【アカンサスの花言葉】由来や特徴は?いつの誕生花?
2024/1/9
地中海沿岸を原産とし、日本では明治〜大正時代にハアザミとして紹介されたアカンサスは、その力強い花姿から建築の歴史とも深い関わりがあります。
今回は、アカンサスの魅力に触れながら、花言葉についてご紹介します。
アカンサスの花言葉とは?
Photo by しろさん@GreenSnap
アカンサスの花言葉は「芸術」「技巧」です。これは、アカンサスがギリシャ建築やルネッサンス建築で装飾のモチーフとなったことに由来し、花言葉はその存在がどれほど芸術と共鳴しているかを物語っています。
アカンサスは、古代ギリシャ建築のコリント式柱頭の装飾モチーフに用いられています。これは、当時の建築家カリマコスが、アカンサスの力強い姿に感動したことがきっかけでデザインに登用したとされています。
実際に、アカンサスは切った根からも発芽するほど強い植物です。アカンサスの花は、単なる美の象徴ではなく、芸術との調和を感じさせるものなのです。
アカンサスはどんな花?
アカンサスは学名、キツネノマゴ科ハアザミ属に属する多年草です。原産地は地中海沿岸で、日本ではハアザミ(葉薊)と呼ばれて親しまれています。ダークグリーンの光沢ある大きな葉と穂状の花が特徴で、雄大な存在感が魅力です。
生命力が強く、暑さ寒さに強く、よほど寒い場所でなければ栽培可能です。太い根がしっかりと地面に根を張り、見応えのある花を咲かせます。
ローマ時代の建築で葉が彫刻のモチーフとなったことから、ギリシャの国花としても親しまれています。
アカンサスの種類
アカンサスには約50種類ほどの品種がありますが、代表的なものには「アカンサス・モリス」があります。他にもガクが緑色の「アカンサス・モリス・アルバ」やアザミのような深い切れ込みの入った葉が特徴で、花は小型の「アカンサス・スピノサス」など、それぞれ個性的な特徴を持った品種が広がっています。
アカンサスは何月何日の誕生花?
アカンサスは、5月10日、6月10日、6月20日、6月27日、7月11日、8月13日、10月13日の誕生花です。
アカンサスの花言葉を楽しもう!
アカンサスはなんといってもその力強い存在感が魅力です。初夏に花穂を伸ばすので、イングリッシュガーデンのダイナミックなアクセントにもおすすめの植物です。
建築の歴史と関わり深いことからアンティーク家具の中にも、アカンサスの葉が隠れていることがあるので、ぜひ探してみてくださいね。