトな見た目でかわいらしく、普段はグリーンの葉ですが日当たり具合などによって葉の色が変わるようです。個性的で珍しい種類のアロエを育ててみたいという方には、ペグレラエをおすすめします。
アロエの種類はたくさん。お気にいりを見つけてみて
アロエには食用と観賞用の種類があり、スタイリッシュな見た目が多いのでインテリアとしても重宝されますね。アロエは種類ごとに雰囲気も大きく変わり、地植えはもちろん、鉢植えでも楽しめますよ。
GreenSnapSTOREでは、今回ご紹介したアロエ以外にも、メジャーな種類や希少種なども数多く取りそろえています。
初めて育てる方でも安心できる無料の育て方相談サービスもあるので、ぜひともお気に入りのアロエを見つけてみてくださいね。