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【ブラックベリーの育て方・基本情報】

2023/5/28

ブラックベリーの基本情報

科・属 バラ科イチゴ属
タイプ 立性、つる性、低木・落葉性
植える時期 11月〜3月上旬
栽培場所 日当たりと風通しのよい場所
水やり 地植えで根付いてからは必要ないが、鉢植えの場合は、土が乾いたらたっぷりと与える
肥料 2月、5月、9月
収穫時期 6月下旬~8月中旬

ブラックベリーとは

ブラックベリーの実

Photo by koichiさん@GreenSnap

ブラックベリーとは木苺属の一種で、樹高は1.5~5mほどになり、ラズベリーに似た実をつけます。4月下旬~6月頃に白やピンクの花を咲かせます。実はラズベリーに似ており、果実は酸味が少なくジャムなどの加工に最適です。

ほとんど無農薬で栽培できるのも特徴です。地植えはもちろん、鉢植えでも栽培できます。

ブラックベリーの育て方

ブラックベリーの育て方は、鉢植え、地植えどちらでも可能です。鉢植えの場合は、市販の果樹用もしくは野菜用の土をそのまま使うと便利です。自分で配合する場合は、赤玉土7~8:腐葉土2~3の割合で混ぜて使いましょう。土に対して神経質になることはありません。鉢の大きさは最低でも7号以上、植え付け2年目頃からは10号鉢以上で育てましょう。

ブラックベリーの栽培場所は、基本的に日当たりと風通しのよい場所に置いて育てます。

水やりは、鉢の表面の土が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えます。

ブラックベリーに肥料を与える時期ですが、元肥として2~3月に「マグァンプK大粒」などの有機質肥料か即効性化成肥料などを与え、6月、9月頃にも同じものを与えます。

ブラックベリーの実の収穫は、果実が赤、または黒くなり、手でさわってポロっと自然に落ちてくるぐらいになれば収穫の合図です。熟すと自然に落ちるようになるのがポイントです。

ブラックベリーの育て方についてよくある質問

ブラックベリーの実

Photo by マミテラスさん@GreenSnap

ブラックベリーは地植えで育てることもできる?

ブラックベリーは地植えで育てることも可能です。地植えの場合は、植え付けの際に穴を掘り、そこに自身で堆肥などを混ぜ込むという手間がかかりますが、根付いたあとの水やりは必要ないので楽です。

しかしブラックベリーは繁殖力が強いので、その分手入れが大変であったり、鳥などが寄ってくるなどのデメリットも挙げられています。ブラックベリーの繁殖力の強さはラズベリーと同じく、放っておくとお庭がブラックベリーで占領されてしまうということもあるようです。

植え付けスペースを決めておく、広がらないようにしたいという場合は、鉢植えがおすすめです。

ブラックベリーの剪定方法や時期は?

ブラックベリーは実の収穫が終わり、冬場なると剪定が必要になります。12月~2月の間にその年の夏頃までに伸びたつるの2分の1~3分の1程度を残して剪定します。

ブラックベリーの剪定方法には大きくわけて「ひこばえの整理」と「ひこばえの摘心」というふうに2つの作業にわかれますが、「整理」では、根元から生えてくる新しい枝がだんだん密集してくるので、根元から切って間引くことです。1株に対して15本程度になるようにしましょう。

一方「摘心」では、いま伸びている枝を切ることで脇芽を成長させ、脇芽から生長する養分をいきわたらせる意味でおこなわれるものです。摘心の時期は2月頃と8月頃におこないます。2月頃のひこばえは、まだ短く枝分かれしていないものは根元から40cmほど残して切ります。

8月に摘心するものは、実をならさずに6~8月頃に伸びた枝です。この枝は、翌年実がなる枝なので、小枝ごとに芽が3~5個程度残るよう枝先を切ります。そうすることで、翌年実のなる数が増えます。

ブラックベリーは挿し木で増やすことができる?

ブラックベリーは挿し木で増やすことができます。挿し木の時期は6月~7月頃で、新しく生えてきた枝の中で15cm以上伸びたものを切り取り、切りとった枝の切り口を水につけます。根が生えてきたらこれを土に植えると、新しい株として成長し始めます。

ブラックベリーの誘引方法は?

ブラックベリーはつる性なので、誘引する必要があります。誘引とは、枝をロープやワイヤーなどで固定しながら伸ばしたい方向に誘導していく作業です。誘引することで、枝全体の日当たりや見た目に影響します。

誘引の時期は、植え付け後、初夏の時期に新しい枝が出てきたら、随時誘引していきます。誘引する場合は、脇芽が伸びることを考慮し、地植えの場合は、1m以上の高さを保ち、横方向に誘引します。誘引する位置が低いとそこから枝が伸び、実がなるとその重さで地面についてしまい、実や枝全体が傷むことがあります。

なお、誘引は支柱やトレリス、オベリスクなどで這わせることもできます。

ブラックベリーを栽培してみよう!

ブラックベリーは剪定や誘引などその時期の手入れも必要となってきますが、さほどむずかしい作業ではないですし、作業に慣れないうちは少しぐらい失敗しても大丈夫です。

剪定がうまく行えるようになると、徐々に収穫量も増えてきますよ。